富士フイルムホールディングスの…
富士フイルムホールディングス(HD)の助野健児新社長がインタビューで、最も力を入れる事業領域として医療機器や再生医療など医療関連分野を挙げ、「ヘルスケアを中心にM&A(合併・買収)で収益の刈り取りを早くできるなら、仕掛けていきたい」と表明した。
あれっ、富士フイルムがいつから再生医療に……といぶかる人がいるかもしれない。だが昨年、同社のグループ会社が開発したインフルエンザ薬「アビガン」について、一定の条件下でエボラ出血熱に有効性があると医療分野の実績が伝えられたばかりだ。
さらに、この4月には人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)など、情報科学分野の研究開発を行う新組織「インフォマティクス研究所」を設立。大手電器企業の右往左往する姿を尻目に、ずいぶん気を吐いている印象だ。
結局、企業の機敏な意思決定が効いているようだ。同社の手掛けるバイオや情報科学などは、今世紀初めから米国のベンチャー企業群が新投資先事業として上位にランク付けしていた分野だ。同社もさまざまな可能性を検討した上での選択だろう。
既存市場から“隙間”市場へ重点が移っており、大企業といえどもうかうかできない。新市場開拓の競争激化は常態化している。
同社は熊本地震で工場が被災したが、その収拾も早かった。こうした面にも、同社の果敢な経営戦略が反映しているようだ。
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