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金融政策の枠組み修正の年か

鈴木 淑夫

マイナス金利の効果なし 強まる銀行収益圧迫の副作用

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 2020年の年頭に当たり、本年の日米欧の金融政策を展望してみたい。

 昨年は米中貿易戦争に伴うグローバル・バリューチェーンの混乱から世界経済は減速し、主要国は多かれ少なかれその影響を受けた。

 しかし本年、米国では堅調な雇用や史上最高値圏の株価の資産効果から消費の好調が戻り、また半導体市況が次世代通信規格の5Gの普及に伴って回復することなどから、景気が再加速するという見方が出ている。このため連邦準備制度理事会(FRB)は、昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で再利下げを見送ったが、さらに本年中の再利下げも不要との見解が支配的となり、中には少数ながら本年中の利上げ必要論も出ている。これはトランプ大統領の利下げ圧力と対立するが、景気がしっかりしていれば大統領再選にも有利なので、FRBの意向通りになるかもしれない。

ECBは再検討の意向


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