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コラム rss

16世紀にローマに派遣された天正遣欧少年使節…

 16世紀にローマに派遣された天正遣欧少年使節は、日本で最初に洋楽を学んだ少年たちだった。彼らを主題に『クアトロ・ラガッツィ』(集英社)を書いた美術史家の故若桑みどりさんは、音楽のことで疑問を抱いた。

 当時の洋楽は、キリシタンのオラショを除けば、弾圧ですべて消えてしまったのだろうか、と。この疑問を解き明かしたのは、先月亡くなった音楽学者の皆川達夫さん。論証と実証に基づいて筝曲「六段」はラテン語聖歌「クレド」が原曲だと解明した。

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「ベルガモの衝撃」を乗り越えて

 イタリア北部ロンバルディア州のベルガモ市で中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が広がり、連日多数の市民が死亡したニュースは欧州の新型コロナ感染初期を考える時、最も衝撃的なものだった。多くの死者を病院から埋葬地に運ぶために霊柩車では足らず、軍が動員されて運ばれる写真は強烈なインパクトをイタリア国民だけではなく、欧州人に与えた。新型コロナへの恐怖は発生地・武漢市の都市封鎖の状況からもたらされたというより、ベルガモからのニュースによって、その後の欧州人の胸深くに刻み込まれていったのではないか。

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観光客の激減で行き場のない土産品を救済!?

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 新型コロナウイルス感染拡大のため、沖縄県で最も大きな影響を受けた業種の一つは、観光関連業だ。中でも、土産品店への打撃は甚大だ。4月7日、東京など7都府県に緊急事態宣言が発出されると、沖縄を訪れる人は激減し、那覇市国際通りとその周辺の観光土産品店は次々と休業を余儀なくされている。

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プロ野球ロッテのドラフト1位ルーキー…

 プロ野球ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手。10日の母の日に球団のユーチューブ公式チャンネルで動画を公開し、「今こうやってプロで野球ができているのは母のおかげ」と感謝を口にした。東日本大震災で父親(当時37)を亡くし、母親(46)に女手一つで育てられた。

 動画では、小学4年生の時、100円ショップでタオルハンカチを母親に買って喜んでもらえたという話も出てきた。母は強し、である。新型コロナウイルス禍の体験を、子供たちはどのような形で記憶していくのだろうか。

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新型コロナで「現金」離れが加速

 アルプスの小国スイスの国民は現金を愛する。「現金だけが本物だ」という信念が社会の隅々にまで定着している国柄だ。その国民に対し、新型コロナウイルスは現金離れを強いてきているという。スイス公共放送協会のウェブサイト「スイスインフォ」が6日、報じた。

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【コロナ禍】アマゾン注文品の受け渡し拠点になった700店展開のチェーンストア破綻!

■デパートメントストアやオフプライスストアなど700店以上を展開するステージ・ストアが11日、連邦破産法11条の適用を申請し倒産した。

新型コロナウイルスに伴う経済活動の停止が打撃になり、Jクルーやニーマンマーカスに次いで小売チェーンが経営破綻したことになる。

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プーチン流「失業者救済リクルート」

 中国湖北省武漢市から発生した新型コロナウイルスの感染者数が9日、世界で400万人を超えたというニュースが流れてきた。その数はバルカンのクロアチア人口に相当する。世界の感染地となった欧州諸国でも5月に入って、次第にロックダウン(都市封鎖)を解除し、経済活動、社会活動の再開に乗り出す国が増えてきている。もちろん、新型コロナは感染症だから、都市封鎖など措置を緩めれば、感染が再び拡大するリスクはある。にもかかわらず、感染者の再生産者数が1・0を割った場合、新型コロナが絶滅するまで封鎖など特別措置を延長できない。賭けだが、封鎖解除などの政策に乗り出さざるを得ないのが欧州諸国の実情だろう。感染対策を継続しつつ、国民の経済活動を再開しなければならない。両者のバランスをどのように維持するかで、欧州の政治家たちは苦慮しているわけだ。

