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「ドコモも!」携帯代の値下げ競争に入るか?

端末購入代金補助サービスを発表

フォトセッションに応じる(左から)俳優の新田真剣佑、NTTドコモ吉澤和弘社長、俳優・歌手の星野源=16日午後、東京都渋谷区

フォトセッションに応じる(左から)俳優の新田真剣佑、NTTドコモ吉澤和弘社長、
俳優・歌手の星野源=16日午後、東京都渋谷区

 NTTドコモは16日、都内で2019年夏の新製品・新サービスの発表会を行い、「Xperia 1(エクスペリア ワン)」や「Pixel 3a(ピクセル スリーエー)」など注目が集まっていた新商品13機種を発表した。6月1日から順次、発売していくという。

 しかし、今回の発表会で最も注目が集まったのは新作スマホではなく、新たに「36カ月分割払い」を導入したことと、新規端末代金の支払いを補助するサービス「スマホおかえしプログラム」だ。

 吉澤和弘社長よれば、「スマートフォンを機種変更するまでの平均利用期間」で最も割合が高い期間は「3年以上」だという。会場には4割以上のユーザーが3年以上同じ端末を使い続けているという驚きのグラフが映し出された。この実態に合わせて36回払い導入を決めたという。

 吉澤社長は、「3年に1回機種変更する多くの方にとっては今回の料金プランの方がよりマッチしている」と語る。

新商品や新サービスについて説明するNTTドコモの吉澤和弘社長=16日午後、東京都渋谷区

新商品や新サービスについて説明するNTTドコモの吉澤和弘社長
=16日午後、東京都渋谷区

 一方で「スマホおかえしプログラム」は、2~3年の間で機種変更する、いわゆる「市場をリードする」ユーザー向けだという。対象となるハイスペックモデルのスマートフォン(指定以外のスマートフォンやケータイなどを除く)を36カ月分割払いで購入した場合に加入できる。

 ドコモが定める返却条件・査定条件を満たすスマートフォンをユーザーの都合いいタイミングで返却すると、最大で12カ月分の支払いが不要になる。従来の回線継続や同じ機種を使い続けるいわゆる「縛り」がないのは意外であるが、ユーザーにとっては歓迎すべきだろう。

 例えば、10万8000円のスマートフォンを36カ月分割払いで買ったとしよう。24カ月目になって、新しく端末を買い替えたい場合、このプログラムを利用してスマートフォンを返却すると、25カ月目以降の支払いが不要になる。つまり最大3万6000円の支払いが不要になるということだ。同プログラムを適用すると端末の実質負担金額が5万~7万円になるという。

 吉澤社長は、「新料金プランを掛け合わせることで、お客様1人ひとりにピッタリな組み合わせが利用できる」と話す。「シンプルでお得にドコモのスマートフォンをご利用いただければ」と強調した。6月1日から開始する。

 そもそもNTTドコモが同プログラム発表した背景には、改正電気通信事業法の対応がある。同法は10日の参議院本会議で、全会一致で可決、成立して、今秋に施行される見通しだ。スマートフォンなどの端末代金と月々の通信料金を切り分ける「分離プラン」の導入を携帯会社に義務化する。国内の通信料金は海外と比較すると高いことが背景にあり、携帯会社に通信料金の引き下げを施すのが狙いだ。

新サービスと2019年夏モデルを発表したNTTdocomo-=16日午後、東京都渋谷区

新サービスと2019年夏モデルを発表したNTTdocomo-=16日午後、東京都渋谷区

 NTTドコモは先月既に6月1日から導入する新しい通信料金のプランを発表していた。通信料金を最大で4割値下げするが、一方で端末の実質価格が上がってしまい、全体として料金が高くなってしまうのではないかという声が出ていた。同社も端末代金の負担軽減を検討していたが、今回このプログラムでその答えが出された形だ。

 KDDI(au)も13日に通信料金が最大4割安くなるプランを発表したばかり。これから更に携帯各社の通信料金と端末代金ともに値下げ競争が加熱しそうだ。
(デジタルメディア編集部・桑原孝仁)

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