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上昇気流 rss

ノーベル文学賞への強い執念を物語る「辞退」…

 ノーベル文学賞への強い執念を物語る「辞退」だ。作家の村上春樹氏が、関係者の不祥事によって今年は発表が見送られたノーベル賞の代わりに、今年限りで設けられた文学賞の最終候補を辞退した。

 賞を主催するNPO団体「ニューアカデミー」に対し、村上氏はメディアの注目を避けて執筆活動に専念したいと表明した。同団体は「残念だが、彼の決定を尊重する」としている。村上氏が望むのはあくまでもノーベル賞であって、それに代わる賞が欲しいわけではない。

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福島県にやって来て吾妻スカイラインを…

 福島県にやって来て吾妻スカイラインをドライブしようとしていた。地元紙を広げると、吾妻山の麓の福島市土湯温泉町で、犬と散歩をしていた70代の男性がクマに襲われ、ケガをしたと伝えていた。

 現場は温泉の中心部から北に250㍍離れた、女沼に向かう山林の道。男性は子グマ2頭に遭遇し、追い払おうとしたところ後から出てきた親グマにかまれたという。県内での人的被害は今年初めて。

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2020年東京五輪・パラリンピックの聖火台に…

 2020年東京五輪・パラリンピックの聖火台に縄文土器のデザインを採用するよう呼び掛けている団体がある。「縄文文化発信サポーターズ」で、メンバーの新潟県長岡市長らが五輪組織委員会副会長の遠藤利明元五輪担当相を訪ねて要望した。

 これまで、メイン会場の設計やエンブレムの決定過程では再公募を余儀なくされるなど、すったもんだの顛末(てんまつ)だった。思い出せばうんざりだが、今回の提案はなかなかうならせる。

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住んでいる都下西部の小学校の地区協議会が…

 住んでいる都下西部の小学校の地区協議会が主催する防災訓練に初めて参加した。週末の土曜日はあいにくの小雨にたたられ、体育館内だけの行事となったが「災害は天気を選ばない。雨の日にやって来るかもしれないので、いざというときのためにしっかり備えてください」という主催者あいさつが心に響いた。

 今年は災害が続く。6月中旬の大阪北部地震、岡山県倉敷市などに大被害をもたらした7月の記録的な西日本豪雨。7~8月のこれまた記録的な猛暑・炎暑で終わらない。

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複数の災害が同時、またはほぼ同時に発生…

 複数の災害が同時、またはほぼ同時に発生する「複合災害」。地震が発生した後に津波が来たり、地震や風水害によって土砂災害が発生したりするなど、その組み合わせは多くある。

 ところが、複合災害の本格的な研究、住民対応についてはまだほとんど手付かずの状態だと言われる。東京23区の約20%は海抜ゼロメートル地帯だが、台風と地震に同時に襲われるとどうなるのか。架空の話ではなくなっている。

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「眼鏡かけ点が字となる秋灯火」(嶋田摩耶子)…

 「眼鏡かけ点が字となる秋灯火」(嶋田摩耶子)。テレビのCMは、商品のアピールが主要な目的。だが、それを必要とする時代の状況を示している面がある。最近、気になっているのはルーペや拡大鏡のCM。高齢者としてはふと目を止めたくなる。

 気流子もとみに最近、朝の暗がりで新聞や活字の小さい昔の文庫本を読む時、字がぼやけて判読し難いことがある。目に近づけたり、前後の文から判断したり、時には虫メガネを持ち出したりして読むことになってしまう。

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日露平和条約を「年末までにいかなる前提条件もなしで…

 日露平和条約を「年末までにいかなる前提条件もなしで締結しよう」。ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムで、ロシアのプーチン大統領が唐突に提案した。到底受け入れられない提案で、安倍晋三首相と日本国民を愚弄しているのではないかとの疑いすら起きる。

 ロシアの不法占拠が続く北方四島の返還は日本の悲願であり、「領土問題の解決なくして平和条約の締結はない」が一貫した立場だ。プーチン氏の提案は共同経済活動などで信頼醸成を図る安倍首相の「新しいアプローチ」も無視した形だ。

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台風襲来で暴風が吹き荒れる現地からの中継で…

 台風襲来で暴風が吹き荒れる現地からの中継で、冒頭に「安全を確保した上でお伝えしています」という言葉を聞くことが多くなった。以前はそんな前置きはなかった。ごく最近になって様子が変わったのだろう。

