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財政出動に懸かる下期の日本経済

鈴木 淑夫

米中貿易戦争で輸出減少 個人消費・設備投資も期待薄

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 2019年度の下期に入り、米中貿易戦争が持久戦の様相を呈し、世界経済の成長が一段と減速する中、今後の日本経済はどのように推移するであろうか。

 8月までの鉱工業生産の実績の推移と、9月と10月の製造工業生産予測調査を見ると、四半期ベースの生産は昨年の10~12月期がピークで、その後一高一低を繰り返しながら緩やかに低下し、本年7~9月期(9月は製造工業の予測)にはピーク比マイナス2・4%、下期最初の10月(同)はピーク月の昨年10月比マイナス2・6%の水準にある。半年以上も、「生産は一進一退」と繰り返し述べていた政府も、本年9月に至り、さすがに「生産はこのところ弱含み」と変更し、下落の趨勢(すうせい)を認めた。

下落傾向の鉱工業生産


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