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伝統的金融政策に戻る欧米

鈴木 淑夫

進む米国長期金利の上昇

鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫

 欧米先進国の金融政策が、大きく動き始めた。米連邦制度理事会(FRB)は、リーマン・ショック後の景気回復が進み、失業率も着実に低下し始めたため、2014年初めから「量的金融緩和(QE)」の縮小(テイパリング)に着手し、資産買い入れ額を減少させ、10月には資産買い入れを中止した。さらに15年12月からはゼロ金利政策との決別を決意し、FRBに在る民間金融機関の過剰準備への付利を0・25%から0・5%へ引き上げることによって、0~0・25%(事実上のゼロ金利)であったフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を0・25%~0・5%へ引き上げた。

 その後16年(昨年)中には、さらに2~3回の利上げが望ましいとしていたが、16年中の景気回復が当初予想していた程強くなかったため、結局、12月に0・25%の幅で1回引き上げるにとどまった。


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