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韓半島 rss

親北史観根強い韓国、軍の教育も対北より反日

 先月、北朝鮮による韓国進攻で始まった朝鮮戦争(1950~53年)などの展示物があるソウルの戦争記念館で韓国の安保危機を憂う集会があった。元国会議長や国防相経験者らが相次ぎ登壇、北朝鮮に非核化を強く迫らない文在寅政権を辛辣(しんらつ)に批判した。

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狡猾な金正恩式戦術、ICBM解体ショーも

 北朝鮮の非核化が行き詰まりを見せている。国際社会は今年一年、米国や韓国との首脳会談で約束された非核化進展に期待を抱いたが、逆に開発の手を緩めない実態が暴露された。北朝鮮の思惑や非核化を楽観視し続ける韓国・文在寅政権の北朝鮮観を探った。(ソウル・上田勇実)

 北朝鮮の非核化をめぐり米国と北朝鮮が最初のボタンを掛け間違えていたことが分かった。

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文氏、演説で北政策称賛

 北朝鮮で金日成主席が抗日パルチザン部隊にいた時の活動拠点で、金正日総書記が誕生したという中国との国境沿いにある白頭山(標高2774㍍)。その伝説は北朝鮮国内で今も語り継がれ「革命の聖地」となっているが、今回の南北首脳会談の最終日、韓国の文在寅大統領はその「聖地」に金正恩朝鮮労働党委員長と足を運んだ。

 山頂付近を散策中、同行した金委員長の夫人、李雪主氏がこんな話をした。

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サムスンにも投資圧力か

 今回の南北首脳会談では、サムスン電子の李在鎔副会長をはじめ随行した韓国の主要財閥トップや経済団体長ら17人が、外資誘致などに責任を持つ対外経済相を務め経済通として知られる北朝鮮の李竜男副首相と面談した。その場で一人ずつから自己紹介を兼ね簡単なあいさつがあった。

 「飛行機に乗って平壌に来た。鉄道公社社長としては電車に乗って来るべきところだが…」(韓国鉄道公社の呉泳食社長)

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韓国抑止力削ぐ軍事合意

 韓国の文在寅大統領が北朝鮮の平壌を訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長との3回目の首脳会談を行った。会談結果は文大統領支持者を中心に高く評価された一方、保守派からは安全保障面で危惧する声が上がるなど波紋も広がっている。何が問題視されているのか。(ソウル・上田勇実)

 「なんでこんなに喜んでいるのか不思議だ。日本の反応はどうか」

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在韓米軍撤退もカードに 島田洋一氏

福井県立大学教授 島田洋一氏(下)

日本にとって最大の懸念は、米朝が米本土に到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄だけで合意し、日本を攻撃できる中距離弾道ミサイルの脅威が残ることだ。

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どうなる米朝首脳会談、「リビア方式」めぐり攻防 島田洋一氏

福井県立大学教授 島田洋一氏(上)

 6月12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談の行方に全世界の注目が集まっている。福井県立大学教授で拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長の島田洋一氏に展望を聞いた。(聞き手=編集委員・早川俊行)  

米朝首脳会談をどう展望する。

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「日本配慮」に実利確保の思惑

 「よくぞ言ってくれた。その線でやっていこうと思う」  南北首脳会談を目前にした先月17日、青瓦台(大統領府)で文在寅大統領を中心に開かれた首脳会談諮問委員会で、ある委員が対日政策に関する提案をすると、同席していた政府高官は委員会終了後にこう話し掛けてきた。

 提案は概(おおむ)ね次のような趣旨だったという。

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体制維持へ米と「核取引」狙う

 北朝鮮が今回の南北首脳会談とその後の米朝首脳会談に臨む決断を下した背景には国連をはじめとする対北経済制裁で北朝鮮がダメージを受け始めたことがあるといわれる。実際、韓国政府は「北のダメージ」を確認していたようだ。  このままでは経済が破綻し、核を口実に米国の軍事攻撃を招きかねないという恐れを金正恩朝鮮労働党委員長が抱いたとしても不思議はない。

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検証 南北首脳会談 幕開けた文在寅版「太陽政策」

 先月27日、南北軍事境界線の板門店で行われた第3回南北首脳会談は「核のない朝鮮半島実現」「年内の終戦宣言」などで合意し、世界中をそのニュースが駆け巡ったが、北朝鮮の非核化意志や南北関係改善をめぐる青写真には多くの疑念も残った。会談に臨んだ両首脳の思惑、米朝首脳会談への見通しを探った。(ソウル・上田勇実)

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4月末を過ぎたら手遅れに、「断油」が北を止める最後の道

米戦略国際問題研究所上級アソシエイト ラリー・ニクシュ氏(下)

北朝鮮の核・ミサイル開発を止める方法はあるか。

 トランプ米政権がやらなければならないのは、石油の全面禁輸だ。石油の全面禁輸だけが、金正恩朝鮮労働党委員長を核・ミサイル開発で譲歩に追い込むほどエリート層と軍部に深刻な打撃を与える可能性のある制裁だからだ。

