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  • 2013/8/05
  • 2013/9/30
  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • ウィーン発コンフィデンシャル rss

    米大統領候補者トランプ氏の「正論」

     韓国日刊紙「中央日報」日本語電子版(24日付)は米共和党大統領候補者ドナルド・トランプ氏の発言を大きく報じていた。その記事には、「金正恩は頭がおかしいか、そうでなければ天才だ」という日本語タイトルが付いている。同発言は、同氏が21日、アラバマ州のバーミンガムのラジオ放送との番組の中で答えたものだ。

     当方がその記事に惹かれたのは少々刺激的ななタイトルのせいもあるが、米大富豪の大統領候補者が朝鮮半島の現状をどのように見ているかを知りたいと思ったからだ。

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    「売春合法化」は間違いだ

     ロンドンに本部を置く国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(AI)は11日、ダブリンで開かれた総会で売買春の合法化を支持することを決定した。その理由は「性労働者の人権保護につながる」からだという。

     当方は、売買春の合法化に反対する。合法化支持者は、①売買春は法では撲滅できない、②合法化で性労働に従事する女性たちの性病の危険を管理できる、③不法に性産業を操る犯罪組織を追放できる、等の理由を掲げる。米国で昔、アルコール売買が禁止されたことがあったが、不法にアルコールを売買する組織犯罪が活発化し、犯罪は増加したことがあった。同じことが売春防止法にもいえるというのだ。

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    金正恩氏が「成長の証」を誇示する時

     当方はそのニュースを読んでから考え続けているが、すっきりとした答えが見い出せないでいる。「当方氏は暇なんですね」と笑われるかもしれないが、答えが見つからないと、落ち着かなくなる。別のテーマを考えている時でも頭のどこかで「なぜだろうか?」と考えているのだ。性分だから仕方がない。

     北朝鮮当局は15日から平壌時間を導入した。隣国日本と韓国とはこれまで時差はなかったが、今後30分の時差が生じる。具体的には、日本は平壌より30分間早くなる。平壌は日本より30分間遅くなる(北朝鮮はサマータイムを利用していない)。

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    「ロシア人は日本人が好きだ」

     前日、「日本人はやはりロシア人が嫌いだ」というタイトルのコラムを書いたが、送信後、「このタイトルはちょっと……」といった一種の消化不良のような気分になった。コラム読者の「大和さん」からコメントを頂き、それを読んで、当方がなぜ消化不良の気分になったか分かった。

     大和さんは、「日本人がロシア人を嫌いなのは、歴史的経緯からも当然と言えますが、意外にも、ロシア人には日本人を好きな人が多い。ロシア人は中国人を嫌いで日本人を好きです。理由を訊くと、『日本人は武士道精神のためルールを遵守し、マナーが良い。ロシアの文化も理解しようと努力してくれる。対して中国人は…』というわけです。政府間レベルではロシアと中国は今蜜月関係の如しですが、民間人の感情は随分違います」という。

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    日本人はやはりロシア人が嫌いだ

     「日本人はロシア人に対して不信感を捨てられないのだね」

     ワシントンDCに拠点を置くシンクタンク、ピュー研究所(Pew Research Center)がロシアとプーチン大統領への好感度と信頼度に対する調査を実施したが、それによると、日本は調査対象国40カ国の中で4番目にロシアに対する「好感度が低い」という結果が出た。友人はそれを聞いて、先述のコメントとなったわけだ。

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    なぜ核兵器は消滅しないのか

     6日は広島市に米国の原爆が落とされた日であり、9日は長崎市の被爆の日だ。日本は戦後、世界唯一の被爆国として核兵器の全廃を国連や様々な場所で訴えてきた。終戦から70年が経過したが、核兵器は依然、存在し、その大量破壊兵器の製造を目論む国は皆無ではないのだ。

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    平均積雪量5cmの北京冬季五輪?

