ワシントン・タイムズ・ジャパン
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オピニオン rss

ユダヤの生き残り戦略とコロンブス

獨協大学教授 佐藤 唯行

 1492年に起きた三つの世界史的事件をご存じだろうか。第一はスペインにおける国土回復運動(レコンキスタ)の完了、第二はスペインからのユダヤ人追放令、第三はコロンブスによる1回目の航海である。第一と第三は高校世界史の教科書にも登場する。何よりも重要なのは、三つがいずれも相互に密接な因果関係で結ばれている点だ。三つを時系列で辿(たど)ってみよう。

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急がれる浮体式洋上風力発電

東京大学名誉教授 木下 健氏に聞く

 安全で環境にも優しいクリーン・エネルギーを安定的にどう確保するかは21世紀の大きな課題である。海洋工学が専門で長年にわたり、海洋再生エネルギー資源の研究開発に携わってきた木下健・東京大学名誉教授に、日本における再生エネルギーの現状と課題について聞いた。(聞き手=青島孝志)

専門の浮体式洋上風力発電の魅力、長所から伺いたい。

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アフガンの失態とミッドウェイ作戦

東洋大学名誉教授 西川 佳秀

 去る8月、日本政府はガニ政権が崩壊したアフガニスタンの在留邦人らを国外に退避させるため自衛隊機を派遣したが、運び出せたのは邦人1人と米軍から依頼された現地人14人だけだった。

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衆院選公示 自公か「立共」か政策選択を

 衆院選が4年ぶりに公示され、31日の投開票に向けて選挙戦がスタートした。選挙区、比例代表合わせて465議席を争う。自民、公明連立政権の継続か、共産との政権協力に史上初めて踏み込んだ立憲民主中心の野党か。有権者は令和の日本をどちらに委ねるのか、熟慮して選択すべきである。

共産の統一戦線戦術

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衆院選への視点  国内外の「信」得られるか

政治部長 武田 滋樹

 第49回衆院選が公示され、31日の投開票日に向けて12日間の選挙戦に突入した。首相指名の議決で衆院が参院に優越するため、衆院選は事実上の政権選択の選挙だ。現在の自民・公明の連立政権を存続させるか、野党第1党の立憲民主を中心とした(連立)政権への道が開かれるのかが焦点だ。

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自公 野党共闘を追及、立民 懸念払拭に躍起

 各党党首は衆院選の公示を翌日に控えた18日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。岸田文雄首相(自民党総裁)と立憲民主党の枝野幸男代表は選挙戦の争点となる分配策をめぐり火花を散らした。首相は、基本政策で立場が異なる立民と共産党の共闘に疑問を呈した。

 ◇消費減税「考えない」

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保守系候補に必要な資質

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎

 衆議院選挙が31日に投開票される。沖縄では保守中道を訴えるグループの動きが盛んだ。再三、地元メディアに報道されており、最後まで動向が注目される。このグループは沖縄の保守合同を装いながら、それが私情怨念、私利私欲によるものであれば、その運動は納得できるものではない。

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ミサイル技術高める北朝鮮

 最近、北朝鮮はミサイルを連射する異例の挑発を繰り返している。  9月だけで4回ミサイルを発射し、今年に入って7回に上る。

 特に9月28日、日本海に発射したミサイルは新型の極超音速ミサイル「火星8型」である。極超音速ミサイルは核弾頭まで搭載可能な高精度のミサイルであり、既存の防衛システムでは迎撃が難しいため、地域の安保環境を変えるゲームチェンジャーとなる可能性が高い。

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政権交替とアベノミクス

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫

 自民党総裁選で勝利した岸田文雄氏が新しい首相に就任した。これでアベノミクスは、国の基本的経済戦略として継続することはなくなろう。

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高まるランサムウエアの脅威

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子

 ハッカーが機密情報ファイルを盗み出し、暗号化し、攻撃したデータを復元する代わりに身代金を要求する、ランサムウエア攻撃が世界規模で急増している。最近では、ハッカーが相手のデータを流出させ、それを脅迫手段とし、二重に恐喝を行う事例も増えている。暗号化は復元が可能であるため、被害者側が譲歩、つまり身代金を払う特別な動機付けになる。

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岸田首相、実績づくり急ぐ 枝野氏は政権交代訴え

 衆院解散から一夜明けた15日、与野党党首らは4年ぶりの政権選択選挙に向けて活動を本格化させた。岸田文雄首相(自民党総裁)は、最大の争点である新型コロナウイルス対策と経済政策で実績づくりを急いだ。立憲民主党の枝野幸男代表は街頭で政権交代を訴えた。衆院選は19日に公示、31日に投開票される。

