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教育 rss

OISTの研究でサンゴ白化現象の歯止めに光明

 3色の種類があることで知られるサンゴ「ウスエダミドリイシ」は、色によって高温への耐性が違うことが、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究で明らかになった。さらに、持続可能なサンゴの細胞株を樹立させることに成功した。こうした研究によってサンゴの白化に歯止めをかけることができると関係者は期待している。(沖縄支局・豊田 剛)

 環境省はこのほど、沖縄県石垣島と西表島の間に広がる国内最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」について調査結果を発表した。その中で「白化が急加速した2017年に比べて2%しか伸びておらず、回復にはほど遠い状況だ」と指摘する。その一方で「大規模な白化現象は悪化傾向から脱し、回復傾向にある。全体としては厳しい状況が続いている」としている。

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PCばかり見る医師、検査で増える薬の処方

 15年ほど前から高血圧の薬を飲んでいる。何となく心臓が苦しくなって、診察を受けたクリニックで薬2種類を処方されたのだ。しばらくすると、血圧は正常値になったので、薬を1種類減らしてもらった。もう1種類は、飲まないと心臓の鼓動が早くなる感覚があったので飲み続けた。

 1年ほど前に受けた検査でコレステロールと何かの数値が高いと言われ、薬が新たに2種類増えた。その効果があってか、コレステロール関係の数値は正常値になったが、薬は飲み続けている。

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宮城県気仙沼市が「アクション宣言」を策定

 近年、海洋プラスチックごみの増加が世界的な問題となっている中、宮城県気仙沼市はその削減の取り組みを本格化させている自治体の一つだ。令和元年9月に「海洋プラスチックごみ対策アクション宣言」を策定。東京海洋大学やWWF(世界自然保護基金)ジャパンなど各団体と連携し、漁業者、小中高の学校の教職員、児童生徒への啓蒙(けいもう)を進めている。(市原幸彦)

 気仙沼市によるアクションプランでは「漁具等のプラスチックごみの適正回収」「適正な漁具の使用と適正管理」「海中ごみ・漂着ごみの徹底回収」「使い捨てプラスチックの使用抑制」「消費者のライフスタイルの変革」「海洋教育・環境教育を含むESD(持続可能な開発のための教育)の推進」などから成る包括的な施策を示した。市内全校がESDの推進拠点となるユネスコスクールに登録され、小学校就学前の幼稚園段階から「海洋教育」に取り組んでいる。

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免職教員の再登板を防ぎ、性暴力から子供を守る

 文部科学省などは、「子供を性暴力から守ろう」と幼稚園や保育園、小中高校などで、さまざまな授業で活用できる「生命の安全教育」と題した教材を作成した。幼稚園や保育園、小学校低学年向けに、水着で隠れる体の部分、口や顔は「自分だけの大切なところ」と図入りで示し、他人に見せたり、触らせたりしないよう指導、「嫌な気持ちになったら、安心して信頼できる大人に相談しよう」と訴えている。

 中高生向けには性暴力を「望まない性的な行為」と定義。体に触るだけでなく、交際相手にスマートフォンの履歴をチェックされたり、SNSの返信が遅いと言われた時の対応なども項目も入っている。道徳や保健体育の授業で生かしていきたいものだ。だが、いたずらに、子供たちの“怖(おそ)れを助長”するだけでは問題の解決にはならない。

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来館者に感動与える西田幾多郎の家族の有り様

 世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)を献身的に支えた妻・寿美(ことみ)(1875~1925)を紹介する企画展「枕辺の野花―西田幾多郎の妻・寿美(ことみ)―」が、石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館で開催されている。寿美は41歳で病床に臥しながらも、死の間際まで夫や子供たちを支え続けた。その姿はこれまでほとんど注目されてこなかったが、同展では家族との心温まるエピソードを交えながら、直筆の書や図、関連本などを展示し、来館者の深い感動を呼んでいる。(日下一彦)

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夫婦を軸とした住まいづくり

 最初の緊急事態宣言発令から丸1年がたつ。

 大阪府立大学大学院の山野則子教授らが4月に公表した「コロナ禍における子どもへの影響と支援方策のための研究報告書」によると、高いストレスを持つ子供は約3割強。精神的・身体的・その他の負担が増えたという保護者は4人に1人に上った。目に見えない心理的負荷が夫婦関係をぎくしゃくさせ、親子関係にも影響を与えるということは容易に想像できる。家庭内の歪(ひず)みや弱さが表に出たということだろう。

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北海道名寄産業高、 ドローン使いICT体験講習

 文部科学省は令和4年度から始まる高校を対象とした新学習指導要領の中でAI(人工知能)などを取り入れたソサエティー5・0に対応した教育の態勢づくりに言及している。それに合わせて教育現場ではICT(情報通信技術)教育を進めている。北海道名寄産業高等学校でこのほどドローンの操縦を盛り込んだICT体験講習会が行われた。(札幌支局・湯朝 肇)