     アルペンスキーの昨年男子総合王者マルセル・ヒルシャー選手(オーストリア)は北京市で2022年、冬季五輪大会が開催されることに対し、「選手を無視した候補地決定に怒りを覚える」と述べている。同選手は「雪の無い場所でどうして滑降やスーパー大回転などアルペンスキー競技ができるか。国際オリンピック委員会(IOC)の決定はスポーツとは全く別の世界で下されている」と怒りを吐露している(オーストリア通信)。

     北京五輪準備委員会は、「雪が降らない場合、人工雪などでカバーするなど検討している」と述べ、雪不足の懸念に対して「根拠がない」と一蹴している。フィギュアスケートやカーリングなど氷上競技は北京市で開催できるが、アルペンやボブスレーなど雪上競技は北京市から90キロ離れた延慶と160キロ離れた張家口で開かれることになっている。

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    朴槿恵氏の実妹の異次元な「正論」

     少々、遅くなった感もあるが、やはり所感をまとめておきたい。韓国の朴槿恵大統領(63)の実妹、朴槿令氏(61)が日本から帰国直後、ソウルの金浦空港で韓国メディア関係者との取材の中で語った内容についてだ。産経新聞が詳細にその内容を報道していたが、同氏の返答が明確でズバリ正鵠を射ているので、「本当に韓国の大統領の実妹の考えか」と驚かされた。

     韓国問題のウオッチャーからは、「朴槿令氏は日韓関係で肯定的な発言を繰り返してきた人物で、その考えは既に知られている」といわれるかもしれないが、その発言内容はやはり新鮮であり、驚きだ。

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    プーチン大統領の「神の戦士」

     独週刊誌シュピーゲル電子版30日に「プーチン大統領の神の戦士」(Putins Gotteskriger)というタイトルでロシア正教会の超保守派聖職者フセボルト・チャプリン大司祭(Wsewolod Tschaplin)のプロフィールが詳細に報じられていた。プーチン大統領の世界を知るうえでも参考になると思われるので、その概要を紹介する。

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    ムハンマド前に「コーラン」があった!

     当方は7月26日、「英バーミンガム大学は、イスラム教の聖典コーランの世界最古の断片とみられる古文書が見つかったと発表した。放射線炭素年代測定によると、同古文書は95%以上の確率で西暦568年から645年の間の作成と判定された」と指摘し、「なぜ、このニュースが驚くべきかというと、発見された古文書がイスラム教の創設者ムハンマド(570年頃~632年)の同時代の人物による可能性が考えられるからだ。ひょっとしたら、『同記述者はムハンマドを個人的に知っていた人物かもしれない』(バーミンガム大のデビット・トーマス教授)というのだ」と書いた。

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    オバマ大統領の“上からの目線”?

     ひょっとしたら、オバマ米大統領はケニアのケニヤッタ大統領を含むアフリカの指導者に向けてアドバイスをする気楽な気持ちから言ったのかもしれない。だから、その善意から出た助言が相手から反発されるとは考えていなかったはずだ。父親の出身国、ケニアを訪問(7月24日~26日)したオバマ大統領は写真で見る限り、上機嫌だった。

     オバマ大統領は25日、ケニアの首都ナイロビでケニヤッタ大統領と会談後、記者会見に臨んだが、そこで隣国ソマリアのイスラム過激派アッシャバーブへの対策問題のほか、同性愛問題が話題となった。

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    イラン核協議の合意と「その後」

     国連安保常任理事国(米英仏ロ中)にドイツを加えた6カ国とイラン間で続けられてきたイラン核協議は14日午前(現地時間)、最終文書の「包括的共同行動計画」で合意し、2002年以来13年間に及ぶ核協議はイランの核計画の全容解明に向けて大きく前進した。

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    ギリシャの“5度目”の破産を避けよ

     日韓の「正しい歴史認識」問題では「歴史から学べ」という表現を度々聞いてきたが、正直言ってピンとこなかったが、あのギリシャが建国(1830年)以後、4度、破産したという歴史的事実を聞いて、「アテネは歴史から学んでこなかったのか」と、思わず呟いてしまった。

