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教育 rss

OCVBがコロナ禍で新たな平和学習を模索

 コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行で沖縄を訪れる学校が激減している。沖縄戦の真の姿を学ぶ機会が少なくなっていることから、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は海軍司令部があった旧海軍司令部壕(ごう)(豊見城市)の映像と音響を使った未来型ガイドシステムを取り入れ、新たな平和学習の一環として修学旅行で同壕を見学、歴史や関係者の思いを知ってもらう機会を増やしたいと需要開拓を図っている。(沖縄支局・豊田 剛)

 昨年6月、終戦から75年、そして、「沖縄県民かく戦えり」の電文で知られる大田実司令率いた旧海軍の司令部壕での慰霊祭を始めて50回目を迎えた。300㍍が復元され、見学できるようになっており、全盛期は年間47万人が訪れていたが、昨年度の入場者数は約15万人にまで減少。それが、コロナ禍の影響で令和2年度は約5万人になる見通しだ。

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「障害」と「障碍」、表記の違いと問題提起

 東京五輪・パラリンピック開催を控え、メディアが障害者スポーツを紹介する機会が増えている。そこで気になるのが「障害」という表記だ。このほか、表記としては「障碍(がい)」「障がい」がある。

 「害」という漢字は「被害」「公害」などに使われ、負のイメージが強い。このため、「障がい」と表記する地方自治体が増えてきた。その一方で、「障害」のままでいいという意見もある。この表記を使うことによって、社会に存在する障害に向き合うことになるからだという。

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一クラス35人学級

北海道教育大学札幌校学校臨床教授 横藤 雅人氏に聞く

 政府は2月2日、公立小学校の一クラス当たりの上限人数を35人とする義務教育標準改正法案を閣議決定した。40年ぶりとなった大規模な引き下げによって教育はどう変わっていくのか北海道教育大学札幌校学校臨床教授の横藤雅人氏に聞いた。 (聞き手=湯朝肇・札幌支局長)

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中学校教科書「従軍慰安婦」の記述復活に抗議

 新しい歴史教科書をつくる会は24日、「中学校教科書『従軍慰安婦』記述復活にSTOP!」と題する緊急集会を東京・永田町の憲政記念館で開いた。同会では令和元年度教科書検定において、文部科学省が山川出版社の申請図書で「従軍慰安婦」の記述を合格させたことに抗議し、教科書から「従軍慰安婦」の記述を削除するよう強く求める決議を採択した。

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「景色」 「食」 「施設」で観光の活性化を提案

 東京の社会人が協力し、子供たちが町の活性化を町長に提案――。岩手県下閉伊郡山田町立船越小学校(多田敢〈つよし〉校長、児童95人)で1月末、4年生が古里の魅力をまとめた観光振興策を、佐藤信逸(しんいつ)町長らにプレゼンテーションした。東日本大震災による津波と令和元年秋の台風19号から復興途上の同小が、東京学芸大(国立大学法人、東京都小金井市)や民間企業と共同で遠隔授業を展開してきた。(市原幸彦)

 この企画に参加したのは、小学4年生の児童13人。児童らはZoomを使って社会人らと定期的に交流しながら、この日に向けて企画を練り上げた。協力した社会人は首都圏や神戸市の9社12人だ。

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気を付けたい言葉遣い「いいですか?」

 新聞という仕事柄、“言葉”に対して敏感にならざるを得ない。還暦を超えて、高齢者に片足を突っ込み、“窓際族”になってくると、元部下、若手の言葉遣いが果たして良いものか、悪いものか、判断が付き難いものが増えてくる。一時期社会問題にもなった「普通においしい」とか「やばい」という言葉のようにだ。

 部下が上司に対して「~~してもらってもいいですか?」「画面の確認、書類の確認、いいですよ」「ハンコ、押してもらっても、いいですか」という表現が気になって仕方がない。私の元部下は今の上司に「~~していいですよ」とぶしつけな言い方をする。おかしいでしょ、と言いたいが、今は別の部署になっているだけに気が引けて言いだせない。

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北海道から、「学び続ける教師」を目指して

 いじめや不登校、学力の格差問題などの教育的課題が山積する中、「教師としての技量を高め常に学び続ける教師」をモットーに活動を続ける北海道師範塾(会長、吉田洋一・元北海道教育長)が今年10周年を迎える。同塾では毎年夏・冬の定期講座を設けているが、今年の冬季講座は新型コロナウイルスによる感染拡大によって1月9日、オンラインで実施された。(札幌支局・湯朝 肇)

 「社会が加速度的に変化していく中で、子供たちは日々成長していく。それに合わせて子供たちと関わりを持っている学校の教師こそ、学び続ける存在でなければならない」――1月9日に開かれた北海道師範塾創立10周年記念冬季講座で吉田洋一会長は、講話の中でこう語る。