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少子化対策、抜本的に 野田聖子少子化担当相

 野田聖子少子化担当相は15日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、これまでの少子化対策について「母親と子供にだけ焦点を当ててきて、効果的な結果を出せなかった」と指摘。抜本的な少子化対策に意欲を示した。主なやりとりは次の通り。

少子化の現状認識と、現行の子供・子育て政策の問題点は。

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技術保全強化を重視 小林鷹之経済安保担当相

 小林鷹之経済安全保障担当相は14日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、重要技術の保全・育成やサプライチェーン(供給網)の強靭化に早急に取り組む考えを示した。主なやり取りは次の通り。

わが国が抱える経済安保上の最大の課題は。

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工芸品販売や後継者の育成支援

NPO法人「伝統工芸つくも神」代表理事 橋村 舞さんに聞く

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加盟50年の中国が物語る国連の幻想

平成国際大学教授 浅野 和生

 1945年10月24日、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連と中華民国を安全保障理事会の常任理事国として、原加盟国51カ国をもって国際連合が発足した。これ以後、最初の25年間の「中国」は蒋介石の中華民国であったが、71年10月25日を境に、毛沢東の中華人民共和国がとって代わった。以来今日までにちょうど50年が経過した。

結成目的に適わぬ国情

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中国へ、世界へ 監視犬 さらに吠え続けて!

 今年のノーベル平和賞は、「民主主義と報道の自由が一段と困難に直面している世界で、理想のため立ち上がっている」フィリピンのマリア・レッサ、ロシアのドミトリー・ムラトフ両氏に決まった。心からエールを送りたい。

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岸田文雄内閣発足に寄せて

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 菅義偉(前内閣総理大臣)の後を継いだのは、岸田文雄(元外務大臣)であった。岸田内閣発足に当たり、岸田の自民党執行部・閣僚人事に関する所見を次のように記す。

 まず、自民党執行部に関していえば、次に挙げる三つの点が指摘できよう。

「強靭性」の甘利幹事長

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アフガン撤収で変わる中東

米コラムニスト デービッド・イグナチウス

 アフガニスタンからの米軍撤収によって、中東で微妙な変化が起きている。各国は地域内での新たな協力関係を模索するとともに、超大国、米国が輝きを失った世界に適応しようとしている。

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温暖化懐疑論者はノーベル賞級のモデルを示し反論を

温暖化対策の難しさが議論を曲げる

 米プリンストン大の真鍋淑郎氏ら3人がノーベル物理学賞を受賞します。地球温暖化を科学的に予測する研究が世界で評価されました。2、3度の気温上昇でも、気候の大変動がもたらされる。

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ノーベル平和賞 強権から報道の自由守れ

今年のノーベル平和賞は、フィリピンのジャーナリストのマリア・レッサ氏とロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」編集長のドミトリー・ムラトフ氏の受賞が決まった。強権的な政権と闘ってきた両氏が評価された背景には、世界的に独裁政治、強権政治によって報道の自由が脅かされていることへの危機感がある。

比と露の記者の受賞決定

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時事ネタや伝承で方言劇

三種町方言劇同好会会長 近藤 正紀氏に聞く

 秋田県北西部の三種町(みたねちょう)で各種イベントの幕間(まくあい)に方言劇を披露しているのが三種町方言劇同好会会長の近藤正紀氏だ。時事ネタや地域に伝わる貴重な伝承を方言で語り、住民をなごませる。持ちネタは50ほどあるが、すでに若い人には方言が通じなくなってきており、「俺たちの世代で方言は消える」と感じている。(聞き手=伊藤志郎)

方言劇のきっけは?

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ノーベル物理学賞 日本の国際競争力を高めよ

 2021年ノーベル物理学賞を、コンピューターを使った地球温暖化などの予測手法を確立した米プリンストン大の真鍋淑郎上席研究員らが受賞することが決定した。日本人のノーベル賞は19年に吉野彰さんが化学賞を受賞して以来で計28人目(米国籍取得者を含む)。物理学賞は6年ぶり、12人目となる。日本人の科学技術力を世界に示す快挙であり大いに祝福したい。

米国研究機関で成果

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核・ミサイル開発に邁進する北朝鮮

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄

 9月は農作物の生育にとって重要な季節である。北朝鮮は昨年のこの時期に相次ぐ台風被害に見舞われ、深刻な食糧不足の事態を招いたが、今年はその台風被害の憂慮もなく、代わりにミサイル連射に邁進(まいしん)した。

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