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長期戦略なき安倍長期政権

鈴木 淑夫

アベノミクス成果なし 消費増税後、景気後退リスク

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木淑夫

 参議院選挙の結果、自民・公明の与党が多数を維持し、安倍晋三内閣は本年8月24日に佐藤栄作内閣を抜き、11月20日に桂太郎内閣を抜いて、歴代最長政権になることがほぼ確定した。

 短期政権よりも長期政権の方が、長期戦略に基づく経済、政治、外交政策を実行し得るという点で、望ましいことは言うまでもない。しかし既に7年に近い安倍長期政権は、しっかりした長期戦略に基づく政策を実行し、成果を上げてきたのであろうか。私は疑問に思う。今回の選挙結果に基づく安倍長期政権の誕生を、私は素直には喜べない。

大胆な金融緩和も限界

 例えば経済政策について、安倍政権は発足直後に①大胆な金融緩和②財政政策の機動的出動③成長戦略―の3本の矢から成る「アベノミクス」を打ち出した。7年近くたった今日、この3本の矢は、長期戦略として日本経済を変えたであろうか。


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