「ハイブリッド戦争」の脅威
サイバーで産業狙う中国、南シナ海判決ではフィリピンを攻撃
日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く
中国は南シナ海、東シナ海で力による現状変更を行い、サイバー戦もしている。ハイブリッド戦争とみることはできるか。
中国は米国からも我が国からも防衛や軍事だけでなく経済も貿易も機密をどんどん抜いている。係争国のフィリピン、ベトナムなどにもサイバー攻撃を行っている。しかし、専門家たちはハイブリッド戦争とは捉えていない。

電力止めたサイバー攻撃、集団防衛もNATOは一枚岩になれず
日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く
北大西洋条約機構(NATO)加盟国にサイバー攻撃が頻発している。
サイバーは、ハイブリッド戦争のいわゆる軍事行動でもコンフリクトを起こす導入として利用される。最近のドイツ連邦議会、フランスのテレビ局、ウクライナの発電所への攻撃をドイツ連邦憲法擁護庁はロシア側によるものと断言した。ウクライナ侵攻以来、バルト3国、東欧への攻撃が目立つ。

NATO首脳会議の焦点、 狙われるバルト3国の一角
日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く
ロシアの仕掛ける「ハイブリッド戦争」、中でもサイバー攻撃への対策が北大西洋条約機構(NATO)の懸案となっている。7月の首脳会議後、9月中旬に行われるNATOの会議でハイブリッド戦争についてプレゼンテーションする日本安全保障・危機管理学会主任研究員の新田容子氏に聞いた。 (聞き手=窪田伸雄)
ハイブリッド戦争とは何か。
