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【セブンイレブン】Amazon Go型レジなしコンビニをテスト!メリット・デメリットは?

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■コンビニエンスストア大手のセブンイレブンは5日、レジなしコンビニエンスストアのテストを開始したことを発表した。

お客が自分で商品をスキャンして買い物する「モバイル・チェックアウト(Mobile Checkout)」とは別にコンビニ最大手がアマゾン・ゴーのようなキャッシャーレス・ストアを開発する。

セブンイレブンがテキサス州アービングにある本社内で行っている模擬店は、700平方フィート(20坪)の広さだ。いまのところ従業員のみを対象にした模擬店となっている。

利用の仕方は専用アプリをダウンロードしてサインアップし入店時にチェックインする。後はアマゾン・ゴーの「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」のように商品を持って出ていくだけ。買い物後のレシートはアプリに送られるという。

セブンイレブンではキャッシャレス・ストアを「アルゴリズムと予測技術を組み合わせてお客と商品を認識する」としていることから、カメラやセンサーで得たデータから人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して決済するシステムと見られている。

なおテスト店で扱っている商品は飲み物、スナック類、食品、市販薬、非食品アイテムとしており商品ミックスは今後も続けていく。

セブンイレブンではキャッシャーレス・ストアについての展開は言及していない。

 セブンイレブンは、買い物客がレジに並ばなくても自分で商品をスキャンして支払いができるモバイル・チェックアウトを一部店舗でおこなっている。

セブンイレブンは2018年11月、テキサス州ダラスにあるセブンイレブン14店舗で当時のサービス名「スキャン&ペイ(Scan & Pay)」を開始した。

スキャン&ペイでは事前にセブンイレブンのアプリをダウンロードして、ロイヤルティプログラム「7リワード(7Reward)」を登録しておく。

使い方はアプリを起動後にスキャン&ペイ対象店に行くと「スタート・スキャニング(start scanning)」のポップアップ・ボタンが表示されるのでタップする。

店内で商品バーコードをスキャンし、支払いはアップルペイやグーグルペイ、クレジットカード、デビットカードで決済を行う。決済後はアプリに表示されるQRコードをレジ近くのスキャン&ペイ・ステーションでスキャンさせる。緑色のライトが点灯することでレジ係が確認。あとは透明な買い物袋に商品を入れて店を出るだけだ。

同システムによる支払いは7リワードと紐づけられており、ポイントがたまるようにもなっている。セブンイレブンではスキャン&ペイをモバイル・チェックアウトとサービス名を変更。昨年8月にはニューヨーク市内の33店舗のセブンイレブンに拡大している。

 アマゾン・ゴーは現在、ニューヨーク市内に8店舗、サンフランシスコ市に5店舗(1店舗は改装中)、シカゴに7店舗(1店舗改装中)、シアトル5店舗ある。

アマゾン・ゴーのようなジャスト・ウォークアウトではアホールド・デレーズUSAの小会社が昨年11月からマサチューセッツ州クインシーのオフィス内カフェテリアでテストを行っている、150平方フィート(4坪)の「ランチボックス(Lunchbox)」がある。

リテール・ビジネス・サービス(Retail Business Services)がデジタル・ソリューション・プロバイダーUSTグローバル(UST Global)と提携して開発したランチボックスは今年1月、ペンシルバニア州カーライルのジャイアント・フードの物流倉庫内にも500平方フィート(14坪)でテスト始動している。

他にもカメラやセンサーを使ったアマゾン・ゴーのようなシステムはジッピン(Zippin)やスタンダード・コグニション(Standard Cognition)、グラバンゴー(Grabango)、トリゴ(Trigo)などのスタートアップが競って開発している。

トップ画像:テキサス州アービングにあるセブンイレブン本社内で行っているレジなしコンビニエンスストアの模擬店(メディア用画像)。アマゾン・ゴーのようにカメラやセンサーで得たデータから人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して決済するシステムだ。

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ニューヨーク市内のセブンイレブンでモバイル・チェックアウトを試すIT&オムニチャネル・ワークショップ参加者。商品をスキャン後にアプリ上で決済し、レジ近くのモバイル・チェックアウト・ステーションで確認のスキャンで店をでる。レジに長い行列が出来ている時には便利だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社のIT&オムニチャネル・ワークショップではアマゾン・ゴーでの買い物実演にサムズクラブのスキャン&ゴーやダラーゼネラルのDGゴー、セブンイレブンのモバイルチェックアウトを行っています。日本で報道されているアマゾン・ゴーの記事を読むと記者が実際に買い物をしていないことが透けてみえます。アマゾン・ゴーで買い物体験をしている一方でサムズクラブのスキャン&ゴーのように自分でスキャンしながら買い物をするシステムを体験していない人がほとんどでしょう。したがって各々のメリット・デメリットがわからないことになります。ジャスト・ウォークアウトにも長所・短所が明確にあるためアマゾン・ゴーがレジなし店舗の正解ではありません。一方、自分でスキャンしてアプリ上で決済するシステムもアマゾン・ゴーが進化しても残ります。流通ITは自腹を切って買い物体験しないことには理解できませんから今後も「無人店」という誤った認識も出てくるでしょうね。
 強調しておきますが、アマゾン・ゴーのジャスト・ウォークアウトは必ずしもレジに並ばせないというすべての正解ではありません。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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