ワシントン・タイムズ・ジャパン

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金沢市、「雪かき」で地域と心温まる交流

 雪の多い金沢市では、除雪のため、大学生らによる「雪かきボランティア」が活動している。行政が仲介となって町会と学生をつなぎ、若い力を借りて除雪する取り組みだ。今年で16年目を迎える。この冬は、今のところ積雪は10㌢程度で、ボランティアの本格的な始動には至っていない。しかしながら、近々の天気予報を見ると、今週は軒並み雪マークが並び、彼らの力を借りる事態になりそうだ。(日下一彦)

 天気予報で「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」を耳にすることが多くなった。大雪をもたらす雪雲のラインで、豪雨が続く「線状降水帯」の雪バージョンだ。富山市ではこの影響を受けて、この冬38㌢の積雪を観測し、地域全体がすっぽりと雪に埋まった。同じ北陸地方でも、金沢市と富山市で雪の降り方が異なるのは、JPCZメカニズムの違いによることが分かってきた。

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マンション住人の危機管理、信頼関係の構築を

 住人の高齢化が進む古いマンションでは認知症の配偶者を介護する老老介護や高齢者の孤立が問題となっている。災害大国にあって、つながりがない、隣の住人の顔が見えないというのは最大のリスクである。ところが、個人を特定されたくない、あるいは防犯上の理由なのか、集合住宅には表札に名前なしの家も多い。人への無関心、不信感が強いということなのだろう。

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可能性秘める僻地教育

北海道教育大へき地・小規模校教育センター 副センター長 川前あゆみ氏に聞く

 地方の人口減少が進む中、小中学校の小規模校化が加速している。そうした中で文部科学省はソサエティ5・0に合わせてGIGA構想の普及に余念がない。僻地(へきち)・小規模校でもICT(情報通信技術)教育を導入することで新しい教育の形を模索している。北海道教育大はこれまで長年にわたってこのテーマで研究に取り組んできた。

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秋田県、「ストリートピアノ」で街おこし

 秋田県内には、誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」が街角や公共施設の約20カ所に設置されている。人口100万人当たりのフリーピアノ設置台数は秋田の12台がトップで2位に鹿児島8・6台となっている。その魅力を伝えるイベントが先日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)で行われた。人と地域の交流が増え、街の活性化につながればとの思いが込められている。

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地方の人口減少進む、岐路に立つ学校部活動

 地方の人口減少が進む中で放課後、生徒がスポーツや文化に親しむ部活動の存続を危ぶむ声が高まっている。そうした中で北海道教育委員会(以下、道教委)はアンケート調査やフォーラムを実施することで地域部活動の現状や課題、対応を検討。これまで学校が教育の一環として捉えてきた部活動が今大きな岐路に立たされている。(札幌支局・湯朝 肇)

 公立の中学・高校で放課後や休日に、生徒が教員の指導を受けながらスポーツあるいは文化的な活動を行う部活動は日本特有の制度だといわれている。もちろん、米国や英国などにも学校で授業以外に野球やバスケット、アメリカンフットボール、ラグビーなどを教えるケースはあるものの、誰でも入部できるものではない。技術的に優秀な生徒に限り活動が許されることが多い。

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明け方に見える「かぎろひ」と影絵の思い出

 「東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ」

 昨年12月の半ばころ、夜勤明けの早朝、自転車で家路を急いでいると、ふと、この和歌が浮かんだ。炎(かぎろひ)とは、辞書的には「東の空に見える明け方の光、曙光(しょこう)」のことだが、冬場になると武蔵野の端っこにある自宅付近の東の地平に見える「かぎろひ」は特別の趣がある。

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「阿吽の呼吸」 脳科学からアプローチ

 沖縄科学技術大学院大学(OIST、ピーター・グルース理事長)とサッカーJ2のFC琉球を運営する琉球フットボールクラブ株式会社(倉林啓士郎・代表取締役会長)はこのほど、脳科学の知見を生かし、将来的にプロアスリートのパフォーマンス向上にも貢献できるプロジェクトの立ち上げを目指した覚書を締結した。スポーツに脳科学を掛け合わせることで選手のパフォーマンスがどの程度向上するのか、成果が注目される。(沖縄支局・豊田 剛)

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雑煮におせち、正月につなぐお袋の味

 元日の朝に食べる雑煮に入れる餅は、東日本が四角で、西日本は丸と相場が決まっている。しかし、わが家では毎年、西日本出身の家内が作る雑煮は薄味だが餅は四角い。東北生まれの筆者の実家から年末に届く餅を使っているからだ。家内に言わせると、もち米が違うからか、よく伸びておいしいので、市販の丸餅を買う気がしないのだとか。しかし、筆者の感想はちょっと違う。

