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【音声ショッピング】2年で4倍規模へ!AIがアレ、コレ、ソレを理解すれば急拡大?

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■調査会社ジュニパー・リサーチは3日、音声コマンドによるショッピング市場が2年で4倍にも達するとの見通しを発表した。

スクリーン付きのスマートスピーカーの普及に、AIによる洗練された音声コマンドの進化で、物理的な入力の手間のないシームレスな買い物が急拡大する。

ジュニパー・リサーチによると音声を使ったオンラインショッピング等は今年、46億ドル(約5,000億円)規模を見込んでいる。

2023年には4倍以上となる194億ドル(約2.1兆円)市場にも増大するのだ。

音声ショッピングの急速な成長には、視覚で商品を確認できるディスプレイ付きデバイスの普及が不可欠という。

スマートスピーカーならアマゾンではエコーショー(Echo Show)やグーグルのネストハブ(Nest Hub)など、ディスプレイがつかない入門機種より上位機種の普及が欠かせないのだ。

音声コマンドによる買い物はアマゾンが開発した食品スーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」で徐々に拡大しつつある。

「買い物メモ」「買い物リスト」とも呼ばれるショッピングリストを音声で作ることで、毎日の買い物に浸透しているのだ。

多くのスーパーマーケットのアプリには、ショッピングリスト機能がデフォルトでついている。

ショッピングリストは、ユーザーにとって気になる商品や購入予定の商品をメモに残すための備忘録になる。

「そろそろトイレットペーパーが切れそうだな」「そろそろ洗剤を買い足さなきゃ」など「そろそろ買わないと」といつも考えているのにいざ買い物に出かけるとついつい忘れてしまう...そんなこともショッピングリストにメモに残しておけば買い忘れがなくなる。

普段購入する食品や食材などもショッピングリストを使うことで、買い物途中の目移りによる買い忘れなど、うっかりミスを防ぐことになるのだ。

 アマゾンのスマートスピーカーを使うことで音声で簡単にショッピングリストを作成可能だ。

主婦が台所で手が離せないとき「アレクサ、ラップを買い物リストに入れて」「アレクサ、ケチャップを買い物リストに加えて」と話すだけでハンズフリーで追加できるのだ。

現在16店舗を展開しているアマゾン・フレッシュではショッピングリストを使ってさらに便利な買い物体験を提供している。

アマゾン・フレッシュによる価値提案はスマートショッピングカートの「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」で実現している。

ダッシュカートにあるスクリーンにショッピングリストを表示させて、モバイルアプリを手にもつ必要がなくハンズフリーで買い物ができるようになっているからだ。

ダッシュカートの使い方はアマゾン・アプリでアマゾン・フレッシュ用のQRを表示させ、それをカートで読み込ませせれば、自分のアカウントと同期する。

予め作成しておいたショッピングリストも自動的に表示するのだ。

買い物をしながらリストにある商品のチェックマークをタップすれば商品がリストから消える。ショッピングリストを確認しながら買い物すれば買い忘れがなくなるのだ。

 アマゾンは昨年末、アレクサのショッピングリストを家族や友人などにも音声で共有できる機能を追加した。

目の不自由な人がヘルパーさんにリストをシェアすることで買い物の代行も簡単にできるようになる。

使い方はアレクサのアプリを起動して「モア(More)」の「リスト&ノート(Lists & Notes)」にあるショッピングをタップする。

上部にある共有ボタンから家族や友人を選んで登録しておくだけだ。アレクサに音声で「ショッピングリストを○○に送って(Send my shopping list to○○)」と命令すれば、ショッピングリストが共有されるのだ。

 IT大手のアマゾンは音声ショッピングの市場拡大を目論でおり、音声アプリのスキルアップに余念がない。音声が買い物のエコシステムに不可欠となるのは時間の問題なのだ。

トップ画像:アマゾン・フレッシュのダッシュカートのスクリーン。アレクサ・ショッピングリストを作っておけば、ダッシュカートのタッチスクリーンの右側にリストが表示される。ストレスフリーの手ぶら状態で買い物ができるのだ。カートに商品を入れ、リストにある商品名左の四角い部分をタップすれば消えるのでモレなく買い物できる。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。毎度購入するリピート商品については音声ショッピングが拡大します。リピート商品は毎日の買い物であり、日用品や食料品です。メーカーやブランド、容量も決まっている「我が家の定番品」です。そこまでいくには人工知能(AI)にもっと賢くなってもらう必要があります。例えば「アレクサ、アレ、買っといて」で「こちらの商品でしょうか?」と推測できるスキルですね。過去の購入履歴をさかのぼり、いつも購入している商品を割り出し、買い物の頻度からそろそろ注文が必要になってくるだろうと推測まで行い、確認してくるスキルです。これができれば音声ショッピングは爆発します。時間や手間を掛けさせない、利用者に考えさせないことが重要。さらにいえば「アレクサ、テレビで紹介されてた話題のアレ、注文して」で、即座に「マリトッツォでしょうか?」と返してくれれば孫の手以上。記憶が曖昧なお年寄りが小声で「朝の番組で、イタリアのお菓子って言ってたけど?」に、大声で「マリトッツォだ!間違いない」と断言までするようになれば可愛さ倍増です。
 音声ショッピングの拡大にはシニア層の攻略が欠かせないと思います。言い換えればアレ、コレ、ソレで商品を推測できるようになれば音声ショッピングは飛躍的に拡大します。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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