     オーストリア日刊紙「プレッセ」(7月10日付)に寄稿した歴史家で国家債務問題専門家のヴァルター・M・イバー博士は、「ギリシャは建国以来、4度、1843年、1860年、1893年、1932年に破産している。国家の破産ではギリシャは常習犯だ」という。政府総債務残高(対GDP比)が170%以上に膨れ上がった現在のギリシャの財政状況を見れば、同国が財政分野で厳しいことは誰の目にも明らかだが、過去に4度も破産していたという事実は余り知られていない。

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    「核」は外交文書では消滅しない

     こんなタイトルをつければ、イラン核協議で昼夜問わず交渉している外交官たちを侮辱することになるかもしれないが、当方はやはりそのように感じるのだ。

     ウィーンでイランの核協議が進行中だ。今回は最終合意が実現し、13年余り続けられたイラン核協議に終止符が打たれる、といった期待の声がいつもより高いが、どうなるだろうか。

     イラン核協議の経緯を簡単に紹介する。

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    ギリシャ人は“神話”を愛する

     当方は過去、3回、ギリシャを取材したことがある。首都アテネと第2都市テッサロニキ、そしてクレタ島を訪ねた。印象は悪くなかった。街並みは整い、国民は陽気で明るく、親切だった。そのギリシャが債務返済不能に陥り、欧州の問題児となっている。何が生じたのだろうか。

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    ギリシャ国民にもっと希望を

     欧州連合(EU)とユーロ圏グループが提示した財政緊縮案の是非を問う国民投票の結果、ギリシャ国民は「ノー」を選択した。国民投票後のギリシャ国民経済は新しい状況を迎えることになる。

     チプラス首相は、「国民が改革案にノーと主張すれば、政府はブリュッセルと有利な立場で交渉できる」と主張してきたが、欧州の債権国が再びギリシャのチプラス政権と交渉に応じ、アテネの要求にこれまで以上に寛大な支援を約束するだろうか。

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    メディアが看過する報道の「責任」

     作家の百田尚樹氏が先月25日、自民党若手議員主催の勉強会で、「沖縄の二つの新聞は潰さないといけない」と発言したということで、本人ばかりか同氏を勉強会に招いた自民党関係者に対しても批判が出ている。そして批判の矛先はここにきて安倍晋三首相にまで広がり、首相自身が、「言論の自由を侵すことは許されない」と語り、作家の発言騒動の沈静化に乗り出している。

     アルプスの小国オーストリアに住み、正直言って問題の主役、作家の百田さんについて、当方はその著書をまだ読む機会がないので、本来何も言えない立場だが、テーマが「言論の自由」ということなので、当方の考えを少しまとめてみたい。

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    交渉期限後の「外交の正念場」

     2つの「6月30日」が過ぎた。一つは国際通貨基金(IMF)へのギリシャの債務返済期限だった。IMFはギリシャのデフォルト(債務不履行)を「延滞」と受け取り、今月5日実施のユーロ圏グループが提示した金融緊縮政策の是非を問う国民投票の結果待ちとした。もう一つの「6月30日」はイランの核協議で、国連安保常任理事国とドイツの6カ国とイラン間で最終合意を達成すべき交渉期限だったが、「まだ解決されなければならない問題が残されている」(ケリー米国務長官)として1週間余り、協議は延長されたばかりだ。

     前者の「6月30日」は欧州経済ばかりか、世界経済にも影響を及ぼす深刻な問題だ。欧州連合(EU)、ユーロ圏諸国はギリシャ政府と最後の土壇場まで交渉を繰り返したが、チプラス首相が突然、債務返済期限後に国民投票を実施して緊縮政策の是非を問うと表明し、EU側を失望させた。ユーロ圏の財務相は、「国民投票を実施するのなら、なぜ6月30日前に実施しなかったのか」と不快感を吐露したほどだ。チプラス首相にとって、「6月30日」は対ユーロ圏との債務交渉の期限ではないわけだ。

