ワシントン・タイムズ・ジャパン

米経済蝕むオピオイド中毒

加瀬 みき

白人中年男性の患者急増 企業負担増、地方財政も破綻

アメリカン・エンタープライズ研究所客員 加瀬 みき

 アメリカ経済は順調なように見える。株価は上向きだし、失業率も4%台に下がり、連邦準備制度理事会(FRB)は6月に利上げ、10月から資産縮小も実施する。しかしその一方で、オピオイドと呼ばれる鎮痛剤の乱用による中毒患者や死者が急増し、社会や経済に暗い影を落としている。

 アメリカ全国保険統計センターによれば、昨年薬の乱用による死者は6万4000人、1日平均175人とその前年比22%の増加であった。中毒患者は260万人とされる。オピオイドにはモルヒネやヘロインが含まれるが、昨今さらに強力な合成オピオイドであるフェンタニルが広まっている。フェンタニルには「ぽっくり死ぬ」薬というあだ名がついているが、3年前にはわずか3000人であったフェンタニルによる死者は昨年には2万人以上と急激に増えた。


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