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動物飼育の中止への懸念

 コロナ禍で長期休学やリモート授業が増える一方で、児童・生徒と教師の間で「分かる楽しさ、知る喜び」の感動の共有が減っている。その代表的な例は、動物飼育を通じた“情操教育”。インターネットを介在した画像や動画によって知識は効率的に得られるが、動物を「愛でる心」は実際に触れ合い、世話をすることでしか育たず、学校での動物飼育の中止に懸念が広がっている。

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緊張続く教育現場 「第6波」に備え予防教育に工夫

 新規感染者が激減する一方、新しい変異株「オミクロン株」が今年、猛威を振るう可能性があり、教育現場は緊張が続く。文部科学省は「第6波」を警戒しながら、インフルエンザなど既存の感染症にも対応する必要があるため、各地方自治体の教育委員会宛てに、幼小中高・特別支援学校に関する情報をガイドラインとして発信している。

 各教育委員会はそれに基づき、日常の感染予防や新規感染者が急増した場合に備えて、「正しく知って 正しく恐れる」「うつらない うさない」ことを動画で伝えるなど、さまざまな工夫を凝らしている。

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山形市立商業高校の「産調ガールズ」が躍進

 「産調ガールズ」の愛称で地域で親しまれている山形市立商業高校の部活動「産業調査部」。「山形の活性化」をテーマに研究活動を行っており、近年は全国高校生商業研究発表大会で2年連続日本一に輝くなど躍進が目覚ましい。コロナ禍の中、2年ぶりに開かれた今年度の全国大会(12月2日開催)では、最優秀賞に次ぐ優秀賞(3校)に輝いた。(市原幸彦)

 産調ガールズは、一つの学年で一つのテーマを掲げ、3年間を通して産業に関する調査を行う。「一言でいうと、地域経済に関する“高校生コンサルタント”のような活動です」と顧問の伊藤友里恵先生。

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心の余裕を持って子供や部下を育てるには

 最近、学生時代の友人から孫の写真と近況を知らせるメールが届いた。1歳になるかならないかのお孫さんが家庭菜園で育てたサツマイモをおいしそうに食べたり、丹精込めて育てた大根の煮物を食べて、顔いっぱいの表情で“ジイジ”にアピールしている姿が、かわいらしい。

 嫁に行った娘や嫁をもらった息子がいる、わが家には、まだ孫はいない。うらやましいと思う半面、孫育ても大変だな、と思ったりする。忙しいであろう親の代わりに、いろんな場所に連れていって、さまざまな体験をさせてあげる。カネと時間と心の余裕がないとなかなかできないことだろう。

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デジタル機器を活用した教育 推進派と慎重派

《 記 者 の 視 点 》

 児童1人に1台のデジタル端末機器が学校に配布されている。教員の働き方改革が叫ばれる昨今だが、旧態依然たる黒板授業を中心にする慎重派教員と、新しい物をどんどん取り入れるデジタル推進派の教師がいる。教員室で結構な“バトル”が展開されているという。二極対立の中で授業を進めるのではなく、相互の理解と良き点を生かし合い、子供の学習意欲を高める授業づくりをしたいものだ。

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自分を振り絞った子供たちの力作1704点

 金沢市の金沢ふるさと偉人館で、恒例の「自画像展-自分を見つめ、自分を描く-」が開かれている。幼児から中学生の子供たちが、三面鏡などに映る自分を見詰めて、懸命に描いた作品展だ。画材は水彩絵の具やクレヨン、鉛筆、版画、さらにパソコンを使って描いたものなど、自身の特徴を捉えた顔、顔、顔が、1階フロアの壁や特設パネルにズラリと並んでいる。今回で14回を数える。(日下和彦)

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生涯未婚率公表、「婚難」解消の未婚対策とは

 先日、都道府県別の生涯未婚率が公表された。女性は高知の20・3%が東京を抜きトップ。男性の上位県は岩手、青森、埼玉、高知が28%台だ。データ分析したコラムニストの荒川和久氏によると、2040年に未婚率が男性30%、女性20%になる。つまり、未婚率トップの岩手や高知のような未婚大国になるわけで、これは衝撃的な数値だ。