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    欧州はギリシャを救えるか

     ギリシャのチプラス首相が29日、「金がないのにどうして払えるか」と語ったという記事を読んで、欧州連合(EU)とユーロ圏諸国は最終的にはギリシャの要求を大幅に受け入れる以外に今回の金融危機を乗り越えることが出来ないのではないか、と感じた。なぜならば、ギリシャが圧倒的に弱い立場に立っているからだ。少し文学的に表現すれば、欧州はギリシャの厚顔無恥な交渉に敗北するのではなく、欧州自身の優しさに屈服するのではないかと思うからだ。

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    「中立性の原則」を破った潘基文氏

     米連邦最高裁判所が26日、同性婚を合憲と認めた、というニュースが流れると、バチカン放送は「悲劇的な過ち」と批判した米国カトリック教会司教会議のコメントを掲載する一方、「米国の勝利だ」と述べたというオバマ米大統領のメッセージも伝えた。立場と信念が異なれば、評価も異なるが、同性婚問題で一方は「悲劇的ミス」と評し、他方は「米国の勝利」と称えたのだ。これほど好対照な評価は珍しい。

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    難民・避難民と神の「約束の地」

     20日は「世界難民の日」」(World Refugee Day)だ。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は17日、一般謁見の場で武力紛争地からの難民の保護と共に、難民が生まれる原因の解明とその対策を訴えた。ローマ法王は、「故郷を追われ、新しい住む地を探す兄弟姉妹が不安なく生活できますように祈ろう」と呼び掛けている。

    ジュネーブに本部を置く国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は9日、今年に入って地中海を超えて欧州諸国に渡った難民数は同日現在10万3000人に達したと発表した。そのうち、イタリアが最も多く、5万4000人、そしてギリシャの4万8000人という。UNHCRによると、昨年末の時点で難民、避難民の総数が5950万人だったという。

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    「神に祈るボクサー」と王者たち

     元世界ジュニアフライ級王者の具志堅用高氏が14日、国際ボクシング殿堂の殿堂入りの表彰式に参加したというニュースを読んで、スポーツ記者時代、静岡県三島市でキャンプインの具志堅選手と会見したことを思い出した。練習後の僅かな時間、トレーナーと共にインタビューに応じてくれた具志堅さんの印象は寡黙なボクサーといった印象を受けた。具志堅さんは13回連続防衛に成功している。

     1970年代、日本ではボクシングはスポーツの中でも国民の人気が高かった。スポーツ記者になったばかりの時、日本でクリスチャンのボクサーが活躍していた。残念ながら名前は忘れてしまったが、メディアは「神に祈るボクサー」としてかなり大きく報道していた。神を信じながら相手ボクサーを殴打できるものだろうか、と当方は当時、単純に考えたものだ。欧米のボクサーには敬虔なクリスチャンが少なくないことを後で知った。ちなみに、米国の元チャンピオンの中には、引退後、聖職者になったボクサーもいる。

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    PKO要員も神父たちも堕ちた

     国連平和維持活動(PKO)要員と聖職者はその職務上、精神の高貴性が求められる。両者は私欲を抑え、他者、公の利益を優先しなければならない立場だ。そのPKO要員が2008年から13年の過去6年間で派遣先で約480件の性的虐待を犯していたことが国連内部監査部の報告書で明らかになった。一方、世界に12億人以上の信者を擁するローマ・カトリック教会の聖職者が過去、数万件の未成年者への性的虐待を行っていたことが発覚し、世界を震撼させたことはまだ記憶に新しい。

     高貴な課題を抱えるPKO要員や聖職者による性犯罪は何を意味するのだろうか。国連憲章を想起するまでもなく、国連は世界の平和と紛争解決という高い目標を掲げている。それゆえに、というか国連で勤務する職員は、“国連ファミリー”という言葉を好み、同僚意識と一種の使命感を共有する。

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