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飼い犬に足を噛まれたら、家族から責められた

 「飼い犬に手を噛(か)まれる」という言葉がある。日ごろからよく面倒を見てきたのに裏切られたという諺(ことわざ)的な意味とは違って、文字通り、飼い犬に手を噛まれるのは、もともと十分世話せずに犬がその人を主人と思っていない場合に多いのだという。

 数年前に、知人が頭をかきながら「実は昨日、飼い犬に手を噛まれたんだ」というので大笑いしたことがある。だがその時、知人が落胆していたのは、飼い犬に手を噛まれたことではなく、その事件を知った奥さんから「何で手を噛まれるのよ」と、逆に噛まれた方が悪いというような気勢で説教されたことだった。俺は妻にとって犬よりも劣る身なのかと自虐的に語っていたことをよく覚えている。

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男子生徒自殺問題は「部活顧問との関係が原因」

 沖縄県の県立高校2年生で、運動部主将だった男子生徒(当時17)が1月末に自ら命を絶った。この問題で、県教育委員会はこのほど、部活顧問との関係によるストレスが自殺原因とする第三者チームによる調査報告を発表。その中で、生徒の悩みに気付けなかったことや、相談体制も整備されていなかったことを認め、謝罪した。今後、“勝利至上主義”に傾きがちなスポーツの特別推薦入学者に対する入部確約の是非、そのアフターケアが問われることになりそうだ。(沖縄支局・豊田 剛)

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「家庭科」の家族観への失望、悩む女子学生

 「教師になる夢を諦めた友人がいる。私もどうしようかと悩んでいる」

 2016年3月検定の家庭科教科書(高校)に「LGBT」(性的少数者)や「性的指向」という言葉が初めて登場したのを受けて、大学の教職課程で学ぶ女子学生に話を聞いた時の言葉だ。

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高校教科書検定 新科目指導に向け授業改善を

 「詰め込み型」教育の批判を受けて「ゆとり」に、そして「脱ゆとり」(詰め込み型)へと大きく揺れ動いてきた学習指導要領。学力とは何か、100年先を慮(おもんぱか)って学習指導要領は決めなければならない。予知できない急激な変化を遂げる社会に対応できる生徒を育成する目的で基本的な知識を学んでもらい、自ら課題を設けて解決策を探り、結果を出せる力を育んでいこうとしている。

 「公共」「情報Ⅰ」を新設

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秋田の子供たちが丁寧に描いた多様な農業の姿

 田植えと稲刈り、キュウリの収穫、稲穂の上を飛ぶトンボ、祖父母の農作業など多様な農業の姿を描いた「農業子ども絵画コンクール作品展示会」(主催・秋田市農業大賞実行委員会)がこのほど秋田市文化会館展示ホールで開かれた。「せっかく秋田に住んでいるのだから、幼少期から農業に親しみ、絵画を描くことで理解を深めてほしい」と学校関係者は語る。(伊藤志郎)

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故人の遺志を大切に、近頃の葬儀の在り方に思う

 「友人の父」が亡くなった。大正生まれで卒寿を超えていたという。長男で喪主を務めたそうで、死去から1週間後、出社した時は、かなり疲れた様子だった。知人友人、親戚へのあいさつ、役所への届け出、残務整理に多忙だったのだろう。

 新聞の訃報欄にも「葬儀は近親者のみで済ませました。後日、お別れの会を開く予定」というのをよく見掛ける。親戚や近所の知人友人たちを式場に集めて故人を偲(しの)び送り出す一般葬から、家族だけで営む家族葬、そもそも、葬儀を行わず直接火葬する直葬、骨は宅配便で送り、“マンション形式”のお墓に入れ、永代供養するというケースまであるようだ。

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日本人に日本語が通じない

歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。

最近の老人(主に70代以上)の方は、若者の話す日本語の単語の8割が理解できないという話があります。 8割という数字の根拠になるものまでは知りませんし、興味もありませんが、若者言葉が年寄りの話す日本語と、かなり違ってきているというのは事実であろうと思います。

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被災地で未来の復興支える人材の輩出を目指す

 10年前の東日本大震災で被災した宮城県女川町の子供たちの学習支援を行ってきた認定NPO法人カタリバ(本部:東京、代表理事:今村久美)の放課後施設「コラボ・スクール 女川向学館」。4月に場所を旧女川第一小学校校舎1階からJR女川駅前に移転するとともに、活動内容においてもフェーズ(変化する過程の一区切り)を迎えている。(市原幸彦)

 カタリバは、平成13年に設立され、全国で約130人の職員が活動。さまざまな教育支援活動に取り組んでいる。震災直後の同23年7月に女川向学館を開校。「子供たちが安心して学べる場をつくり、これからの東北復興を担うリーダーを育てたい」という思いの下、小学生から高校生まで幅広い年代の子供たちを支援してきた。

