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コラム rss

靖国神社参拝と「祈る人」

 安倍晋三首相の靖国神社参拝後、国内外のメディアは産経新聞など一部を除いて批判的な記事を掲載した。一方、首相の参拝直後実施された世論調査では国民の過半数が「首相の参拝」を支持している。「当然だ」「よく参拝した」から、米中韓からの批判に対しては「内政問題への干渉だ」といった意見が聞かれた。例えば、TBSの世論調査では約7割の国民が首相の靖国神社参拝を支持したという。

 プリント・メディアやネット世界で靖国神社参拝に反対する論客は、靖国神社が明治政府の意図でつくられたもので純粋な宗教施設でないことから、靖国神社に祭られている「英霊」にも疑問を呈し、「首相の参拝は最終的には日本の国益を害する」と主張する。オバマ米政権が今回、安倍首相の参拝に「失望した」という外交上かなりきつい表現で批判したことを指摘し、「首相の参拝は日本を外交上孤立化させる」といった警告まで飛び出している。

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韓国の左翼の“駆け込み寺”

地球だより

 北朝鮮ナンバー2の処刑や安倍首相の靖国神社参拝に蜂の巣をつついたような騒ぎとなった韓国で、もう一つ年末の大きなニュースだったのが鉄道労組のストだ。大赤字の会社で高給取りたちがやりだしたストに世論の反応はいまひとつだったが、それにしても韓国は全国的に見ると鉄道普及率は高くないし、今回のストによる運休率もビックリするほどではない。騒いだ割には人質効果(?)がなかったという気がしないでもない。

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明けましておめでとうございます。本年も…

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。日本海側では吹雪く所がある一方、太平洋側ではなべて平穏な年の幕開けだ。

 2011年3月11日に起きた東日本大震災から3回目の新年を迎えた。被災地の全般的な復興には遠く、原子力発電所の事故で仮設住宅暮らしの人も依然少なくない。

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明け方の冷え込みは一段と厳しくなったが、…

 明け方の冷え込みは一段と厳しくなったが、大晦日(おおみそか)の東京の日中は日差しを得て穏やかな日和となりそうだ。近くの広場のイチョウや欅(けやき)の大木は、大胆な刈り込みで梢(こずえ)や枝元が取り払われたのと、強い季節風であらかたの葉を落としたのとで、天に伸びる幹も枝も裸である。

 透明な青い空。冬の日が幹や梢の間を抜けてさしかけ、辺りは明るい。低木の山茶花の濃い緑葉に埋もれる花の紅さも照らし出す。悪くない佇(たたずま)いだが、薄黒く写る梢や枝を見上げて「清々しい」と思う人もいれば「木が寒々として可哀そう」という人もおられよう。

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不可解な副反応部会

 子宮頸がんワクチンの接種の積極的勧奨を再開するかどうかを決めるとみられていた厚生労働省ワクチン副反応検討部会は25日、結論を出さないまま閉会した。

 同部会が勧奨の中止を決定した6月から約半年。12月に結論を出す会合があるとの情報が伝わり、クリスマスの日に開催が決まった。何とか今年中に決めたいとの意向が伝わって来た。同部会では、痛みを訴える被害者を診てきた2人の医師を皮切りに、7人の医師が所見を発表した。

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ベトナム式合理主義

地球だより

 ベトナム人のプラグマティズムには驚かされることが多い。ひょっとしたら中国人をもしのぐと思われるほどだ。

 ベトナムでは現在、時間のかかる鉄道を敬遠して、手っ取り早く目的地に着ける長距離バスが人気だ。

 先日ディエンビエンフーからハノイまで450㌔の長距離バスに乗った。

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歴代政権と政治改革 国民に夢を与えた安倍内閣

 永田町も新年を迎えると新しくなる。しかしその新しさが目立たない。旧態依然だ。この流れは戦後殆ど同じだ。戦後といっても、もう60年を遥かに越えている。それを見るにつけ日本国民は実に辛抱強い民族だ。そう思わないことはない。