 「何があったんだろう?」と思っていると「テレビ局へのパワハラ批判を回避したいのがその理由」とのインターネット記事が出ていた。「危険な場所に記者やアナウンサーを配置して台風の中継をさせるのはパワハラ行為だ」と視聴者に受け止められるという判断がテレビ局内に生まれてきたらしい。

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秋雨前線が西日本から長く東北にまで延びて…

 秋雨前線が西日本から長く東北にまで延びていた。福島県はまだ前線の南側だったが、小雨が降ったりやんだり。東北自動車道から西を見ると奥羽山脈には雲がかかっている。吾妻スカイラインに向かった。

 だが、福島に来て分かったのは、不動沢から浄土平間が通行止めだということ。台風13号の影響で路肩が崩落したためだという。そこで土湯峠を経由して浄土平に行こうと国道115号を南西に。

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北海道地震への対応で延期されていた自民党…

 北海道地震への対応で延期されていた自民党総裁選の本格論戦がスタートした。6年ぶりとなる選挙にしては、盛り上がりはいまひとつ。せっかくの機会だ。活発な論戦とその深化を望みたい。

 国会議員選挙の場合、特に野党に多いが、ほとんど実現不可能な公約を掲げたり、ネガティブキャンペーンに終始したりしがちだ。それに対して、与党自民党の総裁選は基本的には志を同じくする候補が、リーダーシップや政策、ビジョンを競うのだから、より責任を伴い、現実的な論戦が期待できる。

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テニスの四大大会シングルスで日本人選手が…

 テニスの四大大会シングルスで日本人選手が初めて挑戦した1912年から1世紀を超え、ついに日本テニス界の悲願を達成した大坂なおみ(日清食品)。全米オープン女子シングルス決勝は、主審の判定にブチ切れしたセリーナ・ウィリアムズ(米国)を後押しする観客のブーイングに包まれた。

 大坂はこれに動じない精神的たくましさで、S・ウィリアムズのパワーテニスを真っ向勝負で受け止め切り返した。天晴(あっぱ)れな試合ぶりだったが、それ以上に表彰式などでの応答も称賛ものである。

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「撫子(なでしこ)や堤ともなく草の原」…

 「撫子(なでしこ)や堤ともなく草の原」(高浜虚子)。日本女性の姿に例えられる花といえば、ナデシコが代表的。サッカー日本女子代表の愛称「なでしこジャパン」で有名になった。そのナデシコは秋の七草の一つ。

 といっても、春の七草に比べると知名度はいまひとつかもしれない。春の七草は、お粥(かゆ)に入れて食べる新春の行事で強く印象に刻まれるからだろう。秋の七草は観賞するのみのもの。

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北海道胆振地方を震源とした今回の地震では…

 北海道胆振地方を震源とした今回の地震では一時、道内のほぼ全世帯に当たる約295万戸で停電する「ブラックアウト」が起きた。2003年、ニューヨークも含む米北東部からカナダ南部をまたがる広い地域で起きたのと同じことが日本でも起きるとは。まさに防災体制の虚を突かれた感がある。

 ブラックアウトが起きる背景には、電力の需給バランスの崩れによる周波数の乱れ、それによる事故を防ぐためのシステムがある。政府はきょう中に停電解消を目指すというが、北海道電力の電力供給体制の完全復旧には最低1週間はかかるという。

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数字や数値の疑わしい報道が多くなった。…

 数字や数値の疑わしい報道が多くなった。こうした問題はもともと多かったのが、最近になって問題視される機会が増えただけかもしれない。

 何かの集会などで、主催者発表が5万人という場合がある。ところが、警察発表は1万人だったりする。実に5倍の違いがある。本当の数字はどちらなのか。

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「女みな運転出来て梨出荷」(堀恭子)。…

 「女みな運転出来て梨出荷」(堀恭子)。男女を問わず運転免許証を持つ時代、果樹園では出荷を女性が担当しているところもあるようだ。畑の脇に直売所を置いているところもある。

 埼玉県蓮田市の高虫地区でもナシ栽培が盛んで、その日採れたナシが並ぶ。今、収穫されているのは彩玉。埼玉県オリジナル品種で、平成17年に農林水産省に登録され、県内でしか生産されていない。

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空飛ぶじゅうたんならぬ空飛ぶ自動車が日本…

 空飛ぶじゅうたんならぬ空飛ぶ自動車が日本でも開発されることになった。空飛ぶ自動車は今のところ、電動のプロペラで垂直に離着陸ができる機体のことを指し、ふわふわと浮き上がる様子は車というよりはヘリコプターやドローンに近いイメージだ。