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北朝鮮が核搭載ICBM完成なら米で「融和論」広がる恐れ

米戦略国際問題研究所上級アソシエイト ラリー・ニクシュ氏(中)

米国が対北軍事攻撃に踏み切る可能性は。

 極めて低い。トランプ大統領が軍事攻撃の可能性を示唆するのは、中国を心配させて北朝鮮に圧力をかけさせる「心理戦」の一環だと私は解釈している。

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どう見る北の脅威、今年後半に国連制裁崩壊も ラリー・ニクシュ氏

米戦略国際問題研究所上級アソシエイト ラリー・ニクシュ氏(上)

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が妹の与正氏を平昌冬季五輪に派遣した狙いは。

 北朝鮮は韓国の世論と対北政策を和らげることを狙ったプロパガンダの劇場として五輪を利用している。正恩氏の妹はその戦略の要だ。南北間の「五輪の和解」を継続させるために、韓国は北朝鮮に譲歩すべきだという見方を韓国内で広げることを狙っている。

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無人機が「対北SDI」に

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏

北朝鮮の脅威にどう対処すべきか。

 北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるには、圧力と対話だけでは不十分だ。北朝鮮が発射したミサイルをすべて叩(たた)き落とす能力を実際に示すことが最も効果的である。

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米、中国との競争を最優先

米戦略予算評価センター所長 トーマス・マンケン氏

北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる米朝対立をどう見る。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、極めて明確な目標を持っている。それは権力の座にとどまることだ。彼は残忍な独裁者だが、権力を保持することに必死だ。北朝鮮の行動はそうしたレンズから見なければならない。

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核保有容認は危険な考え

米ヘリテージ財団上級研究員 ブルース・クリングナー氏(下)

あなたは6月にスウェーデンで行われた北朝鮮当局者との非公式会合に参加した。北朝鮮側は何を話したのか。

 北朝鮮のメッセージは非常に明快だった。米国や同盟国が核の放棄を迫っても決して非核化しないというものだ。北朝鮮側は「われわれを核保有国と認めて平和条約に向けた交渉の席に着くか、あるいは戦うかのどちらかだ」と語っていた。

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冷戦型の封じ込め政策を

米ヘリテージ財団上級研究員 ブルース・クリングナー氏(上)

北朝鮮の核・ミサイル開発はどの程度進んでいるとみるか。

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核凍結で米朝ディールも

元青瓦台外交安保首席秘書官 千英宇氏に聞く

北朝鮮による6回目の核実験はどのような意味を持つか。

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金正恩氏の素顔 過度な勝負欲、ソウル占領へ檄

 北朝鮮の異常とも映る核・ミサイルの暴走には最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長の「祖父の金日成主席、父の金正日総書記を上回る勝気で自信過剰な性格が多分に反映されている」(元韓国政府高官)。トランプ米大統領が国連演説で北朝鮮の「完全破壊」に言及すると、すかさず初めて直々に声明を出し「米国の老いぼれを火で罰する」と威嚇した。

 その性格を裏付けるエピソードがある。

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戦術核再配備 6割賛成、「標的化」警戒も

 北朝鮮の建国記念日だった今月9日。さらなる武力挑発の恐れがある中、ソウルでは保守系の最大野党・自由韓国党が12年ぶりに街頭集会を開いた。案内のポスターには「文政権の5千万核人質を阻止」などと記され、サングラスにベレー帽のいでたちで退役軍人らしき男性がここかしこに立っていた。

 「核には核で対抗しなければ、われわれが生き残る道はない」(洪準杓党代表)

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THAAD配備、反対派が資材搬入を“検問”

 北朝鮮による6回目の核実験や立て続けの弾道ミサイル発射に韓国が揺れている。戦術核再配備の必要性が叫ばれる一方、迎撃ミサイル追加搬入には過激な反対行動も見られる。完成段階を迎えつつある北の核開発に韓国はどう向き合おうとしているのか。現地から報告する。(星州=韓国慶尚北道・上田勇実)

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米政権は軍事攻撃に慎重

元海将・金沢工業大学虎ノ門大学院教授 伊藤俊幸氏(下)

北朝鮮問題の今後の展開をどう見る。

 北朝鮮が核を完全放棄したら対話に応じるというのが米国だ。これに対し、北朝鮮は核保有国として認めるなら対話するという立場だ。対話の道は残っているが、条件が合わない。だから、北朝鮮はミサイルを撃ち、米国は圧力をかけ、条件闘争が続いている。

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北朝鮮の「核ICBM」完成は当分先

元海将・金沢工業大学虎ノ門大学院教授 伊藤俊幸氏(上)

 北朝鮮の核・ミサイル開発の現状とトランプ米政権の今後の対応について、元海将で金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏に聞いた。(聞き手=編集委員・早川俊行)

北朝鮮の核兵器開発はどの段階まで進んでいるのか。

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