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アジア rss

過度の対中貿易依存脱却へ

中台関係の行方(下)

淡江大学国際事務戦略研究所 翁明賢所長に聞く

1月の総統選、立法委員選挙で際立ったのが民進党と選挙協力した若者世代を代弁する少数政党の「時代力量」(黄国昌主席)の躍進だ。李登輝元総統が精神的指導をしてきた台湾団結連盟(台連)の議席がなくなる中で5議席を獲得している。時代力量の動向をどう見るか。

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海自、対潜能力で中国圧倒

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(4)

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く

仮定の話だが、日中両国が戦えば勝敗はどうなるだろうか。

 海軍同士の戦いならば日本が勝つ。中国は徹底的に負ける。

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「現状維持」投げ掛けた蔡英文総統

中台関係の行方(上)

淡江大学国際事務戦略研究所 翁明賢所長に聞く

 台湾では5月20日、民進党の蔡英文総統が就任した。国民党の馬英九前政権時代に推進した対中傾斜に歯止めをかけ、中台関係の現状維持を求めることで台湾政局がどう変化していくのか。新政権に求められる課題は何かを中台関係に詳しい台湾の私立大学の名門、淡江大学の翁明賢国際事務戦略研究所長に聞いた。 (聞き手・深川耕治、写真も)

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無意味な米海軍の「航行の自由作戦」

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(3)

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く

中国が岩礁に人工島を造成し、その周辺海域の領有権を主張していることは国際海洋法違反だ。しかし、それでも、一定期間実効支配すれば領有権が認められるという海洋法を逆手に取ったものだ。

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中国、米軍排除で聖域化狙う

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(2)

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く

中国は、冷戦の教訓から核抑止力を持つことに血眼になっている。

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中国は信頼できる「核」確保に躍起

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(1)

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く

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閣僚は女性1割、失望感も

蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題(4)

 台湾で民主的な総統選挙を開始した1996年に李登輝総統が誕生してから20年を経過し、陳水扁政権、馬英九政権を経て4人目に初の女性総統として蔡英文氏が就任した。  女性の地位向上という面では、台湾はここ20年で大きく改善している。特に最初に国民党から民進党へ政権交代が実現した陳水扁政権(2000~08年)では、女性初の副総統として呂秀蓮氏が8年間、任期を全うした。女性政治家の割合も大きく増加した。

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台湾経済浮揚、日本との連携が必要に

蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題(3)

 蔡英文政権が直面する最大の課題は馬英九前政権が失敗した経済政策の立て直しにある。

 台湾では対中融和政策に舵を切った馬英九政権樹立後、実質経済成長率年平均6%以上、失業率3%以下、2016年の平均所得を3万米㌦にする「633」政策を打ち出した。

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村上春樹現象に見る日本と台湾の絆

蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題(2)

 2014年以来、各国語に翻訳されている日本の人気作家、村上春樹氏の造語「小確幸(しょうかっこう=小さいながら確かな幸福)」が台湾で大流行し、村上春樹ブームが続いている。

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民進党の国民党化を監視 林昶佐氏

台湾の新政党「時代力量」 林昶佐立法委員に聞く

 蔡英文総統が20日就任するのを前に政権与党となる民進党と友党関係にある時代力量(立法委員5人)所属の林昶佐立法委員(国会議員)に新政権にかける期待と課題を聞いた。 (聞き手=深川耕治、写真も)

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蔡英文時代の台湾、「天然独」という若者のうねり

蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題(1)

 台湾では20日、8年ぶりに民進党の蔡英文政権が発足する。野党時代に地方選挙で地殻変動を起こし、立法院(113議席)でも過半数を占める安定政権となった。陳水扁政権時代(民進党)の少数与党による“ねじれ現象”は解消し、国民党の馬英九政権の進めてきた対中傾斜に歯止めをかけ、国民党は凋落(ちょうらく)した。民選総統4人目で初の女性総統誕生となる蔡英文氏は中国依存脱却による台湾優先路線を担う。新政権の課題と展望を探った。(台北・深川耕治、写真も)

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エピローグ、課題は国家エゴの克服

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(11)

 東南アジアを旅すると元気が出る。町中が建築現場のような活力や、子供が多く笑顔が絶えない路地裏があるのも一因だが、それだけではない。一番の理由は血縁や地域の絆を中心として共同体が機能しているからだろうと思う。親族にしろ隣近所にしろ、相互に助け合って生きている。

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タイ、脱却なるか「中進国の罠」

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(10)

