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人口減少社会を超えて 第1部・先駆けの地方移住 rss

”郷土愛”で逆境乗り越え(福島県 二本松市東和地区)

 都会から移住者を呼び込もうと、多くの自治体が取り組みを強化している。移住情報や各種支援制度など移住希望者のサポートに取り組んでおり、農業研修で給付金を支給する所もある。しかし移住歴12年の関元弘さんは支援については概してクールな見方だ。

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発泡酒、ワインも製造(福島県 二本松市東和地区)

 2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災が発生、関元弘さんが福島・東和地区に移住して5年目のことだった。

 関さんを含め、20人ほどが集まり設立された有機農産物を栽培・販売する農家の集い「オーガニックふくしま安達」は被災地などに向け、懸命に販路を拡大した。だが福島第一原子力発電所事故により、「福島の農産物は危ない」という風評被害は瞬く間に広がり、結局、3年でその出荷先をなくしてしまった。

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環境に優しい農業めざす

 「移住」の典型は、都会から田舎への転出そして就農というパターンだが、関元弘(もとひろ)さん(47)はそんな移住者の一人。平成18年、東京・北区赤羽から福島県二本松市の中山間地、東和地区に移り住み、今日まで農業と醸造を生業としてきた。

 「以前から、漠然と、いつか農業を手掛けたいとは思っていたが、移住することまでは考えていなかった」と述懐する関さん。

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若夫婦が作る名産スイカ(北海道・北竜町)

 「今年の北海道は6月が寒く、天候不順でどうなるかと思いましたが、7月に入り晴天が続いているので美味(おい)しいひまわりスイカができています」

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子育て環境を求め(島根県・海士町)

 海士町15歳未満の子供人口は2010年まで減少傾向にあったが、11年からは横ばい状態が続いている。その要因を町では移住者の増加や一連の少子化支援策の成果とみている。

 健康福祉課の沼田洋一課長によると、子供を1人か2人連れて島に移住する夫婦は「子育て環境を求めてきた人たち。緑や海に囲まれて、いろんな体験を家族ででき、こっちで暮らすようになって、また1人か2人生むということもある」と語る。

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IT企業から漁師に (島根県・海士町)

 海士町にある建設会社、飯古建設では海洋事業部門で定置網漁業を行っている。社員の漁師ほとんどが島外からの移住者だ。仕事現場を見ようと漁港に足を運んだ。

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人口減少社会を超えて、“よそ者”が活性化の原動力に

 人口減少が止まらない。2015年から減少が始まった日本の総人口は、60年には8700万人弱になると予想され、このままでは国力減退は避けられない。人口減少にどうすれば歯止めをかけ日本の活力を維持することができるか。第1部は出生率の低下の原因ともなっている東京一極集中の克服が叫ばれる中で、先駆けて地方に「移住」した人たちを取り上げる。 (人口減少問題取材班)

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