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【在庫管理ロボ】世界初となるスーパー全店導入!1店舗で月額2,000ドルのサブスク?

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■ミズーリ州など中西部を中心に111店を展開する食品スーパーのシュナックス(Schnuks)は26日、ロボット開発のスタートアップのシンベ・ロボティクス(Simbe Robotics)の自律型棚スキャンロボット「タリー(Tally)」を全店に導入することを発表した。

スーパーマーケットチェーンがAIロボットを100店を超える全ての店に導入するのは世界初となる。

タリーは店舗内を動き回って商品在庫を確認し、陳列棚の商品補充の担当者にデータを送信する在庫管理ロボット。

約1.8メートルのタリーは売り場の通路を進みながら欠品や在庫少、置き間違い、値段間違いなどを1つ1つ念入りにチェックしていく。

タリーが得たデータは中央のコンピューターに送信され、スタッフのスマホアプリに商品補充など適切な行動を提案するのだ。

タリーにはカメラやレーダーセンサー、スキャナーを搭載し、商品棚をスキャンしながら秒速20センチ(分速12メートル)前後の速さで移動する。

7つのカメラを持っていることで、コンピュータービジョンや機械学習を活用して1時間に1万5,000~3万点の商品の在庫検査を行うことができるのだ。

自動運転車にある「ライダー(LiDAR:Laser Imaging Detection and Ranging)」を搭載していることで、棚や陳列物、障害物などにぶつからず移動できる。買い物客など人を察知するとスキャニングも一時停止する。

タリーはシュナックスに2017年、数店舗にテスト配置され、2018年には16店舗まで追加導入された。

そして2020年10月にはミズーリやイリノイ、インディアナにあるシュナックス62店舗にも配置されたのだ。

シュナックスではタリーの商品位置情報を顧客向けアプリに反映することで、店内レイアウトに詳しくない買い物客ばかりでなく、新人スタッフなどもリアルタイムで正確な商品の位置を見つけられるようにしているという。

なお店内を朝・昼・晩と1日2~3回程度、スキャンしながら巡回するタリーの位置情報は、通路と棚のセクションまで表示する。

シュナックスのITインフラ開発の担当者はタリーを使うことでスタッフによるチェックより14倍も欠品を多く見つけられ、欠品率も20~30%を抑えることができたと報告している。

ペンシルベニア州など5州に食品スーパー等、470店以上を展開するジャイアント・イーグルも3店舗でタリーを導入しテストを行っている。

なおシンベではサブスクリプションとしてタリーを提供しており、導入店舗数によって月額は1店舗当たり2,000~4,000ドルの幅となる。

 一方、チェーンストア最大手のウォルマートは昨年末、商品棚をスキャンしながら在庫管理するロボットをスクラップしている。

ウォルマートは昨年11月、シェルフ・スキャニング・ロボットを開発するボサノバ・ロボティクス(Bossa Nova Robotics)との契約を破棄したのだ。

ウォルマートはボサノバとの契約を撤回した理由を明かしていない。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙が匿名の情報として報じたところによると、コロナ禍で増えたピッカーのほうがロボットよりも欠品や品薄等の在庫管理が効果的だとしていたのだ。

またウォルマートUSのCEOジョン・ファーナー氏が店内ロボットに対する顧客の反応についても懸念したことを伝えている。

なおボサノバのオートSは、AI(人工知能)やスキャニングセンサーを搭載したタリーと似た約1.8メートルの高さのロボット。

ウォルマートは2017年にオートSを50台テスト導入し、2019年4月には300台を追加導入。昨年1月には650台を追加導入することを発表しており、約1,000店でオートSが稼働することになっていたのだ。

 いまのところロボットには人権が適用されていないため、全店導入されるタリーは優秀、リストラされたオートSはダメロボと差別的な目で見ることもできそうだ。

トップ画像:シュナックスで商品棚をスキャンする在庫管理ロボットのタリー。スーパーマーケットチェーンがAIロボットを100店を超える全ての店に導入するのは世界初となる。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ロボットのいいところは突然、リストラしたりクビにしても誰からも文句は言われないことです。ロボットの場合、コストパフォーマンスが数字としてはっきり示すことができるのです。ウォルマートは昨年末、オートSを突然スクラップにしました。ウォルマートUSのCEOジョン・ファーナー氏が店内ロボットに対する顧客の反応について懸念していることが原因としているようでしたが、実のところは使えなかったと思っています。それは週末の午後、ウォルマートに行けば分かります。店内はお客でごった返しており、オートSは立ち往生していたのです。最も在庫チェックが必要な忙しい週末に在庫データがない。仕事もせずに在庫ロボットが店内をウロウロしていたら、そりゃ、クビにされます。ガンバレルーヤのよしこのようにウォルマート店長も「クソが!」とロボットに罵声も浴びせたくなります。一方のシュナックスでは、週末は忙しくても仕事をしていたのでしょう。月額20万円のサブスクなら、コスパOKとなったのです。
 ロボットなら優劣を付けれますし、価値のないロボットは即座にスクラップになってもかまいません。AIが何かしらの権利(人権に対するロボ権とか)を主張するまでは、ロボットには優生思想が適用?されます。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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