 “タイの軍政”が結構、長引いている。クーデターは2014年5月のことだった。新憲法が制定され、総選挙が行われるのは早くて来年夏以降となる。プラユット暫定政権が軍を後ろ盾に強権統治を敷いているのは、王室の後継問題が絡んでいるもようだ。  タイがASEANの優等生として、ここまで経済力を伸ばしてきた一つの理由は、政治的安定度の高さがあったからだ。それが2001年のタクシン政権誕生以後、国を二分するような亀裂が入ったまま、安定度は著しく損なわれている。

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カンボジア、三輪タクシーの嘆き節

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(9)

 ベトナム最大の商都ホーチミンから午前9時、国際バスは隣国カンボジアに向かって出発した。料金は12㌦だ。  国境のイミグレで1時間半ほど時間は取られたが、6時間ほどでプノンペンに到着する。この早さを実現したのは昨年4月、カンボジア南東部のメコン川に架かる橋が日本の支援で完成したからだ。鳥が翼を広げるような格好から、日本語で「つばさ橋」と命名された。これで、プノンペン経由でホーチミンからバンコクの約900㌔が、「南部回廊」としてつながった。

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ベトナム、ニャチャンビーチの悲哀

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(8)

 国境のラオバオで宿を取った。ベトナムのホテルはどんな安宿でも、タイやラオス、それにマレーシアのように前金ではない。だがチェックイン時にパスポートをフロントに預けないといけない。これだとホテル側は宿賃を取り損ねることはないし、備品の毀損(きそん)があった場合でも賠償請求のバーゲニングパワーを発揮できる。

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ベトナム、テトで黄金色の大地に

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(7)

 ベトナム国境まで走るサバナケット発のバスは午前8時半、出発した。まともなバスがあること自体、20年前を知る記者としては感無量だ。当時は首都ビエンチャンでさえバスターミナルはなかった。そもそもバスそのものが無く、移動手段はトラックの荷台に椅子を置いただけのトラック改造バスだったのだ。しかも、雨季には泥土と化した赤土の道路にタイヤを取られ、乗客はこぞってトラックを押さなくてはならなかった。

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ラオス、中越の狭間で揺れる政治

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(6)

 大型ショッピングモール「ビエンチャン・センター」の前を、消防自動車がサイレンを鳴らしながら走り去っていく。赤い車体には誰の目にもつくように「中国雲南省寄贈」と書かれている。中国に「陰徳」という文字はないらしく、こうした演出ぶりばかりが目立つ。

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ラオス、首都のゴールドラッシュ

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(5)

 ビエンチャンの土を初めて踏んだのは、メコン川に橋も架かっていなかった四半世紀前のことだ。赤味噌(みそ)色のメコン川は、タイのノンカイから小船で渡った。国立銀行の前には牛が寝そべっていたし、鶏は放し飼いだ。

 一国の首都らしからぬ田舎くささに心引かれた。学生時代、県庁の隣が田んぼだった山口市を旅した際の驚きに似ていた。

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ラオス、中国の南下鉄路完結へ

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(4)

 ラオスの首都ビエンチャンを訪問するのは3年ぶりだ。人口70万人の小都市ながら、時代の大波に洗われている。  まず目に付くのはATMだ。携帯の普及で公衆電話が消え、その代わりといっていいほど、ATMが所狭しと居並ぶ。多いところは1メートル間隔で、屋台のようにずらりと並ぶところもある。物流よりもこうした金融事情の変化が激しい。

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ミャンマー、旅は時にオチがつく

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(3)

 マンダレーから仏教遺跡として名高いバガンを目指そうとバスを探した。こうした時は、バスターミナルが近くにありそうでも、むやみやたらに歩いて探してはいけない。結構、とんでもないところからバスが出たりするからだ。言葉ができるドライバーをまず見つけ、タクシーで行くに限る。タクシードライバーは通訳であり、貴重なガイドでもある。

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ミャンマー、軍が兵舎に帰る日

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(2)

 ミャンマーの首都ネピドーの僧侶ナンディース氏(30)に、ヤンゴンからネピドー遷都の理由を尋ねた。

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ミャンマー、最後のフロンティア

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(1)

 東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国を統合するASEAN共同体が昨年末、発足した。総人口約6億2000万人、域内の国内総生産(GDP)2兆5700億㌦(約310兆円)に及ぶ地域が、一つの経済圏としてだけでなく、政治や安全保障面でも束ねていくことを主眼としている。同地域を縦横に網羅するアジアハイウエーを走りながら、変化の風を追った。(池永達夫、写真も)

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「力の空白」を突く中国、日米機軸に地域連携が緊要

緊張 南シナ海(5)

 安倍晋三首相は19日、ともにアジア太平洋経済協力会議(APEC)参加のためフィリピン訪問中のオバマ米大統領と会談し、「盤石な日米同盟をアジア太平洋、国際社会の平和、安定、繁栄のために一層活用していきたい」と伝え、中国が南シナ海で進める人工島造成への反対で日米が連携することを確認した。

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