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不安を抱えた下期の内外経済

鈴木 淑夫

中国に戦略見直し迫る米 貿易交渉決裂なら株価急落

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫

 今年の経済は、昨年10~12月に下落した米国、日本など世界の株価の急反発と共にスタートした。昨秋の株価下落の共通の背景は、米中貿易戦争の勃発と、それにもかかわらず続く米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ路線である。しかしその米国の利上げ路線が年末年始に転換し、利下げもあり得ると変わったことが、年初来の株価反発を招いた。

 しかし、米中貿易戦争の帰趨(きすう)は、世界景気、ひいては世界の株価動向に重くのし掛かったままである。FRBの政策動向を最も強く受ける米国の株価は、昨年10月のピークを超えて高値を更新したが、米中貿易戦争の痛手の大きい中国の株価は、戻りが小さい。日本の株価の戻り足はその中間にあるが、米国と日本の経済の先行き感に差があり、日本には先行き景気後退の不安もあることが、株価の戻り足に影響を与えている。

安易な妥協できぬ両国


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