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米中新冷戦 第3部 識者インタビュー rss

中国に「宣戦布告」した米

拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷司氏

米中新冷戦は、どの程度続くことになるのか。

 短期で終わると思う。昨年10月4日のペンス米副大統領の演説は「現在版ハル・ノート」だった。米国とすれば、世界の覇権は中国に渡さないという「対中宣戦布告」の意思表示だった。

最終目標は政権崩壊か。

 そう思う。実弾は伴わないが、経済の水を抜く。もともと経済は悪いが、さらにダメージを与えて今の政権を潰(つぶ)そうとしている。

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科学強国・中国は人類の悪夢

評論家 黄文雄氏

米中関係は、これから新冷戦時代を迎えることになるのか。

 冷戦という言葉は、的確ではない。米中は互角のパワーを所持しているわけではないからだ。米国の力は圧倒的だ。

ということは、米中の確執は早い段階で決着がつくのか。

 そうだ。私は今年中にも決着がつくと思っている。

中国の弱点は何か。

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重要性増すインドの役割

米ハドソン研究所研究員 長尾賢氏

米中対立の中でインドの役割をどう見る。

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サイバー諜報に米が激怒

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田容子氏

中国に対する制裁関税など、知的財産をめぐり米国側の被害感情がかなり強いが。

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習氏自ら潰した「中国幻想」

評論家 石平氏(下)

米国から「城下の盟」を強いられた習近平中国国家主席の政治的求心力が揺らぐ懸念はないのか。

 米国はどちらでもいい。習氏が潰(つぶ)れたら、別の話の分かる指導者でもいい。習氏の首を取るためにやっているわけではない。ただ、既に習氏の急所を握っているから、トランプ大統領とすれば習氏の方が都合がいいかもしれない。

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貿易戦争で追い込まれる習氏

評論家 石平氏(上)

米国にこれまでの対中関与政策を放棄させた背景は何か。

 習近平国家主席の独裁化だ。胡錦濤政権時代は、ある程度、国内の批判も容認した。しかし、習近平政権では毛沢東時代のような独裁政権に戻した。しかも個人独裁で先祖返りの格好だ。

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勝負決めるのは「思想戦」

米世界政治研究所所長 ジョン・レンチャウスキー氏

これまでの米国の対中政策をどう見る。

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中国資金に依存させ影響力

米ハドソン研究所上級研究員 ジョナス・パレロ・プレスナー氏

中国は他国で影響力を拡大する工作活動に力を入れているが、その特徴は。

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人類の進歩妨げる知財窃盗

米ヘリテージ財団特別客員研究員 スティーブン・ムーア氏

トランプ米大統領の中国貿易問題への対応をどう見る。

 米国は長年、中国を途上国として扱い、米国の市場を開放して、経済・政治の自由化に向かわせようとしてきた。中国が経済大国となった今も、極めて不公平な貿易慣行を続けるのを許すわけにはいかない。

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驚くべき海軍増強ペース

米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(下)

中国は米国に代わる世界の超大国の座を目指しているのか。

 少なくとも中国は米国をアジアから排除しようとしていることは確かだ。習近平国家主席が掲げる「中国の夢」は、正当な歴史的地位を取り戻し、アジアの中心になることを目指すものだ。これは、中国が東アジアで支配的なパワーとなることを意味し、すなわち米国の影響力縮小を意味する。

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貿易戦争は戦略的ツール

米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(上)

米国の対中政策は、トランプ政権下でどう変化したか。

 対中政策の基本的な前提が劇的に変わった。ニクソン政権以来、対中政策の土台になってきたのは、中国に関与すれば、中国の行動を変えられる、さらには政治の自由化など内部変革をもたらせられるという前提だった。だが、トランプ政権は全く異なる前提を持ち込んだ。関与政策は失敗したという前提だ。

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共産党の本質見誤った米

元ロサンゼルス・タイムズ紙北京支局長 ジェームズ・マン氏

 「新冷戦」の様相を呈する米中対立をどう見るか。識者に聞いた。  (聞き手=編集委員・早川俊行)

2007年の著書『ザ・チャイナ・ファンタジー』で、米国は中国が経済発展すれば、政治も自由化していくという「幻想」にとらわれていると指摘したが、米国はようやく幻想から覚めたのか。

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