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【ウォルマート】留守宅の冷蔵庫直配サービスは月20ドル!高齢者のニッチ市場を開拓?

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■ウォルマートは15日、ネット注文した生鮮品などを配達員が利用者の留守宅に入って冷蔵庫に入れるサービスの詳細を明らかにした。

同日から開始される「インホーム・デリバリー(InHome Delivery)」は、冷蔵・冷凍が必要な食品も留守宅に配達でき、配達員が冷蔵庫に直接入れることで利便性を高める。

ミズーリ州カンザスシティやカンザス州カンザスシティ、ペンシルベニア州ピッツバーグ、フロリダ州ベロビーチの4都市で開始したインホーム・デリバリーは約100万人が対象。

同地域に住む利用者はインホーム・デリバリーのサイトにて住所を入力して対象かどうかを確認する。

次にキッチンもしくはガレージの冷蔵庫を選択し、スマートフォンからの遠隔操作でドアを開錠・施錠できるスマートロックを購入する。

キッチンの冷蔵庫なら49.95ドルの玄関用のスマートロック・キット「レベル・ロック・フォー・インホーム(Level Lock for InHome)」を、ガレージの冷蔵庫なら同額のキット「ゴーコントロール・スマート・ガレージ・ドアコントローラー(GoControl Smart Garage Door Controller)」となる。

これらのスマートロックの設置については79ドルの費用は現在免除されており、無料サービスとなっている。

なおインホーム・デリバリーには1回当たり30ドル以上の注文が必要で月額19.95ドルの会費を払う必要がある。

同サービスはウォルマート・グローサリーから注文し、近所のウォルマート・スーパーセンターでピッキングされた最大3.5万品目に及ぶ生鮮品等の宅配となる。

配達員は利用者宅に行き、スマートフォンでドアを開錠。シューズカバーを付けた配達員が利用者宅に入り、注文品を冷蔵庫に詰めたり、ガレージの冷蔵庫内に置いたりする。

配達員はカメラを装着しており、利用者は宅配の様子をリアルタイムでスマートフォンで確認できる他、録画でもチェックできることになる。

インホームデリバリーには返品も受けつける計画があり、ネットで注文した商品を返す場合、自宅内の所定の場所に置いておけば返品を持って帰る。

なお宅配は利用者が決めた配達時間内に限定しており、配達員のウェアラブルカメラもオンの状態でなければ配達しない条件となっている。

インホーム・デリバリーの配達員はウォルマートで1年以上就労したキャリアをもつ従業員が起用されることになっており、モニタリングされながらも利用者宅に入るため徹底したトレーニングも行っているという。

 冷蔵庫への直配サービスはプライバシーの問題や心理的なハードルがありニッチなサービスで拡大する可能性が高いだろう。

ネットスーパーの主戦場がラストワンマイルからラスト15フィート(最後の5メートル)に移っているのは明らかだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ウォルマートのインホームデリバリーは宅配やカーブサイド・ピックアップのようにすぐにはメジャーなサービスにはなりませんが、高齢者を親に持つ層にはかなりアピールします。対象地域にリタイアメント・コミュニティが多いフロリダ州ベロビーチが選ばれているのそのためです。自分が月額20ドルを払ってインホームデリバリーを利用するには抵抗があります。年老いた親にスーパーへの買い物など頻繁に車の運転をさせたくない人なら安いものでしょう。元気なシニアならウォーキングなど適度な運動をしながら、その間にガレージの冷蔵庫に食品を届けるようにすると子供も安心です。また共働きの若い夫婦の一部にも忙しいことを理由にインホームデリバリーは利用される可能性はあると思います。ポイントは配達員が留守宅に入っていくバイアスと配達員が行うロジスティクスの問題でしょう。徐々に拡大しながら、想定外に対処していくニッチでの展開です。
 個人的に利用したいのですが、独身あるあるの冷蔵庫内ぐちゃぐちゃ問題(たまに野菜室から発酵体を発掘!)でそちらを片付けるほうが先ですね。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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