日韓国交正常化50年 識者に聞く
大事にしたい「双子の国」
日韓国交正常化50年 識者に聞く(7)
ソウル市立大学教授 鄭在貞氏(下)
――先日、朴政権になって初めて外相が訪日し、50周年記念行事には両国首脳がそれぞれの国で出席した。ただ、関係改善に対しては慎重な見方も多い。
関係改善の兆しは見えたと言える。ただ、一挙に改善に向かうには、例えば日本側が朴槿恵政権が要求する慰安婦問題で何かしら善処しなければ難しいことに変わりはない。

「日本捨て中国接近」は誤解
日韓国交正常化50年 識者に聞く(6)
ソウル市立大学教授 鄭在貞氏(上)
――ここ数年の日韓関係悪化の原因はどこにあると思うか。
歴史認識問題、独島(竹島の韓国名)をめぐる葛藤や対立などが爆発してしまった。本来これらの問題は日韓両国が管理してきたものなのに、管理の責任者たる首脳がむしろ先頭に立って争うので、国民レベルにまで影響を与え、悪化してしまっている。

ポピュリズム強まる政治
日韓国交正常化50年 識者に聞く(4)
元駐広島韓国総領事 許徳行氏(中)
――反日政策を意識的に導入した盧武鉉政権から今日まで韓国の歴代大統領はポピュリズム(大衆迎合主義)的だという指摘があるが。

交流テーブル作りから
日韓国交正常化50年 識者に聞く(1)
衛藤征士郎衆議院議員(上)
日韓国交正常化を実現した日韓基本条約が調印されて、きょうで50周年を迎える。この50年間の両国の目覚ましい発展とは裏腹に、両国関係はかつてなく冷え込み、一部では感情的対立も起きている。関係改善の糸口はあるのか、両国の有識者に聞いた。
