ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
オバマ前米政権の失策、過激派抑止とは逆の結果に
ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く(4)
米国はムスリム同胞団をどうみているのか。
米国のオバマ政権時代と今日では答えが違うと思う。トランプ政権は、ムスリム同胞団は中東地域にとって危険だということに気付いた。オバマ政権は、同胞団を支援すれば地域の安定、アラブ世界の安定を達成し得ると考えた。イスラム団や聖戦グループなどの過激派をストップさせ得ると考えたのだ。

警戒するアラブ諸国 トルコが同胞団の拠点、欧州に浸透も
ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く(3)
カタールに経済支援や軍事協力を申し出たトルコのエルドアン大統領は、ムスリム同胞団の国際組織の長との噂(うわさ)もあるが。

カタール断交、米政権交代が引き金に
ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く(1)
サウジアラビアとエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンのアラブ4カ国が、6月5日、カタールと断交して、まもなく3カ月が過ぎようとしている。断交の理由の一つが、過激派諸組織への支援を続けるイスラム主義組織「ムスリム同胞団」を擁護するカタールへの糾弾だった。アルアハラム・政治戦略研究所のモハメド・ファイエズ・ファラハト氏に「ムスリム同胞団」を軸に聞いた。(カイロ特派員・鈴木眞吉)