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学校現場では教師の人材確保・指導力が重要

 コロナ禍で過ごした今年度が終わる。筆者の子供が通っている学校では今月、3年生の卒業式が行われたが、出席者は限定され、在校生はオンラインでの参加だった。

 一斉休校の中で始まった1年。学校に通う子供と親にとって大変な1年だったが、学校の先生方も苦労が多かったのではないか。

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子供の「やりたい」見つける

夢中教室WOW!代表 辻田 寛明氏に聞く

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科学捜査を体験、「キミも名探偵!」になれる

 富山市科学博物館で開催中の特別展「科学捜査展SEASON2-科学の力で真実を解き明かせ-」では、最新の科学技術を駆使して難事件を解決する模擬体験ができる。タブレットを使い、事件現場に残された証拠や目撃者の証言を集めて事件解決までを体験するコーナーが人気で、子供たちにとってはアニメ「名探偵コナン」になったような気分。保護者もテレビドラマ「科捜研の女」など話題の科学捜査の一端が味わえるとあって、話題になっている。(日下一彦)

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子育て受難の時代、親子ともに育つ契機に

 長期にわたる行動自粛による生活環境の変化は、発達途上の子供の心身にさまざまな影響を与えている。日常的にマスク着用、給食時は会話をせず黙って食べる「黙食」、発声や歌の練習、身体接触のある運動がなくなるなど、子供にとって受難の年だったと言っていい。

 文部科学省のまとめによると、昨年の小中高校生の自殺者は前年比4割増、479人と過去最多。特に高校女子は約2倍に激増した。また、全国各所の子供食堂が閉鎖となり、唯一の居場所を失った子供も多い。DV(ドメスティックバイオレンス)や児童虐待も過去最多となった。

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「生理の貧困」が浮き彫りに―学校での無料提供の声高まる

 月に1度、女性の体に訪れる「生理」。出産のために必要不可欠な生理現象です。女性同士でもあからさまに話すことはためらわれるデリケートな話題ですが、人それぞれ生理の悩みはあるものです。人によって経血の量も違えば、生理痛の重さも異なり、使用する生理用品も多種多様です。

 日本の生理用品は世界的にみても品質がよく、次々と新しく良質なものが販売されています。つくづくこの良質な生理用品が手に入る時代でよかった、日本に住んでいてよかったと生理がくるたびに思っています。

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北海道教委、地域を支える人材の育成が急務

 人口減少や少子高齢化によって人手不足が深刻な課題になっている。とりわけ広大な面積を有する北海道において過疎化対策は急務。その一方でAI(人工知能)などを含む第4次産業革命といわれる技術革新が進む。そうした中で最先端の技術を有し、地域の成長を支える若い人材として期待されているのが各地で学ぶ職業専門高校の卒業生だ。北海道教育委員会(以下、道教委)はこのほど、「新時代に対応した資質・能力を育成する本道産業教育の在り方」をテーマに審議会をスタートさせた。(札幌支局・湯朝 肇)

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ジェンダー平等は本質的な五輪の理念か?

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長が不用意な発言で辞任に追い込まれた後、橋本聖子新会長の後任として五輪・男女共同参画担当相に就いた丸川珠代氏が選択的夫婦別姓導入に反対する書状に名を連ねていたことで、野党の追及を受けた。

 森氏は「女性は競争意識が強い」という証明不能な論拠をもとに「女性がたくさん入っている理事会…は時間がかかる」と断言してしまったので、ジェンダー論者の格好の餌食となった。しかし、「ジェンダー平等は五輪の理念の一つ」との前提で、担当相就任前の丸川氏の政治的な所信に基づく行動まで批判したことは、牽強(けんきょう)付会としか言いようがない。

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OCVBがコロナ禍で新たな平和学習を模索

 コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行で沖縄を訪れる学校が激減している。沖縄戦の真の姿を学ぶ機会が少なくなっていることから、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は海軍司令部があった旧海軍司令部壕(ごう)(豊見城市)の映像と音響を使った未来型ガイドシステムを取り入れ、新たな平和学習の一環として修学旅行で同壕を見学、歴史や関係者の思いを知ってもらう機会を増やしたいと需要開拓を図っている。(沖縄支局・豊田 剛)

 昨年6月、終戦から75年、そして、「沖縄県民かく戦えり」の電文で知られる大田実司令率いた旧海軍の司令部壕での慰霊祭を始めて50回目を迎えた。300㍍が復元され、見学できるようになっており、全盛期は年間47万人が訪れていたが、昨年度の入場者数は約15万人にまで減少。それが、コロナ禍の影響で令和2年度は約5万人になる見通しだ。

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