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中国主導AIIBと日本の態度

鈴木 淑夫

外交利用なら参加せず

鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫

 中国主導で創られる予定の「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」の創設メンバー候補国に、日本は米国と共に加わらなかったが、これについて「平和と安全を考えるエコノミストの会(EPS、私も理事の一人)」は提言を公表し、麻生財務大臣に手渡した。

 AIIBは、アジアに存在する膨大なインフラ投資のニーズに応えて融資を行う国際金融機関として設立される予定で、資本金は1000億㌦(約12兆円)、出資比率や議決権の配分は、アジア域内諸国75%、域外諸国25%で、各域内では各国の経済規模に応じて決まるとされている。この方式では、中国が最大の出資国(恐らく29%)となることは確実で、本部は北京に置かれ、初代総裁ポストも中国が握るとされている。

 中国がAIIBの創設に動いた主な理由は、次の4点であろう。


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