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上昇気流 rss

大相撲秋場所は関脇正代が初優勝を果たした

 マスク、手洗い、うがいの励行に間合い、つまりソーシャルディスタンス(社会的距離)を取る新型コロナウイルス対策の中で開催された大相撲秋場所。これに両横綱不在が混戦を呼び込んだ。感染防止のため、十分なぶつかり稽古もままならず、よその部屋で力試しする出稽古も禁じられた。

 なまけなくても力士たちにとって稽古不足になりがちな環境で迎えた本場所であった。本命の両大関のうち朝乃山が初日から3連敗で躓(つまず)き、貴景勝も中日までに2敗して抜け出せなかった。

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ソ連スターリン時代の「群衆」がテーマの映画

 ウクライナ出身の映画監督セルゲイ・ロズニツァさんのドキュメンタリー映画「粛清裁判」「国葬」他1本の試写会があった。ソ連スターリン時代の国情を描いたもので、当時の記録フィルムを再構成している。

 「粛清裁判」は技師らに対するスターリンの見せしめ裁判で、大粛清の始まりを暗示する“儀式”のよう。「国葬」は全国各地で催されたスターリンの追悼式の模様を映す。当時、映画が世論操作で重用されていたのだろう。

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「小規模分散型旅行」は近所の名所・旧跡めぐりを

 毎日、暑いとばかり思っていたのに、いつの間にか朝夕の肌寒さに鳥肌が立つほど。台風12号が去った後は、風も雨もことさら冷たく感じる。

 10月1日から「Go To トラベル」に東京発着分が追加されることに対して、有識者による新型コロナウイルス感染症対策分科会が政府に「小規模分散型旅行」を国民に呼び掛けるように提言したことが、昨日付小紙で報道された。

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秋刀魚が高級魚に、海水温の上昇で不漁が続く

 秋の味覚、秋刀魚の不漁が続いている。スーパーで1尾400円ほどの値段がついているのに驚いたが、今年は9月半ばまでの漁獲量が、過去最低だった去年の2割程度というからどうしようもない。

 仕方なく、解凍した安いのを買って食べたが、やはり味が劣る。特に、ワタの苦みに力がない。

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派閥やグループはあらゆる人間集団につきもの

 派閥というと、政治の場面で言われることが多い。が、派閥という言葉は別として、実質派閥は昔からおなじみだ。思い出すのは高校時代だ。

 40人ぐらいの級友がいる中でグループが生まれる。仮に8人ぐらいのグループとすると、五つばかりのグループができる。30人もの巨大グループが生まれることはなかった。

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名峰パイネ・グランデをめぐるトレッキング

 憧れていた山をテレビで見ることができた。NHKBS「南米パタゴニア大自然 感動の巨大氷壁を一望」という番組で、トーレス・デル・パイネ公園の名峰パイネ・グランデ3050㍍をめぐるトレッキング。

 出演したのは太り気味の中年ディレクター、三戸宏之さんで、4泊5日のツアー。客は他にスイス人女性がいて、ガイドのニコラスさんと2人のポーターがついた。三戸さんにとって過酷だったのは2日目。

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世論は新内閣に高評価だが、立憲民主には…

 菅義偉内閣が発足して早速行われた新聞各社の世論調査で、内閣支持率は読売、日経74%、朝日65%とかなり高いものとなった。派閥の談合で決まったように言われた割には、世論は肯定的な評価を下した。

 官房長官としての手堅い手腕に加え、「令和おじさん」の親しみやすいイメージが大きいだろう。携帯電話料金の引き下げや、行政の縦割り打破、サービスの迅速化のためのデジタル庁創設など、国民のニーズに応える改革を打ち出している。

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「秋の交通安全運動」で交通事故警戒を呼び掛け

 日が暮れ、暗くなるのが早くなったことに驚くこのごろである。この時間帯(午後5時~7時)を警察庁では「薄暮時間帯」として、一日のうちで交通死亡事故の発生件数が突出していることに警戒を呼び掛けている。

 この時間帯の月ごとの死亡事故は、暗さが増す10月から12月の3カ月に特に多く起きている。死亡事故を当事者別に見ると「自動車対歩行者」のケースが最も多く、半数を超えるというのだ。

