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上昇気流 rss

コロナ禍の災害対策も「自らの命は自らが守る」

 政府が閣議決定した令和3年版防災白書では、新型コロナウイルス禍での災害対策について「密」を避ける分散避難の必要性を説き、各市町村にホテルや旅館などを活用した多くの避難所開設の促進を求めている。

 その上で、人々の適切な行動として①「避難」とは「難」を「避」けることであり、安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はない②避難先は小中学校、公民館だけではない。安全な親戚・知人宅に避難することも考えてみよう――と指摘している。

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ボクシングの「モンスター」、井上尚弥選手

 まさに「モンスター」の凄(すご)さを見せつける一戦だった。世界ボクシング協会(WBA)スーパー、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上尚弥選手が米ラスベガスの試合で、IBF同級1位のマイケル・ダスマリナス選手(フィリピン)を3回KOで下した。

 井上選手は2回に1度、3回に2度ダウンを奪うが、みなボディーブローによるものだ。ボディー攻撃は相手の足の動きを止め、顔面への決定打につなげるケースが多いが、これでKOするのだから凄い威力だ。苦痛に顔をゆがめたダスマリナス選手は、試合後に「息もできなかった」と語っている。

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量子暗号通信が登場し、「力」が様変わりしている

 「力」というものは元来、自然哲学・社会哲学共通に用いられる概念であったと考えられ、かつて物質的力、生命力、政治権力などは一緒に論じられていた。

 それが17世紀の機械論的自然像の中核をなす近代力学の成立以降、力と言えば「力学」のものとなった(佐藤文隆著『科学者、あたりまえを疑う』青土社)。機械的な、目に見える単純な力と言えようか。

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自然との共生というがバランスの取り方は難しい

 かつて梅雨の時期に見られたものに、ナメクジがいる。よく木の幹や葉、家の壁などをはい回っているが、いつも突然に現れる印象を受けた。そして、いつの間にかいなくなってしまう。そのあたりがちょっと気味が悪く不思議な感じだった。

 ナメクジを見つけると、塩を掛けて対処したことを覚えている。塩に水分を吸収されたナメクジが縮むのが子供心にも不思議だった。

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皇位継承の在り方について専門家にヒアリング

 安定的な皇位継承の在り方を検討する政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は、専門家21人へのヒアリングを終了し、報告書取りまとめの段階に入った。

 先日の会議では、現在の秋篠宮殿下から悠仁殿下までの皇位継承順位を維持するのが望ましいとの認識を確認した。皇室典範は男系男子への継承を規定しており、当然のことである。

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試合後の記者会見を拒否した大坂なおみ選手

 テニスの大坂なおみ選手(23歳)が、試合後に予定されていた記者会見を拒否するという一件があった。その後うつ病が理由の一つだったことを、本人が明らかにした。

 「常にベストな答えをしようとすることがストレス」との発言もあった。なぜ「ベスト」なのか、「ベター」でいいではないかとも思うが、「ベスト」を本人が目指していたのはその通りなのだろう。

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山は緑に覆われ山開きが開かれる季節になった

 山開きが各地で開かれる季節になった。目的は安全登山の祈願だが、新型コロナウイルス対策のため、中止になったり、一般参加者を含めないで規模を縮小して行われたりする所もある。

 長野県の上高地で行われるウエストン祭は今月6日だったが、一般参加はないまま、日本山岳会と同信濃支部だけで実施された。併せて行われている、島々谷から入る登山も中止となった。

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「サラ川」に共感、苦しい時こそ心のオアシス

 <会社へは 来るなと上司 行けと妻>。第34回第一生命サラリーマン川柳コンクール1位に選ばれた句である。昨年秋に募集した6万句余りの作品から選ばれた。30代男性なかじさんの作で、新型コロナウイルス禍の中でのサラリーマンの姿が共感を呼んだ。

 2位<十万円 見る事もなく 妻のもの>(はかなき夢、30代男性)、3位<リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”>(リモートの達人、50代男性)などもコロナの時代を反映している。10位<抱き上げた 孫が一言 密ですよ>(白いカラス、60代男性)も、言われた本人の複雑な表情が浮かんでくるようで面白い。

