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計画的移民の検討に着手を

鈴木 淑夫

日本の地盤沈下を防げ

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 年頭に当たり、日本のマクロ経済を回顧し、将来を展望してみよう。

 まず経済成長率を10年ごとに見ると、1960年代は高度成長の最盛期であったから、平均10・4%と当時の世界で最も高い成長率であった。

 70年代に入ると、71年のニクソン・ショックに伴う戦後初の円切り上げ、73年2月の変動為替相場制移行に伴う一層の円高、73年末から始まった第一次石油ショック、と次々に大きな外生的ショックに見舞われ、戦後初のマイナス成長となった年(74年)もあった。しかし、日本は石油ショックに伴うトリレンマ(輸入インフレ、経常収支悪化、景気後退)から最も早く立ち直り、「強い国」(ストロンガー・カントリーズ)と呼ばれて世界経済を牽引する「機関車」の役割を期待される程に回復した。高度成長は終わったものの、平均成長率は5・2%と先進国中最高の成長率を保った。


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