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中国含む新たな枠組み必要、新START交渉で米特使

 米露間の新戦略兵器削減条約(新START)は2021年2月に有効期限を迎える。ロシア政府は現状のまま延長することを求めているが、米政府は中国が参加しなければ更新を受け入れない意向だ。4月にトランプ米大統領が武器管理問題大統領特使に任命したマーシャル・ビリングスリー氏は、ロシア政府は新STARTの延長を考える前に、「中国を交渉のテーブルに着かせなければならない」と主張、中国を含む3カ国での新たな枠組みの構築を求めていく構えだ。

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今にぴったりの歌「ハイ! 石けんで手を洗おう」

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が5月末まで延長された。

 既に緊急事態宣言の下の生活は1カ月以上に及ぶが、実際には安倍首相の要請で各種イベントが中止となり、全国の小中高校が臨時休校となった3月初めから、子供のために仕事を休んだり、テレワークになるなど、自宅中心の感染予防生活は始まっていた。そこまで加算すると、新型コロナによる“非日常的な”生活は2カ月以上となり、既に非日常が日常になった感が強い。

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自衛隊増員で不景気対策にすべきだ

■武漢ウイルス(COVID-19)パンデミックで雇用不安

 武漢ウイルス(COVID-19)パンデミックで経済活動が停滞。緊急事態宣言で移動自粛要請と休業要請が出た。これで多くの企業が停止。同時に雇い止めやリストラが発生。緊急事態宣言が解除されたとしても、パンデミックは収束していないから雇用回復は難しい。

■自衛隊増員の必要性

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延長された緊急事態宣言下で行動自粛が続く…

 延長された緊急事態宣言下で行動自粛が続くから、新型コロナウイルスに関連するニュースが大きく扱われるのは仕方ない。しかし、それによって見落として警戒を緩めてはならない記事も少なくない。

 これもコロナ禍発生源の中国絡みが多いのは皮肉である。沖縄県・尖閣諸島沖のわが国領海への中国公船の連日の不法侵入はその一つ。あまりにおびただしい回数になるため、最近はいちいち報じなくなった新聞もあるほど。

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コロナ禍で少数民族系の「高致死率」

 バチカンニュース独語版(5月8日)を読んでいると、中国武漢市から発生した新型コロナウイルスの感染者で死亡する患者は米国や英国では少数民族出身の住民が多数派民族より格段に多いという。特に、黒人とアジア系住民、シンティ・ロマ人、遊牧民系にその傾向が見られるという。英国のマット・ハンコック保健相が記者会見で公表しているものだ。

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米国防総省は、ここ15年ほどの間に海軍機…

 米国防総省は、ここ15年ほどの間に海軍機パイロットが撮影した不審な飛行物体の映像3本を公開した(本紙4月29日付)。この間メディアに流出し、未確認飛行物体(UFO)の可能性があると波紋を広げていた映像だ。

 3本の映像は動画投稿サイト「ユーチューブ」で見られ、パイロットの驚きの様子も伝わってくる。しかし部外者には単なる飛行物体で、映像がどのように解析され、なぜ正体の解明に至らなかったのかは公表されていない。

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新型コロナ検査を受けた日の出来事

 欧州の「終戦75年」を迎えた8日午後、当方は「1450」に電話した。この番号は新型コロナウイルスの感染の疑いがある症状が出た場合、病院に直接行かず、先ず指定された緊急番号に電話し、医療関係者に症状を伝えることになっている。タクシーや電車を利用して病院に直接行って、タクシー運転者や病院関係者が感染したケースがあったからだ。保健省側は「絶対に公共機関やタクシーで病院には行かないように」と、新型コロナの感染が広がって以来、何度も国民にアピールしてきた。

