内モンゴルで進む文化殺戮
遊牧文化消滅と砂漠化の危機
内モンゴルで進む文化殺戮(下)
中国・内モンゴル自治区で窮地に陥っているのは、言語だけではない。モンゴル民族が古来営んできた遊牧文化も、消滅の危機にさらされている。南モンゴルクリルタイ幹部によると、当局は遊牧民に対し、草原保護の名目で放牧禁止や事実上の強制移住の政策を取り、彼らを追い出した土地で畑作や炭鉱を営むという挙に出ているという。

中国当局 モンゴル語教育廃止へ
内モンゴルで進む文化殺戮(上)
「モンゴル語での教育を廃止し、代わりに中国語での教育を実施する」――。400万人以上のモンゴル民族が暮らす内モンゴル自治区で中国当局の出した通達の衝撃が、SNSなどを通じて世界各地のモンゴル人に広まっている。
