«
»

「アベノミクス」の中間評価

鈴木 淑夫

金融緩和の効果に限界

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 2015年の年度末に当たり、アベノミクス3年間のパフォーマンスを検証してみよう。

 当初、アベノミクスは3本の矢を打ち出した。第1の矢の「大胆な金融緩和」は、黒田日銀総裁の「量的・質的金融緩和」の第1弾(13年4月)、第2弾(14年10月)として実行され、円安、株高が進み、企業収益は好転した。しかし総需要を拡大して「2%のインフレ目標を2年程度の期間を念頭において、できるだけ早期に実現する」(13年4月の政策ステイトメント)ことはできなかった。16年1月現在、全国消費者物価の前年比は0%である。これには、14~15年の国際原油市況の暴落が大きく響いているが、エネルギーと生鮮食品を除いたベースでも、プラス1・1%である。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。