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【ブルーエプロン】IPOから110日で300人以上を解雇!スーパーも競争激化で面白い?

ミールキット

ミールキット

 ■ミールキット宅配サービスのブルーエプロンは18日、従業員6%のレイオフを発表した。従業員数が5,000人以上となるブルーエプロンでは300人以上の解雇となる。

 ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむいたり切ったりなど手間なく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。2012年創業のブルーエプロンは、国内のミールキット宅配サービスでは最大手だ。

 今年6月に上場し利用者は100万人以上。昨年の売上高は8億ドルに上っている。しかし、ミールキット市場の急拡大に伴く競争激化により、会員維持ができず利益に結びつかないのが現状なのだ。ブルーエプロンが8月に発表した四半期決算(4月~6月期)によると、売上高は2.38億ドルと18%の増加だった。一方、純利益は設備投資などの経費がかさんだことよにより前年同期の550万ドルの黒字から3,200万ドル近くの赤字に陥っているのだ。同社の株価は、公開価格から約50%下げ5ドル台前半で推移している現状だ。

 株価低迷の原因は、飽和状態による熾烈な競争だ。ブルーエプロンにとっての脅威は、ネット通販最大手のアマゾンだ。アマゾンは「アマゾン・ミールキット(Amazon Meal Kits)」の販売をアマゾンフレッシュを通じて一部市場で始めており、ホールフーズの買収完了で約460店でも販売が可能となっているのだ。競合はアマゾンだけでない。
 アメリカ国内に2,300店のスーパーマーケットを展開するアルバートソンズは、ミールキット宅配サービスのプレイテッドを買収した。今回の買収により、アルバートソンズはセーフウェイやボンズ、ジュエルオスコなど傘下のスーパーでプレーテッド(Plated)のミールキットを販売することになる。

 またスーパーマーケット最大手のクローガーは自社でミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」を開発、南カリフォルニアのラルフス・フレッシュフェアやケンタッキー州ルイビル地区のクローガーなど50店舗以上で販売を行っているのだ。アルバートソンズやクローガーだけでなく、フロリダのパブリクスやテキサスを中心に展開するHEB、中西部のハイヴィーもミールキット販売に乗り出している。
 ミールキット市場では20%以上のシェアを持つブルーエプロンも急な競争激化に翻弄されているのだ。

こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。昨日の朝、バーモント州リッチモンドのフィールドリサーチから戻ってきました。私のスケジュールは現在、ちょっと過密状態になっているので、夜間飛行&ホテル宿泊なしという強行日程のフィールドリサーチとなりました。
 2日間ほぼ寝ない状態でしたが、アルディvsリドル、ウェグマンズvsパブリクスなどの接近戦にあくびもでないほど興奮しました。詳細はコンサルティングセミナーやスカイプ・コンサルティング・セッションでお話します。

 当ブログでも今後、明かしてみたいと思います。スニークプレビュー(予告編)を言えば、接近戦中のアルディとリドルでは、タマゴ(1ダース)をなんと22セント!で売っていました(笑)。ウォルマートでさえタマゴ3ダース(36個)を1.08ドルなのに、ウェグマンズではそれを99セント!でした。この価格に養鶏業者は本気で泣いていると思います。まぁ、競争が激化すると、市場は白熱しますからねぇ。

 ブルーエプロンも競争激化で株価を急落させています。まだまだ波乱が予想されるミールキット市場は、色々と荒れることになりますね。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」ブログより転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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