 トヨタなどメーカー大手が乗り出すのは、せめぎ合う世界の自動車各社の中で製品開発で一歩でも先んじたいという思惑があるから。電気自動車、ハイブリッドカー……などの開発競争の一環でもある。

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その昔ファンを魅了したムーンサルト(月面…

 その昔ファンを魅了したムーンサルト(月面宙返り)の鮮やかな着地は、どうやら決められそうにない。体操の五輪金メダリストである日本体操協会の塚原光男副会長と妻の千恵子女子強化本部長からパワーハラスメントを受けたとする告発がなされた。

 告発したのは、リオデジャネイロ五輪女子代表で2020年東京五輪でも期待のかかる宮川紗江選手(18)。師事する男性コーチが暴力行為で処分を受けたことをめぐるもので、パワハラの有無だけでなく夫婦共に選手選考の要職にある組織のあり方の是非も徹底究明すべきだろう。

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中央省庁全体で障害者の雇用数を、実際より…

 中央省庁全体で障害者の雇用数を、実際より3460人多く計上していたことが分かった。その水増し分を修正すると、職員全体に占める障害者の割合は1・19%と法定雇用率(2・3%)を大きく下回っていたという。

 企業に厳しく法の順守を求めながら、手本となるべき中央省庁がこの体たらくでは話にならない。障害者雇用の趣旨に沿うよう現実的な受け入れ体制を早急に整えるべきだ。

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「水音も風の音にも九月かな」(副島いみ子)…

 「水音も風の音にも九月かな」(副島いみ子)。9月に入っても暑さが続き、なかなか秋の気配が感じられない。「九月の声を聞くと、大気が澄み爽やかな秋の感じがようやく深くなる」(稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』)という俳句の歳時記の言葉が何とも空々しく思えるほど。

 とはいえ、異常気象が長い歴史の中で割合あったことは間違いない。かつての異常気象は、命の危機にさらされる作物の不出来につながり、飢饉(ききん)をもたらした。

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夜遅く東京・新宿のラーメン店に入り…

 夜遅く東京・新宿のラーメン店に入りカウンターで料理が出てくるのを待っていると、隣に黒人の青年が座った。メニューを見ながら思案している風で、注文を取りに来た店員に、英語で「豚肉の入っていない料理はどれか」と聞いている。

 店員は何を言っているのか分からないようで店長を呼んだが、店長も要領を得ない。仕方がないので、この客がイスラム教徒であることを確かめ、事情を説明。フランスから来たという青年は鶏肉料理を注文して一件落着した。

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首都大学東京の名称が2020年4月、かつての…

 首都大学東京の名称が2020年4月、かつての「東京都立大学」に変更される。いったん変わった大学名が元に戻るという話はあまり聞いたことがない。結局、首都大学東京という名称は定着しなかった。

 都民の声を聞いた上で当時の石原慎太郎知事が決定したものだ。斬新な名称であることは間違いない。「××大学」で終わるのが普通の中、「東京」という地名で終わる大学名は確かに珍しい。半面、大学の実体を必ずしも十分に反映しているとは言えなかった。

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英語は今や世界語。自然科学はもちろん歴史学…

 英語は今や世界語。自然科学はもちろん歴史学でも文学でもその傾向は強い。経済史学者の玉木俊明さんは、2009年以降、日本人が国際学会で英語で発表する機会は飛躍的に増えたという(『歴史の見方』)。

 中国出身で米国に移住し、英語で小説を書いてヒットを飛ばし続けたケン・リュウさんは、世界の文学賞を総なめにし日本の星雲賞まで受賞。11年から取り組んだのが中国SFの英訳と紹介だ。

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国民的な人気漫画「ちびまる子ちゃん」の…

 国民的な人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが乳がんで亡くなった。53歳、ファンにとっては急なお別れとなった。平成が間もなく幕を閉じようとする時、一足先に旅立っていった気がする。

 小学3年生のまる子はさくらさん自身がモデルで、時代設定は1974(昭和49)年ごろという。出身地の静岡県清水市(現静岡市清水区)の風景も懐かしいが、学校や社会の雰囲気も当然ながら昭和の雰囲気を漂わせている。大人たちはこれに郷愁を感じ、世代を超えた人気を支えた。

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