 20代の女性と話すと「キャリアを積んでから」と言うのが多い。男性は「結婚はいつでもできる」「経済力をつけてからでも遅くない」と考える人が多い。

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北秋田市の移住支援が充実、まずは1泊400円

 秋田県北部の北秋田市が移住者を募集している。移住体験用の住居を設け、おためし移住やワーケーションを体験できる。移住者には引っ越し費用等の助成や、住まい・育児などの手厚い支援策を用意。移住者は年々増加傾向で、近年はクマなどの狩猟を生業(なりわい)とするマタギやローカル鉄道「秋田内陸縦貫鉄道(略称:秋田内陸線)」の運転士、農林業に就く人も出てきた。(伊東四朗)

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期待高まるへき地・小規模校へのICT導入

 少子高齢社会の到来で人口減少が進み、地方においてへき地・小規模校が増加している。一方、ICT(情報通信技術)を導入することでへき地校などが抱える課題を解決しようとする取り組みが始まっている。北海道教育大学ではこのほど、全国の教育機関や教育者らをオンラインで結びフォーラムを開催した。(札幌支局・湯朝 肇)

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美しい人生の落葉の時を過ごしたい

 最近、高齢者の運転する車による事故が気になる。9日には、愛知県で74歳の男性が運転する乗用車が散歩中の保育園児の列に突っ込み、園児7人が軽傷を負った。運転男性は体調不良を訴え病院に搬送されたが意識不明の重体だという。同じ日に東京都国分寺市では、80代の男性が運転する車が牛丼チェーン「吉野家」の店舗に突っ込んだ。こちらは男性が「アクセルとブレーキを踏み間違えた」からだという。

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宇宙港構想、沖縄の子供に夢ある宇宙の教育を

 航空パイロット訓練地としてかつて知られていた沖縄県の下地島空港(宮古島市)が、宇宙産業振興の拠点としての第一歩を踏み出している。その旗振り役となっているのが、宇宙旅行の提供を目指すベンチャー企業「PDエアロスペース」(名古屋市)の緒川修治社長だ。沖縄の子供たちに夢のある教育をしたいと意気込んでいる。(沖縄支局・豊田 剛)

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コロナ収束で笑顔戻る陰で、交流が生きる力に

 新型コロナの感染拡大が深刻だった頃、故郷に住む姉(70)が頻繁に電話をかけてきた。両親とも泉下の人となると、「何でも話せるのは姉弟だけ。寂しい」と言って、時には受話器から涙声が聞こえてくることもあった。

 生来の心配性から、感染が怖くて自宅にこもっているという。いわゆる“コロナうつ”で精神科クリニックにも通っていた。東京に比べれば、地方の感染はそれほどでもないのにな、と首をかしげつつも、たった一人の姉のために何とか力になりたいと思った。しかし、離れて暮らしていては、他人には言えない心の内を聞いてあげることくらいしかできない。

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鳥海山から世界へ 育て!科学技術発展の牽引者

 科学技術の発展を牽引(けんいん)する人材育成を目指そうと、小中学生を対象にした東北公益文科大学(山形県酒田市)の「ジュニアドクター鳥海塾」が8月、開講した。科学技術振興機構(JST)が創設した支援制度「ジュニアドクター育成塾」に令和3年度、選定されたもので、同大公益学部メディア情報コースの教授らから情報プログラムを学び、地域課題解決の手法を学ぶ。(市原幸彦)

 育成塾には本年度、全国各地から9件の応募があり、公益大を含む3件が選ばれた。文系大学ならではの挑戦やアプローチなどを期待され採択された。支援期間には5年で年間1000万円の助成を受ける。

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子供時代の体験や生活習慣が成長に大きく影響

 子供の時の自然体験や社会体験、あるいは規則正しい生活習慣が、その後の成長に大きな影響を与えるという調査結果が公表されている。

 一つは、15年前に始まった「早寝早起き朝ごはん」運動の全国協議会が調査したもので、子供の頃に早寝早起き朝ごはんの生活習慣ができていた人は、自尊感情や規範意識(例えば、高齢者に席を譲る)が高く、仕事にもやりがいを感じているという。

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木育教室、思い思いの発想で積み木の街づくり

 金沢市内の幼稚園で「木育(もくいく)教室」が開かれた。園児たちに木と触れてもらい、その良さを知ってほしいと、一般社団法人石川県建築士会青年委員会が開いた。2種類の木片を持って重さを比べ、チップの匂いをかいで違いを学んだ。最後に二つの木片を接着剤で合わせて、ストラップを完成させた。園児たちには貴重な体験となった。(日下一彦)

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