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【ミールキット】地方スーパー参戦!典型的な日本のラーメンはミールキット販売不可?

南カリフォルニアを中心に現在25店舗を展開する高級スーパーマーケットのゲルソンズ

南カリフォルニアを中心に現在25店舗を展開する高級スーパーマーケットのゲルソンズ。地方のスーパーもミールキット販売を始めた。典型的な日本のラーメンをミールキットで食べてみたいが、大手は販売できない?

 ■ミールキット・サービスのブルーエプロン・ホールディングスは6月29日、ニューヨーク証券取引所に上場した。

 初日の終値は新規株式公開(IPO)価格と同じ10ドル。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。

 ミールキット・スタートアップ企業の株価は下落し続け、IPOから2ヵ月後の現在、初値からおよそ半値まで暴落した状態となっている。
 2012年創業のブルーエプロンは、国内のミールキット宅配部門では最大手だ。利用者は100万人以上、昨年の売上高は8億ドルに上っている。しかし、株価は冴えない展開が続いている。株価低迷の原因は、飽和状態による熾烈な競争だ。ブルーエプロンにとっての脅威は、ネット通販最大手のアマゾンだ。

 アマゾンは「アマゾン・ミールキット(Amazon Meal Kits)」の販売をアマゾンフレッシュを通じて一部市場で始めており、ホールフーズの買収完了で約460店でも販売が可能となっているのだ。競合はアマゾンだけでない。ミールキット市場は現在、150社以上が参入している。しかも全方位からの競争となっている。例えばスーパーモデルのシンディ・クロフォード氏が提案する「アーバン・レメディ&シンディクロフォード(urbanremedey/cindy-crawford)」に歌手のビヨンセさんと夫ジェイZ氏のプラン「22日間ミールキットプラン(22 Days Nutrition guided Beyonce and Jay-Z on a 22 Days Vegan Challenge)」、アメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ氏のミールキットプランを始めたパープル・キャロットなどセレブと組んだ高付加価値プランも出現している。

 ミールキットは通常、オンライン定期購入サービスの宅配だが、大手スーパーマーケットもミールキットに進出している。スーパーマーケット最大手のクローガーは5月、同社が開発したミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」の販売を一部店舗で開始した。

 二人分で14ドル~18ドルのミールキットは、部のあるオハイオ州シンシナティの店舗を中心に徐々に販売を拡大している。フロリダなどに1,100店以上を展開するパブリクス・スーパーマーケットも同じころ、フロリダ州オーランド地区とタンパ地区の2店で同社のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」を販売を始めた。調理の簡単さに合わせ3段階に分かれたエプロンズ・ミールキットは2人分~4人分があり価格も10ドル~38ドルと幅広い。

 1週間に3食(1食で二人分)を65ドル~85ドルで定期購入する直販のミールキットと比べて、大手スーパーマーケットが扱うミールキットは、1食(二人分)から購入できるので手軽なのだ。クローガーもパブリクスもホールフーズも大手だが、今度は地方のスーパーがミールキット業者と提携して参戦してきた。南カリフォルニアを中心に現在25店舗を展開する高級スーパーマーケットのゲルソンズが、ミールキット・プロバイダーのシェフツ(Chef’d)と提携してミールキット販売を始めた。2015年創業のシェフツは定期購入で提供するミールキット直販業者。ゲルソンズで取り扱うシェフツのミールーキットは12種類にも及び、1食二人分で24.99ドルとなる。

 調査会社パッケージ・ファクトは昨年のミールキット市場規模を約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。市場飽和で再編淘汰が起こるのか?混戦しながらも市場がそれ以上に成長し続けるのか?いずれにしてもブルーエプロンには厳しい局面が続くだろう。

こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。色々なミールキットを試している後藤が食べたいのはラーメン・ミールキット。

 ブルーエプロンがだしている鶏のから揚げがトッピングした若干、亜流な味噌ラーメンではなく、チャーシューにメンマ、半熟卵に紅ショウガ、ネギ、海苔のトッピング・オールスターズ的なものです。スープはとんこつ醤油で。チャーハンにギョーザも、セットに入れてもらいたい。

 でも、アメリカの大手ミールキット業者は、日本の典型的なラーメンを販売しません。提供できません。当社クライアントや当ブログの読者なら、その理由が分かるはずです。分からない人はブログの左にあるグーグルの検索窓に「ラーメン」と入力して検索してください。アメリカでラーメン屋が増殖するようにミールキット業者も増えています。その一方、ブルーエプロンはIPOしました。が、アマゾンのミールキット販売参戦にホールフーズ買収と、ブルーエプロンの株価はしょっぱい味になっています。

 地方スーパーのゲルソンズが参入し、他のスーパーの追随も予想されます。ラーメン大好き小池さんも、ブルーエプロンのラーメンはしょっぱすぎるかもしれません。といって小池さんにフリーフロムなラーメンも似合わないし...


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」ブログより転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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