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【大量閉店】ペイレス・シューソースが企業清算で最大級となる2,000店以上を閉鎖へ!

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■靴チェーンでかつて全米ナンバーワンだったペイレス・シューソースが企業清算を行う。2年前に倒産申請したディスカウントシューズチェーンのペイレス・シューソースは16日、企業清算で北米に展開する2,000店以上の店舗を閉鎖することを発表した。

フランチャイズや海外店は影響を受けない。ウォルマートやターゲット、オンラインストア等の安売りに押され、消費者の購買行動の変化に対応できなかった。

今のところ店舗スクラップとなる店舗数の正確な数字は明らかにされていないが、ニュースサイトによって2,100店~2,300店となっている。閉鎖される店舗数においてチェーンストア1社では史上最大級となるとみられている。なお同社のオンラインサイトでは販売をすでに停止している。

リアル店舗では17日から閉店セールを開始し、5月までにすべての店舗をスクラップする計画。

1956年創業のペイレス・シューソースは「1足買えば2足目が半額(あるいは無料)」など、靴を大量に大安売りするチェーンストアとして成長。出店ではショッピングセンターなど商業施設へのテナント出店を行っていた。

 昨年はトイザラスの企業清算や老舗デパートメントストアの消滅など大量閉鎖が相次いだが、今年に入っても閉店やスクラップのニュースが続いている。

婦人服チェーンでモールなどに出店するチコスFASは1月、向こう3年間で250店舗を閉鎖すると発表。同社は北米に1,400店以上を展開しており、2017年にも43店舗を閉鎖している。

先月倒産したデパートメントストアのショップコは251店舗をスクラップする。ショップコは3分の2となる過半数の店舗をたたみ再建を目指すのだ。

ティーンや若い女性向けのファッションを扱うシャーロットルッセ(Charlotte Russe)も今月初め連邦破産法第11条を申請し倒産した。49州に500店以上をモールにテナント出店しているショーロット・ルッセも100店舗近くとなる94店をスクラップする。

子供服チェーンのジンボリーは先月、2度目の破産法を申請した。ジンボリーは2年前の倒産時、当時の1,280店のうち375店を閉鎖した。再建のメドが立たないことで傘下の店舗を含め、残り900店すべてをスクラップとの話も出ている。ジンボリーがトイザラスの後を追うことも否定できない。

 調査会社コアサイト・リサーチによると、今年6週間で2,187店となる店舗閉鎖の発表があった。ペイレス・シューソースによる2,000店以上の店舗閉鎖で一気に2倍の店舗スクラップとなる。チェーンストアによる大量閉店が今年も続きそうだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカで起きていることは将来、日本でも起きます。チェーンストアによる大量閉店もアメリカほどではないにしても日本で必ず起きます。アメリカでは消費者による購買行動の変化によりチェーンストア理論が陳腐化、メルトダウンしています。購買行動の変化は「地殻変動」であり地表となる売り場では、この変化を見ることはできません。したがって日本からの視察グループもアメリカでの変化はすぐには気づけないのです。チェーンストアで成功した企業はさらにこの変化を察知できにくいでしょう。強烈な成功体験が見方を歪めてしまうからです。「実店舗や売り場は流通チャネルの一つ」という意味が分からないからです。「お店や売り場でお客は買い物をする」という前提が崩れていることが見えないのです。アメリカでは「まずは100店。次は200店を達成し、その次は500店」と店を増やすことのみを重視した経営は後退しています。
 お店がなくなることはありませんが「売り場はチャネルの一つ」という考えを持たないと変化に飲み込まれてしまいます。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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