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再起動を図るアベノミクス

鈴木 淑夫

財政出動を“正噴射”へ

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 効き目が薄れてきたアベノミクスが再起動しようとしている。そこでこれまでの経過を振り返り、再起動の意味を考えてみよう。

 2012年12月に発足した安倍政権は、当初アベノミクスと称して三つの矢を同時に放つと決めた。第1の矢の大胆な金融緩和は、黒田日銀の「量的・質的金融緩和政策(QQE)」の第1弾(13年4月)、第2弾(14年10月)として直ちに実行に移され、円安・株高が進んで企業収益は好転したが、2年間で2%の物価上昇率を実現するという目標は、「絵に描いた餅」となった。16年2月にマイナス金利政策が追加されたが、コアコアCPI(生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価)の前年比上昇率は、最新の6月でも0・8%だ。


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