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6年間の思い出を輪島塗りの沈金パネルに残す

 石川県輪島市の教育委員会では、ふるさとの伝統文化に触れた体験を将来にわたり伝えていけるようにと、平成16(2004)年から市内の小学6年生全員に共通の卒業制作として、輪島塗の沈金体験を実施している。黒漆を塗ったパネルに学校生活や家族との思い出などを描き、専用のノミで彫り、最後に金粉を施す。鮮やかな出来栄えに子供たちは感動ひとしおで、貴重な体験となった。(日下一彦)

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住民が手掛ける街づくりを見守りたい

 家を出ると、川崎市と横浜市をまたいで長いケヤキ並木の道が続く。先日、そのケヤキの街路樹が横浜市側だけ伐採されていた。倒木の危険や落葉樹の清掃作業など、住民の生活や安全に支障が出てきたからだ。

 郊外型ニュータウンとして開発されて50年。実家がある辺りも代替わりで、土地を売却し利便が良い駅近に移転する人も多く、ここ数年は空き地や空き家が目立つようになった。

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コロナ禍を人工知能と共に生きる若宮正子さん

 1935年(昭和10年)生まれの85歳。若宮正子さんは“世界最高齢”の現役プログラマーだ。スマートフォンのゲームアプリ開発以外にも、服のデザインから地域活性化まで全国的に活躍しており、その姿は高齢者を励まし続けている。若宮さんは、先日、秋田市にぎわい交流館AU(あう)で行われた「令和2年度秋田市エイジフレンドリーシティカレッジ」(主催・秋田市)で講演した。(伊藤志郎)

 58歳からパソコンを始めた若宮さん。2017年2月、81歳の時にゲームアプリ「Hinadan」を公開。同年6月に米国アップル社の世界開発者会議に特別招待され、一躍注目を集めた。NPO法人ブロードバンドスクール協会理事、メロウ倶楽部副会長、熱中小学校教諭、エクセルアートの創始者と多くの肩書を持つ。この日も、自身がエクセルアートでデザインした服を着て、舞台を歩き回り講演する姿はとても85歳とは思えない。

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北方四島返還の道筋見えず、より明快な広報を

 7日は41回目の「北方領土の日」だった。菅義偉首相は北方領土交渉を「着実に進める」と述べたが、安倍晋三前首相がロシアのプーチン大統領相手に進めた精力的な外交にもかかわらず、4島返還の道筋は見えない。

 1日に報じられたメドベージェフ国家安全保障会議副議長(前首相)の発言は改めてロシア側の頑強な姿勢を浮き彫りにした。同氏は、昨年の憲法改正によって「われわれには領土の主権を引き渡す交渉を行う権利がない」と述べ、日本側の北方領土の主権主張は「お題目」とまで言っている。本当にお題目なのか。

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親の顔を知る幸せ、恵まれた境遇に感謝

 昨年夏、父を亡くした。大正15年生まれ、93歳だった。脳梗塞を患っていた父を、東北にある実家近くの病院に見舞ったのは昨年の今ごろだった。以来、父の顔を見ることはなかった。

 死に顔を拝むこともできなかった。コロナ禍だということで、東京からの葬儀への参席は、親族でもできなかったのだ。当時の状況では、喪主の兄もどうしようもなかった。

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OIST、コロナ禍乗り越え4ヵ月遅れの入学式

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)は1月15日、第9期生の入学式を沖縄県恩納村のキャンパス内で行った。日本国内では珍しく9月入学を採っているが、今年はコロナウイルス感染が世界的に拡大している影響で、延期を余儀なくされてきた。コロナ禍を乗り越えて来日し、入学が認定された新入生たちは今後5年間、地球規模の課題に取り組む。(沖縄支局・豊田 剛)

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わいせつ教員、免許再取得禁じる法改正を

 文部科学省は、児童生徒へのわいせつ行為で失効した教員免許の再取得を厳しくする改正法案の国会提出を見送った。

 内閣法制局が法制上のバランスが取れないとの見解を示したためだ。だが、被害を受けた児童生徒は心に深い傷を残す。免許再取得を禁じる法改正を行うべきだ。

 被害生徒が自殺の事例も

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福島県立岩瀬農高、「GGAP」認証で高校日本一に

 福島県鏡石町の県立岩瀬農業高校は昨年12月、農産物18品で生産管理工程の国際認証制度「グローバルGAP(ギャップ)」(以下GGAP)の認証を受け、品目数で高校単独日本一に輝いた。生徒は「先輩から受け継いだ種が実を結んだ」と喜ぶ。また、東京電力福島第1原発事故に伴う風評の払拭(ふっしょく)を図る地元関係者らにとっても朗報となった。(市原幸彦)

 GGAPはドイツの民間団体が運営し、食品安全、環境保全、労働安全に配慮しながら作物を作る生産者らに与えられる認証。欧州ではGGAP取得を食材調達の判断基準にするレストランが増えている。

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コロナ下の体調不良を簡単な運動で解消しよう

 高齢者の医療、健康管理について勉強、記事にする機会が多い。コロナ下において、子供から大人まで、「ステイホーム」によって運動不足が気になるところだ。東京都健康長寿医療センターの講演会に参加して、いろいろな病気や健康維持について話を聞いてきたが、昨今の状況を垣間見て講演が中止になり、会に参加する機会がなくなった。他の教育関係の取材も同様に中止ばかりで、外歩きする機会がめっぽう減ってしまった。

