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“政熱経熱”の中韓 rss

米中板挟みの安保ジレンマ

“政熱経熱”の中韓(7)

 2010年に起きた韓国哨戒艦撃沈と延坪島砲撃は、中国が「犯人」である北朝鮮を糾弾してくれるに違いないという韓国側の期待が裏切られ、 韓国が対中政策を見直す契機になった。北朝鮮製の魚雷という確たる証拠を前にしても、中国は「北の仕業」という国際調査団の結論に最後まで慎重な姿勢を見せ、南北双方に冷静な対応を求めるという韓国としては極めて物足りないものだった。

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「日米韓にくさび」は陣営論理

“政熱経熱”の中韓(6)

李揆亨元駐中・韓国大使に聞く

 近年の韓国の中国傾斜について李揆亨(イ・ギュヒョン)元駐中国韓国大使(63)に聞いた。李元大使は日米韓3カ国の連携より中国の立場を重視、その親中ぶりには驚きを禁じ得なかった。(聞き手=編集委員・上田勇実)

 ――中韓関係に対する日本の関心が高い。なぜ韓国は中国との関係強化に偏るのか。

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「文化侵略」孔子学院が普及

“政熱経熱”の中韓(5)

 「無条件に中国を好きにならなければなりません」

 ソウルで富裕層が多く住む高級繁華街、江南の一角にある「ソウル孔子アカデミー」の学院長は、インターネットサイトに掲載したあいさつ文の中でこう呼び掛けている。

 孔子アカデミーは一般的に孔子学院と呼ばれ、中国政府が海外の教育機関と提携して中国語や中国文化を広めるため開設した非営利団体で、一部予算を中国政府が負担する。

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共産党一党独裁に「無頓着」

“政熱経熱”の中韓(4)

 中国が誇る世界的保養地マカオに隣接する広東省珠海市で今年7月、韓国と中国の官民合同による初めての討議の場「第1回韓中1.5トラック対話」が開かれた。出席者は双方から10人ずつ。2泊3日のスケジュールで、2日目に集中討議の時間が設けられた。

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中国が韓国誘う「歴史共闘」

“政熱経熱”の中韓(3)

 この夏、韓国で大ヒットした映画「暗殺」は、韓半島が日本の植民地統治下にあった1933年、上海と京城(ソウル)を舞台に「親日派」暗殺計画のため集まった独立軍と臨時政府の要員らの物語をアクション風に描いた作品だ。

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AIIB参加に期待と不安

“政熱経熱”の中韓(2)

 1997年の韓国大統領選で保守系野党の自由民主連合(自民連)は、金大中総裁率いる新政治国民会議(国民会議)との野党候補一本化を果たした。金大中氏当選後、連立政権を組むことになった同党は、中国政府の招請を受け幹部議員らが訪中することになった。  時はアジア通貨危機の真っただ中。金鍾泌自民連総裁は訪中団に次のように頼んだ。

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もはや「エビ」ではない

“政熱経熱”の中韓(1)

 韓国の中国傾斜が際立っている。先の中国・北京で行われた抗日戦勝70周年記念式典に出席した朴槿恵大統領は軍事パレードまで観覧し、日米はじめ西側諸国を驚かせた。韓国はなぜ中国に急接近しているのか。その本音と実態に迫った。(編集委員・上田勇実)

 朴大統領は先月、上級公務員の研修会で韓国外交のあり方についてこう述べた。

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