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少子化解消の突破口に、不妊治療の保険適用を

 不妊治療の体外受精によって2017年に誕生した子供の数は、5万6617人だった。この年の出生数は100万人を切っているから、生まれた子供のおよそ16人に1人の割合ということになる。思ったより高率だ。

 菅義偉首相が実現に意欲を示している不妊治療の保険適用。少子化対策の一環として実現を明言したことで、今後は国民の理解も広がるのではないか。

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法政大学出身の菅首相に大学OBから期待の声

 リモート授業が主体であった一部の大学で、夏休み明けの後期授業からようやく対面授業も開始されるという。大学では知識教育だけではなく、友人との触れ合い、尊敬する教授との出会いなど、対面関係で学ぶことが多い。

 大学には代表する看板教授や名物教授がいて、その教授目当てに大学の志望を決めることもあるほど影響が大きい。このほど首相となった菅義偉氏は、気流子と同じ法政大学出身だが、かつて名物教授として知られていたのが、文芸評論家としても有名だった文学部の小田切秀雄教授。その小田切氏の授業で、今でも覚えている話がある。

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かつては懐の深さを示した中国が漢化政策強行

 7月に再放送されたNHK特集「シルクロード」第6集「流砂の道~西域南道2000㌔~」を見て、複雑な感慨にとらわれた。タクラマカン砂漠の南縁のオアシス都市と仏教遺跡を訪ねる旅で、先導役をウイグル族のキャラバンリーダーが務める。

 番組の始まりあたりで、この地域で暮らすウイグル人の小学校の様子が紹介される。日中共同の取材班を子供たちが歓迎し、石坂浩二さんのナレーションが続く。「低学年の教育はウイグル語で行う。中国語を学ぶのは4年生から」。

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報道少ない人類へ貢献する事柄に一定の関心を

 「極度の貧困で生活する人は、この200年間で世界人口の90%から10%に減った」という事実がある。貧困が少なくなったのは事実なのに、なぜか報道されることはめったにない。「社会が進歩したのだから、貧困が減るのは当然」というのが報道する側の論理だと米国の進化心理学者は指摘する(『コロナ後の世界』文春新書/近刊)。

 メディアは「最悪」を選んで報道するとも彼は言う。「平和に暮らしている地域はニュースにならない」とも言うが、指摘されてみればその通りだ。

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カメラマンも魅了、千川上流に生息するカワセミ

 東京の三鷹市内を仙川が流れている。川沿いの道は街の人たちのよい散歩道で、公園が点在している。「みたか散策マップ」(NPO法人みたか都市観光協会)によると、仙川公園と天神山遺跡との間が「勝淵神社コース」となっている。

 同神社脇の勝渕橋から上流にはカワセミが生息していて、アマチュアカメラマンたちの撮影ポイントになっている。望遠レンズ付きのカメラを持った女性もいた。

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先端技術の集積による復興を福島から世界へ

 東日本大震災後、2014年に安倍政権が「福島復興の切り札」として始めた国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」。その中核施設である「福島ロボットテストフィールド」(南相馬市・浪江町)の開所式が行われた。

 総工費約156億円を投じ、東京ドーム10個分に当たる約50万平方㍍の敷地に、橋やトンネル、ドローン用の滑走路、水没した市街地など21施設を整備した。物流やインフラ点検、大規模災害などに対応する陸海空のロボット技術の一大拠点を目指す。

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二十四節気の一つ「白露」が過ぎ初秋を迎えた

 猛暑続きの日々は過ぎたが、昼間は気温30度を超える真夏日が依然として多く残暑が厳しい。それでも朝晩は涼しくなり、季節が確実に移っていく。この7日から二十四節気の一つ「白露(はくろ)」に入った。

 涼(すず)やかな美しい響きを持つ言葉である「白露」とは。白井明大著『日本の七十二候を楽しむ』に「大気が冷えてきて露を結ぶころのこと。ようやく残暑が引いていき、本格的な秋が訪れてきます」とある。