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アジサイは梅雨に気持ちを爽やかにしてくれる

 気象庁は関東甲信地方の梅雨入りを宣言した。新型コロナウイルス禍に鬱陶しい天気が加わるこの季節、気持ちを爽やかにしてくれるのが、道端のアジサイである。

 水色、紫、ピンクの微妙に色の違う花があり、中には白いものもある。さらに清楚(せいそ)なガクアジサイがあり、その色、形もさまざまで飽きない。

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元飲食店のさら地の防草シートがはがされた

 このところ、新型コロナウイルス禍で閉店した元飲食店のさら地に黒いシートが張ってあるのを見掛ける。これは防草シートといい、雑草が生えないようにしたものだが、先日これがはがされて地面がむき出しになっていた。

 そろそろ建物の建設が始まるのだろう。コロナ禍によって閉店する店もあれば、ビジネスチャンスとしてそこに新しい店を開く業者がいる。副都心部の渋谷などの大規模な再開発には及びもしないが、東京近郊の駅周辺も開発の波が起こっている。

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コロナで自粛が続く中、バーチャルツアーが人気

 新型コロナウイルスの感染拡大で海外渡航の自粛が続く中、オンラインの「バーチャルツアー」が人気という。旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)が有料ツアーを募集している。果たして新しい旅のスタイルを提供できるのか。

 試しにいくつか無料サイトを覗(のぞ)いて観(み)た。悪くないと思ったのが、イタリアのジェノバの街を散策するもの。ロックダウンが解除された昨年夏頃の映像で、何の説明もなく、ただ通行人の視線で通りの風景が変わっていく。

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コロナや五輪が焦点、党首討論への各紙の反応

 昨日の新聞から。2年ぶりに開かれた国会党首討論は、新型コロナウイルス禍対策や東京五輪・パラリンピック開催の是非などが焦点だった。「(菅義偉首相は)質問には直接答えず、一方的に長々と自説を述べる。これでは、到底その言葉は国民に響かない」(朝日・社説)。

 「論戦は煮え切らず、消化不良に終わった感が否めない」(日経・同)。これに対し産経(主張)は、首相が希望する国民全員へのワクチン接種を11月までに終えたいとする見通しを語ったことなどを「コロナ収束に向け、新たな目標を掲げた点は評価できる」と受け止めた。

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湿地に生える水生植物が花を咲かせる季節だ

 湿地に生える水生植物が花を咲かせる季節である。東京・調布市にある都立神代植物公園は今月4日から再開園した。新型コロナウイルス対策のため入園には事前予約が必要だが、分園の水生植物園はその必要がないという。

 アシ、オギ、マコモ、アヤメなどがあるが、見ごろなのはハナショウブ。カキツバタやアヤメは5月に開花するが、ハナショウブは6月。カキツバタやアヤメと違って、花の色はさまざま。

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低迷する林業の魅力を高め、若者の呼び込みを

 「木造住宅の新築を手控える人が少なくない」と都内の不動産業者。なるほど、マンション建築はよく見るが、木造一戸建て新築の槌音(つちおと)はあまり聞こえてこない。

 新型コロナウイルス禍で社会の先行きに不透明感がある上、輸入材の高騰で建築費がアップしているのが主な理由のようだ。住宅需要が増えている米国などに海外の資材は流れ、その分日本国内で不足している。

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ワクチン接種のスピードの加速に期待したい

 ようやく気流子にも地元自治体からの新型コロナウイルスワクチン接種券が届いた。東京・調布市の接種第1、2弾は75歳以上が対象で今月末までの接種完了を目指す。今回の第3弾は65歳以上が対象で、集団・個別接種の予約受け付けが始まった。

 市報によれば、予約人数が約1万8000人分で、1回目の接種は10日から来月10日まで。2回目接種は自動的に1回目の21日後に同じ会場・時間となり、7月末までに高齢者接種を完了させる計画である。

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大都市と地方の教育環境の格差をどう埋めるか

 教育の正常化実現を目指し、教員らが集う一般社団法人全国教育問題協議会の機関誌「教育問題」の発刊が新型コロナウイルス禍で延び延びになっていたが、ようやく16号が送られてきた。特集テーマは「どうする!! コロナショック後の日本の国づくり・人づくり」。地域の現場教師ら(実名)の声が聞けて興味深い。