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駅に向かう道の途中に小さな花屋さんがある…

 駅に向かう道の途中に小さな花屋さんがある。店主らしき人が時々、道路側に小さなイスを出して座っている。何事か考え込んでいるように見えるのは花を扱っているせいか。

 いつも通り過ぎる店なので、季節ごとにガラス越しに見える花の姿が心を慰めてくれる。店の中にはツバメの巣があり、親鳥が虫を狙って飛び交う。その速さを見ると、宮本武蔵のライバルだった佐々木小次郎の秘剣「ツバメ返し」を連想する。

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「終戦75年」と「新型コロナ元年」

 オーストリアで8日、第2次世界大戦が終結して75年を迎えた。中国の新型コロナウイルスの感染拡大もあって大々的な行事は中止されたが、ファン・デア・ベレン大統領は5日、オーバーエスターライヒ州のマウトハウゼン強制収容所を訊ね、慰霊碑の前に献花し、犠牲者を追悼した。

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サンダース失速の原因―世界的少子化問題と民主主義の限界

  今年の大統領選挙で民主党の候補者が勝つのは難しそうだった。アイオワやネバダの党員集会の投票参加者は、4年前と同じくらいでしかなかった。ニューハンプシャーは増えたものの、それは州全体の人口増加プラスαくらいだった。

 そのプラスαには仕掛けがある。ニューハンプシャーの予備選では、共和党支持者が民主党の予備選で投票しても構わない規則になっている。そこで自分が勝ち易そうな相手に民主党予備選で投票して欲しいと、トランプ氏が共和党支持者に呼び掛けていたのである。同じ作戦がサウスカロライナでも行われたという。

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久しぶりに近所の緑道を歩いた。すれ違う…

 久しぶりに近所の緑道を歩いた。すれ違う人は、ジョギングする人も含め、ほぼ皆マスクをしている。周りに人が少なくなったのを見計らって鼻の部分だけマスクを外すと、爽やかな薫風が鼻孔いっぱいに広がった。

 「風薫る五月」というけれど、こんなに新緑の薫りを新鮮に感じたのは初めてのような気がする。緊急事態宣言が延長され、不自由や制限が続く中での「気づき」の一つである。

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様変わりのラマダン

 4月24日から始まったイスラム教徒のラマダン(断食月)はかつてないものとなった。

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コロナ起源説の混乱は中国を利する

 人類の歴史で戦争といがみ合いは今日まで絶えたことがなかった。なぜ人類は互いに戦い、傷つけあうのかで、これまでさまざまな説が出てきた。代表的な説は、弱肉強食の生存原理に基づき人類はあたかも宿命のように戦争、競争を繰返してきたという「進化論的学説」と、人類の始祖アダムとエバが神の戒めを破り禁じられた果実を食べた結果、罪が発生したというキリスト教の「原罪説」だ。

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大型連休は終わったが、今年は様子が違って…

 大型連休は終わったが、今年は様子が違っていた。例年であれば、新幹線や高速道路、空港などの混雑の様子が報道される。祖父母と孫の出会いと別れの光景も映し出される。が、今年に限っては逆に人出の少なさが話題になった。

 「大型連休で人出が多いのは当然。そんな分かり切ったことを報道するのに何の意味があるんだろう」と思うのが例年のことだった。

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中国製「検査キット」の正確率は5%

 インド当局は中国武漢発の新型コロナウイルスの感染状況を迅速にスクリーニングする検査キットを中国企業から輸入したが、なんとその精度が5%に過ぎなかったため、返品したという。海外中国メディア「大紀元」日本語版が3日、報道した。

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サンダースの進撃を妨げたヒラリーの悪霊

アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダと快進撃を続けていたサンダース候補は、サウスカロライナで躓き、スーパーチューズデーで決定的にバイデンに追い越された。その理由は、一つにはヒラリーの悪意である。

もしサンダースが掲げる国民皆保険的なものが実現したら、今まで彼女に莫大な献金をして来たと言われる製薬業界や民営医療保険の会社が困る。ところが、これらの会社は昨年だけで、サンダースに160万ドルの献金を行なっている。サンダースが大統領になっても自分達が余り困らないようにしてもらうための「保険」だろう。つまり政治資金の奪い合いでしかないのである。

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