待ったなし地球温暖化対策
「レダの日本人」17年の挑戦
パラグアイでパクー魚養殖成功僻地再生と自然保護の希望に
日本人13人が1999年から開拓したパラグアイの極僻地(へきち)レダ。ブラジル、ボリビアをまたぐ世界遺産パンタナール大湿原の南端に位置するが、長い間、見捨てられた土地として住もうとする者もいなかった。そこで日本人が定住し、浄水槽や住宅などのインフラを造り、栄養価が高く人気もある魚パクーの養殖に成功した。

パラグアイ・レダ 魚の養殖で「持続可能な開発」目指す
パラグアイに、貴重な自然を守りながら、かつ過疎地が経済的な恩恵にあずかることもできる、「持続可能な開発」を目指している日本人たちが住む地区がある。アルト・パラグアイ県東端のパラグアイ川沿い、そのほぼ中間に位置する「レダ」だ。

森林伐採がゲリラ豪雨の原因に インドネシア・バリ島で植林
熱帯雨林の破壊は大気中の二酸化炭素(CO2)を増やすだけでなく水蒸気を減らすので、水循環を不規則にし、異常気象の原因となる。それに歯止めをかけるべく、インドネシアで定期的に植林を行っている「NPO法人アジア植林友好協会」(宮崎林司理事長)の活動に参加し、昨年12月4日から8日まで、同バリ島に行ってきた。(小林久人)

今世紀末、海面上昇が82センチ 各国とも異常気象対策に大苦心
もし自国の領土が海の中に沈み込んでなくなってしまったら!? そんな悪夢の日が、現実に迫っている――。
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2014年発表した第5次評価報告書によると、世界の平均海面水位は、20世紀に入ってから2010年までの間に19㌢上昇した。最も温暖化が進んだ場合、今世紀末までに平均海面水位は最大で82㌢上がるという。
