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【Amazon Go】ついにレジなし食品スーパーのアマゾンゴー・グローサリーがオープン!

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■ネット通販最大手のアマゾンは25日、シアトル市内にレジなしスーパーマーケット「アマゾンゴー・グローサリー(Amazon Go Grocery)」1号店をオープンした。アマゾンゴー・グローサリーはシアトル・ダウンタウン東側、キャピトルヒル地区にあるアパートの一階部分(600 E. Pike St., Seattle WA 98122)。

近くには一昨年10月にオープンしたホールフーズ・マーケット・マディソンブロードウェイ店(1001 Broadway, Seattle, WA 98122)があり、そこから北西へ徒歩7分の距離(約500メートル)だ。

スターバックス・リザーブ・ロースタリー&テイスティングルーム(1124 Pike St, Seattle, WA 98101)から東へ徒歩で4分程度の距離だ。

アマゾンゴー・グローサリーの面積は10,400平方フィート(約300坪)で、売り場は7,000平方フィート(約200坪)もある。450~2,300平方フィート(13~64坪)となるレジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーに比べて最大で4倍程度の広さなのだ。

アマゾンゴー・グローサリーは通常のアマゾンゴーの商品に加えて一般的なスーパーマーケットが扱う青果や精肉、ベーカリー、乳製品、デリ、アルコール類、日用品など5,000アイテムを販売している。

プライベートブランドにはアマゾン傘下のホールフーズ・マーケットのPBの「365」やアマゾンのPB「ハッピーベリー(Happy Belly)」を揃え、地元ワシントンで人気の「ドーナツ・ファクトリー」のドーナツも用意されている。

値段の安いものでは1本19セントのバナナや1個49セントのアボガドなどもある。

アマゾンゴー・グローサリーは通常のスーパーマーケットとは異なり、数量売りとなっており、野菜や果物などでの量り売り商品はない。したがってブッチャーがカットする精肉やデリのカウンターなど対面販売はない。多くはパッケージ化され精肉は真空パックで販売している。

レジなし食品スーパーの入り口には小型のショッピングカートも用意され、購入アイテムの数が多くても買い物ができるようになっている。

アマゾンゴー・グローサリーの営業時間は日曜日~木曜日が午前7時~午後11時、金曜日と土曜日は午前7時~深夜0時までとなっている。カーパーキングも用意されており1時間パーキングが無料だ。

今のところアマゾンゴー・グローサリーの宅配サービスやカーブサイド・ピックアップ、返品等については言及されていない。アマゾン・ロッカーはエントランスのゲート前に設置されている。

 キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店する。チェックインするとゲートが開いて入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」となっている。

入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーによって利用者の行動が追跡される。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングするようにもなっている。店から持ち出した商品は利用者のアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。

カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。

なおアマゾンゴー・グローサリーも通常のアマゾン・ゴー・アプリでの入店となる。

コンビニエンスストア・タイプのアマゾンゴーは現在、新店を含めニューヨークに8店舗、シカゴに7店舗、シアトルに5店舗、サンフランシスコに5店舗(1店舗は改装中)となる計25店舗を展開している。すべての店舗がビジネスマンが利用することを目的に街の中心に立地しているのもアマゾン・ゴーの特徴だ。

 アマゾンゴー・グローサリー1号店のオープンにより競合スーパーもレジ待ち時間を短縮するようなサービスやITの導入が盛んになるだろう。

*アマゾンゴーを無人店とするメディアがいまだにあるが、アマゾンゴーは無人ではない。アマゾンゴー・グローサリーのサイトにあるFAQ「Do you have any people working in the store?」でもエントランスでの案内や商品補充、ID確認(アルコールコーナー)などにスタッフが常駐していることを明らかにしている。

トップ画像:レジなし食品スーパーのアマゾンゴー・グローサリーの青果セクション。アマゾンゴー・グローサリーは、通常のスーパーマーケットが扱う青果や精肉、ベーカリー、乳製品、デリ、アルコール類、日用品など5,000アイテムを扱う食品スーパーだ。デジタルタグではなく通常のプライスカードを使用しているのは意外だ。

CNETによるアマゾンゴー・グローサリーの店内紹介。アマゾンゴー・グローサリーは通常のスーパーマーケットとは異なり数量売りだ。野菜や果物などでの量り売り商品はない。したがってブッチャーがカットする精肉やデリのカウンターなど対面販売もない。多くはパッケージにされ、精肉も真空パックで販売している。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ついにアマゾン・ゴーの食品スーパー「アマゾンゴー・グローサリー(Amazon Go Grocery)」がオープンしました。予想通りに野菜や果物は個数販売で、量り売り商品なしとなっています。最近オープンしたアマゾンゴーがそうであるように、天井に設置されたカメラやセンサーの数をぐっと減らしコストをかなり抑え、低粗利となる生鮮品販売を実現しています。問題は購入点数が多くなったとき、ゲートからでた直後からレシートを受け取るまでの時間です。購入した商品や合計金額等の詳細が分からないという、もやもやしたタイムラグが長ければクレームになります。また個数ベースで比較的小さな野菜や果物などを買う時、一度に数個を持ち上げたら場合に認識できるのかも課題です。アマゾンゴーでコーヒーカップを一度に複数抜き取ってコーヒーを注いでも認識せず、コーヒー1杯分のレシートでした。個人的にはアマゾンゴー・グローサリーのハッキングは楽しみでもあります。
 ということで当社のIT&オムニチャネル・ワークショップ@シアトルではアマゾンゴー・グローサリーでハッキングもテストしたいと思います(笑)。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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