 会社で耳を澄ませていると、「なぜか体が疲れやすい」「よく眠れない」「何をするにも億劫(おっくう)」「集中力がなく、考えがまとまらない」という声が耳に入ってくる。“老化現象”だと高をくくる声もある。ネットで調べると、健康科学の専門家は「運動不足によるロコモティブシンドロームではないか」という意見が多い。ロコモ=高齢者の問題と捉えられがちだが、運動不足によって、筋肉、骨、関節などの運動機能が低下することは知られている。

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乳幼児教育支援の在り方見直しを

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗

 菅総理は「自助、共助、公助、そして絆」という政策理念を掲げたが、自民党が昭和54年に「研修叢書(そうしょ)」として出版した『日本型福祉社会』と『家庭基盤の充実』が提示した政策課題について改めて見直す必要があるのではないか。

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夫婦が節目に新たな誓い「バウリニューアル」

 結婚記念日などの節目に、夫婦が互いへの感謝を伝え、新たに愛を誓う「バウリニューアル」。「新たな誓い」という意味の言葉で、日本ではまだあまり知られていないが、欧米ではポピュラーな文化として根付いている。

 このPRのため、出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」は6日、日本バウリニューアル協会(東京都中央区、木原亜沙子代表理事)やホテルニューオータニ(東京都千代田区)とバウリニューアルのセレモニーを行った。

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未来を担う子供たちに建築業の魅力を伝えたい

 石川県建築士会青年委員会では、未来を担う子供たちに、建築業の魅力を知ってもらおうとオリジナル絵本を作成した。第1弾は伝統的な「金澤町家」を舞台に、家に住み着く妖怪たちが登場し、少年と仲良く、かくれんぼをする。建築士たちが絵本を作るのは全国的にも珍しく、引き続き第2弾も制作予定だ。(日下一彦)

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コロナ後の人口激減社会に備えて自助自立を

 コロナ下、2020年の人口動態推計は例年とは異なる数値となった。予想以上に少子化が進み、出生数は前年比約2%減の推計84万人台になる見通しだ。今年の新成人は124万人で、この20年で出生数が40万人も減ったことになる。  厚労省によると、全国市区町村が昨年1~10月に受理した妊娠届出数が前年同期より5・1%も減った。妊娠届出数は7~8カ月後の出生数の目安となるので、今年の出生数はさらに減るだろうと言われている。

 日本総研調査部上席主任研究員・藤波匠氏の分析によれば、昨年と同水準の状態が続いた場合、今年の出生数は前年比7・7%減の78・4万人まで落ち込むと予測している。出生数100万人割れから、わずか5年で70万人台になるとは誰も予想できなかった事態だ。

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日本の未来の教育を創る「へき地・小規模校」

 人口減少、少子化によって学校の統廃合が進んでいる。地方においては一学年一クラスといった小中学校も多く、複式学級とならざるを得ない地域もある。その一方で、「へき地教育は教育の原点」として、へき地・小規模校のメリットを掲げ、具体的に実践例を挙げて新しい教育の在り方を模索し討論する北海道教育大学主催の教育フォーラム「日本の未来の教育を創造する へき地・小規模校教育」がこのほど、札幌市内で開かれた。(札幌支局・湯朝 肇)

 「かつて昭和34年に文部省(当時)が『へき地教育とその振興方策』を打ち出した。その中で、『へき地校は教育の本質的基盤、人格と人格の触れ合いをつくるという意味において、きわめて好条件にある』と謳(うた)っているが、へき地校が持つ良さは今でも変わらない」――昨年12月3日に開かれた北海道教育大学主催の「へき地教育推進フォーラム」で講師として招かれた文部科学省初等中等教育局の石田有記・学校教育官は、へき地・小規模校の持つ教育の可能性をこう語った。

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コロナ禍は続くが、入試シーズンは予定通り

 今回の年末年始は、新型コロナウイルス感染拡大に関連したニュースで明け暮れた(暮れ明けた?)。

 大みそかには新規感染者が東京で初めて1000人を超える1337人、全国でも初の4000人超えの4520人になったという“衝撃的な”ニュースを聞きながら新年を迎え、2日に東京都と隣接3県の知事が政府に緊急事態宣言の発出を求めたかと思えば、4日には菅義偉首相が年頭記者会見で同宣言の検討に入ると言明。その後、東京(全国)の新規感染者数が5日1278人(4900人超)、6日1591人(6000人超)、7日2447人(7500人超)と急増する中で、2度目の緊急事態宣言が発出された。

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年越し前の「幸先詣」が家族の絆を強める

 「密」になるのを避けるため、初詣の分散参拝が願われる中、年越し前に参拝を前倒しする「幸先詣(さいさきもうで)」を呼び掛けた湯島天神(東京都文京区)を、大みそかに参拝した。

 「学問の神様」として知られるだけに、多くの受験生や家族連れが訪れていた。出店のない境内には、合格祈願のお札やお守りを求めて長蛇の列ができていた。

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