 この間、内閣は何度も変わった。新しい首相たちは判で押したように同じことをいう。それは「政治改革」だ。しかしその政治改革は実行されたためしがない。永田町政治は昔の通り延々と今日に続いている。

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年末の帰省ラッシュが続いている。…

 年末の帰省ラッシュが続いている。だが、日本海側では冬型の気圧配置が強まったため大雪となる所が出ており、東北や北陸などへ向かう航空便の欠航や鉄道の遅れで帰省の足が乱れている。

 こうした中、昨日山形新幹線と乗用車が衝突し、乗用車に乗っていた女性1人が死亡。この事故で、新幹線は福島-新庄間で上下線とも一時運転を見合わせた。

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拡大するクリスチャン・フォビア

 イタリアの「宗教の自由監視」調査官、トリノの社会学者マシモ・イントロヴィニエ氏(Massimo Introvigne)は「宗教活動で殺害されたキリスト者は今年、少なくとも8万人と推定される」という。バチカン放送とのインタビューの中で語った。

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「門松を立て終りたる塵を掃く」(松田水石)…

 「門松を立て終りたる塵を掃く」(松田水石)。街で門松や松飾りを見かけるようになった。クリスマスの前には少し早すぎる感じがしたものだが、今では歳末の風景としっくり合っている。

 この期間は、キリスト教のクリスマス、仏教の除夜の鐘、神道の正月と、異なる宗教文化の行事が続いて目まぐるしい。ただ、それらが何の違和感もなく毎年行われているのは面白い。

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「次の三つを(日本が)やれば、中国は座視しない。…

 「次の三つを(日本が)やれば、中国は座視しない。その三つとは、靖国参拝と尖閣諸島への公務員常駐など実効支配強化、それに憲法改正だ」。昨年12月、中国共産党機関紙・人民日報がこんなことを書いた。内政干渉を通り越した傲慢(ごうまん)な、一種の脅しである。

 今夏、小紙の愛読者でつくる世日クラブの講演会で、中西輝政京都大学名誉教授は、このことを取り上げ、「孫子(まごこ)の世代にしっかりした日本を引き渡し、まともな国として蘇(よみがえ)るには、これらは全部必要なことだ」と強調した。

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ロシア人が日本移住を躊躇する理由

地球だより

 筆者の知人、友人には、「日本に行った経験のある人」が多い。そして、99%以上は、日本に行って「もっと日本が好きになった!」という。「道にゴミが落ちていない」「店員さんが、みんな丁寧」「人が親切」「食事がおいしい」「ウォシュレットすごい」などなど、いろいろ理由はある。

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我々の住む宇宙はいつ始まっていつ終わるのか…

 我々の住む宇宙はいつ始まっていつ終わるのか。それとも、宇宙には始まりも終わりもないのか。だが、宇宙が137億年ほど前、ビッグバンによって始まったという説は、大方の支持を得ているようだ。

 が、ビッグバン以前はどうだったのか、と思う人もいるだろう。最近刊行された宇宙物理学者ローレンス・クラウス著『宇宙が始まる前には何があったのか?』(青木薫訳。文藝春秋)という本では、「量子のゆらぎ」がそもそもの始まりだった、という説が紹介されている。

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“カンニング”社会

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 いくら模範生でも学生時代に1回ぐらいは試験の不正行為であるカンニングの記憶を持っているようだ。実力は足らないのに順位を上げて合格証をもらいたい時の選択肢は明らかだ。大学生の45%がカンニングの経験があると答えた調査結果もある。“カンニングの5道”という笑い話までよく知られている。見つかった友人を心から気の毒に思う「仁」、誰が見せてくれたのか最後まで明かさない「義」、答えを見せてくれた友人より点数が高くてはいけないという「礼」、見つかりにくい席と監督官の習性をあらかじめ見抜く「智」、答えがいくらおかしくても疑わずに書き取る「信」を守らなければならないということだ。