 徳島県の女性は「感染者がほとんどみられない(同県のような)地域でも、大都市圏と同様の方針がとられた」ことに疑問を呈し「現場の状況に合わせた柔軟な方針」を自主的に決定すべきだったと。

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五月雨はちょうど今頃の梅雨の雨のことである

 「さみだれや大河を前に家二軒」(蕪村)。さみだれは漢字で「五月雨」と書く。陰暦の5月に降る雨なのでそう名付けられ、ちょうど今頃の梅雨の雨である。イメージとしては力強い印象を持たれる面があるが、実は梅雨にしとしとと降る長雨のことである。

 この句で表現された絵画のような風景は、画家でもあった蕪村の空間把握の能力や的確な描写力を感じさせる。五月雨で有名な句は、芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」。気流子は学校の教科書で読んで、五月雨が豪雨だと長い間思い込んでいた。

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初夏の味覚「初ガツオ」が今年はだいぶお手頃だ

 目に青葉山ほととぎす初鰹――。初夏の味覚「初ガツオ」が今年はだいぶお手頃だ。近所のスーパーで1さく400円ほどだったので何度か買って食べた。小紙1日付によると、勝浦港や銚子港のある千葉県の5月の水揚げ量は去年の4倍以上に上る。

 今年の初ガツオは結構脂が乗っていて、秋に獲(と)れる「戻りガツオ」のような味わいがある。餌となるコイワシなども近海で豊漁のためだ。

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ワクチンの接種が順調に進むことを願いたい

 全国各地で新型コロナウイルスワクチンの接種が動きだした。こうした中、身近なところでワクチン接種拒否(延期)をしているケースが2件あった。どちらも夫婦。夫が拒否のケースと妻が拒否のケースだ。

 副反応が原因なのかどうかも含めて、はっきりしたことは言わない。「副反応を恐れているのだろう」と推測するしかないが、接種するか否かはあくまでも本人の信念の問題なので、夫婦一体というわけにもいかない。そこは夫婦間で了解し合っているのだろう。

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作家の山本有三は 「無事」 の境地に至ろうとした

 東京のJR三鷹駅南口から、遊歩道として整備された「風の散歩道」を玉川上水に沿って行くと、三鷹市山本有三記念館がある。この作家が昭和11年から21年まで、家族と共に暮らした洋館だ。

 庭園も建物も素晴らしく、見応えがある。今、開催されているのは企画展「『無事』という境地」(9月5日まで)。有三は22年に参議院議員選挙に立候補し、当選を果たして、祝日法や文化財保護法などの制定に尽力した。

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大坂なおみ選手の会見拒否が波紋を呼んでいる

 テニス女子世界ランキング2位の大坂なおみ選手が、全仏オープンの試合後の記者会見を拒否したことが大きな波紋を呼んでいる。主催者から罰金を科せられた大坂選手は、2回戦からの出場を放棄。ツイッターで「大会やほかの選手、私自身にとって撤退することがベストだと思った」などとコメントした。

 記者会見も試合の内というのがこれまでの常識だろう。コートでのインタビューには答えているが、やはり本人にしか分からない、よほどのものがあったと想像される。「長い間、気分が落ち込むことがあって対処するのに本当に苦労した」と鬱で苦しんでいたことを証している。

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梅雨時にはなぜかドクダミなど白い花が映える

 <梅雨の月があって白い花> 種田山頭火。十字の星を散らしたように地面に広がる純白の花とやや濃い緑葉のコントラストに目を奪われる季節になった。その花名のために随分損をしているドクダミである。

 旺盛な生命力が示すように昔から薬草として重宝されてきた。揉んで付ける葉は、おできや火傷に効く皮膚薬となる。煎じて茶として飲むと、動脈硬化を予防し便秘にもいいという。

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公的介護の高い理想を実現させたい

 介護保険制度の開始は2000年度。従来、生命保険などが現金給付だったのに対し、介護サービスという手間も暇もかけた“現物支給”のアイデアを取り入れ始まった。20年も続くのは他の医療とともにあり重宝されているからだろう。

 その後サービスの種類も増えたが、被介護者も増加。今年4月に改定された65歳以上の介護保険料の全国平均は、厚生労働省の集計で月6014円と、当初(2911円)の約2・1倍に膨らんでいる。

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