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高齢者の熱中症対策はクーラーと扇子の併用を

 このところ、まだクーラーが欠かせない暑さが続く。クーラーで体を冷やし過ぎてしまうので、体調を崩しやすい時期だ。特に、高齢者になると体温の調整が難しい。

 人間の自律神経は、気温が急激に5度以上変わると、それになかなか対応できないらしい。その意味で、クーラーは快適で便利ではあるけれど、マイナスの面もあることを知る必要がある。快適に過ごすには、扇風機との併用が推奨されている。

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コロナ禍で減った中高年客を外食に呼び戻すには

 昼過ぎに東京・新宿駅近くのハンバーガー店に入った。新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めてだ。カウンター前の10人ほどの列に着き、自分は場違いな所に来たのではないかという思いがしてきた。

 列の前後に並んでいる客、テーブル席でおしゃべりをしている客、見たところほとんどが20代。この手の店はもともと大半が若者客だが、40~50代の客もぽつぽついるものだ。そんな年齢層の客は全くいない。

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喜善と柳田の出会いから生まれた『遠野物語』

 『遠野物語』(1910年)は、厳密に言えば私の著書ということはできない、と柳田国男が書いている。110年前に刊行された『遠野物語』の著者と言えば柳田に決まっているとも思うのだが、話の提供者である佐々木喜善(きぜん)がいなければ、この名著が成立しなかったことだけは間違いない。

 遠野の人である喜善は柳田より10歳ほど若い。喜善の故郷である遠野は岩手県内の盆地だが、東の太平洋岸との交易が盛んな土地でもあった。

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「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」実施

 毎年夏、イタリアのペーザロ市で開催されるロッシーニ・オペラ・フェスティバルは、3月から4月にかけて同市が新型コロナウイルス禍で都市封鎖されたものの、今年は規模を縮小して実施された。

 幾つかの演目は来年に延期となった。先日刊行された『ロッシニアーナ(日本ロッシーニ協会紀要)』第40号の伝えるニュースだ。ロッシーニ(1792~1868)は高名な音楽家だが、演奏されてきたのはごく一部の作品。

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自民党総裁選の立会演説会開催、3氏の主張は

 安倍晋三首相の辞任表明を受けて行われる自民党総裁選の立会演説会が開かれた。菅義偉官房長官が優勢の中、やや盛り上がりに欠ける選挙だが、内外の難問が山積する中、後継総裁に託される任務は実に重い。

 石破茂元幹事長は「成し遂げたいのはグレートリセット。もう一度この国の設計図を書き換えなければならない」と強調。地方創生担当相を務めた経験から、東京一極集中の是正に真正面から取り組む姿勢を示した。

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朝日新聞の世論調査で高評価を得た安倍政権

 おそらく朝日としては2匹目の<柳の下のドジョウ>を狙うつもりが、大きく当てが外れたのだろう。腰を抜かすほどの結果が4日付掲載の世論調査である。今回同様、第1次政権時に安倍晋三首相が病気を理由に辞任を表明した直後、2007年9月の調査では、政権の実績を「評価する」37%が「評価しない」の60%を大きく下回った。

 それが今回は「評価する」との答えが「大いに」17%と「ある程度」54%を合わせて71%にも上ったのだ。反対に「評価しない」の方は「あまり」19%と「全く」の9%を合わせても28%にすぎない。

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安倍政権は「全世代型社会保障」の内容に…

 安倍政権は「全世代型社会保障」の内容に目鼻が付いたところで退陣。社会保障制度の大きな改革は先送りされ、引き継ぐ次期首相の実行力が問われる。

 2022年からは、1947~49年生まれで戦後の高度経済成長の牽引(けんいん)役だった団塊の世代がついに後期高齢者の75歳以上となり始め、社会保障給付額は大幅に増加する。自民党総裁選に立候補するお三方は63歳から71歳。この局面に対する感慨はいかに。

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台風もかつて日本では「野分」と呼ばれていた

 特別警報級の非常に強い勢力の台風10号が、沖縄・奄美や九州に襲来する。日本では、台風のことをかつて「野分(のわき)」と呼んでいた。

 野分というと、生い茂った草木を分けるように吹く風景が思い浮かぶ。風情がある表現だが、現代の感覚からすれば、やはり台風のすごさを表現するには力不足の感がある。

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