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鵜飼いに用いられるウミウは渡り鳥だ。…

 鵜飼いに用いられるウミウは渡り鳥だ。春は繁殖のために北海道方面に、秋には越冬のために本州沿岸や九州方面に向かう。山口県・壁島のように越冬地が天然記念物に指定された所もある。

 茨城県日立市十王町の伊師浜には、4月から6月、そして10月から12月に、渡りのためにやって来る。この時期こそ捕獲シーズンで、全国でたった1カ所のウミウの供給地。

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宜野湾市議会が「県内」容認

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先について、沖縄県出身の自民党所属国会議員5人が11月、「県外」から「県内」(名護市辺野古)容認で一致した。これに続き、「県外」を主張していた自民党沖縄県連も「県内容認」へ回帰した。

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日本列島各地の干拓事業の歴史は古く、…

 日本列島各地の干拓事業の歴史は古く、東京湾や三河湾などの干拓も江戸時代から行われた。明治以降も個々の産業の振興を軸にした枠組みの中で実施されてきた。

 有明海内の諫早湾での干拓も古くから手掛けられてきたが、今問題になっているのは1989年に着工した農林水産省による国営干拓事業だ。諫早湾奥部を全長約7キロの潮受け堤防で閉め切って942ヘクタールの干拓地を造成し、2008年に営農が始まった。

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「今年のウソ」はオバマケア

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】「ポリティファクト」によると、「今年のウソ」は、「今の医療保険がよければ、継続していい」だ。しかし「今年の話題」は、全米が革新的なオバマケアとはどういうものなのかに気付いてしまったことだ。オバマ政権は、とにかく法案を通過させるために、真っ赤なうそをつくしかなかったのだ。

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27歳のオーストリア新外相

地球だより

 オーストリアで16日、社会民主党と国民党の2大政党の大連立政権が発足した。厳密にいえば、第2次ファイマン政権だ。新鮮味に欠ける上、連立交渉で選挙公約を次々と放棄した末の新政権の誕生だけに、有権者の目は厳しい。

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防災教育と国防意識

 12月8日、一般財団法人防災検定協会主催(内閣府後援)の第1回ジュニア防災検定が東京、大阪で実施された。ジュニアという言葉の通り、検定には小学生、中学生が挑戦した。

 この検定は、漢字検定、英語検定のような記憶力や暗記力を問うのではなく、災害時の判断能力や自分の生命(いのち)を守るための術を問うもので、防災教育の一つのツールとしても活用できる内容となっている。

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最近のメディアから。「(ブラジルに住む人の…

 最近のメディアから。「(ブラジルに住む人の言うお金持ちのブラジル人が買う車は)ベンツでもBMWでもなかった。おんぼろトラックやミニバンなどを数多く持つのだ、という。安全のために毎日車を替え、違う時間に家を出て、決して同じ道を通らない。それが第三世界の日常生活の常識なのだ」。

 作家・曽野綾子氏の産経連載「透明な歳月の光」(18日付)から。世界の常識は日本の非常識という、日本の非常識を一つ。評論家・大藏雄之助氏が小紙「Viewpoint」(19日付)で指摘する。

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エイズと人権

 次女(中学3年)が宿題として、学校から持って帰ったプリントを読んでいたら「エイズ」の文字が目に飛び込んできた。エイズと言えば、感染の恐ろしさを思い浮かべたが、それがテーマではない。「公民」の中で、感染・患者への差別が現代社会の人権問題の一つとして並んでいたのだ。  すべての人間への差別をなくすことについて、異論を唱える人はいないだろう。その一方で、エイズ感染リスクの高い行為に対する警鐘はしっかり鳴らしているのか、とも疑念も沸いてきた。

 世界的にみると、エイズ感染・患者数は減っているが、日本では逆に悪化している。原因は明らかだ。

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