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【ストップ&ショップ】無人移動コンビニカーをテスト!どん兵衛0円タクシーになる?

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■スーパーマーケットチェーンのストップ&ショップが16日、自動運転の無人・移動コンビニカーを使った実証実験を始めることを発表した。

ボストンで今春始まるのはオンデマンド&セルフ・ドライビングカーのロボマート(Robomart)を使ったもの。

ワンボックスのような流線形を帯びたロボマートは完全自動運転車だ。車両の側面には食品スーパーで陳列されているようにプロデュース・ラックが並んでおり、野菜や果物、ミールキットなどが陳列できるように冷蔵システム(保温システム)が搭載されている。

利用者はあらかじめロボマートの専用アプリをダウンロードし、支払い情報などを登録しておく。利用の仕方は、ウーバー・アプリのように、近くで走行している(もしくは待機して停まっている)ロボマートの手配から始める。ロボマートが到着すると利用者は、アプリを操作してロボマートのドアを開け、野菜や果物をピックする。

支払いはキャッシャーレスとなっており、RFIDとコンピュータービジョンにより選んだ商品を認識・記録され自動的に利用者に課金するとしている。

温度管理されている陳列スペースは70立法フィート(2立方メートル)で50~100品目を置けるという。電気自動車(EV)のロボマートは連続走行距離が80マイル(約130キロメートル)で最大スピードは時速25マイル(時速40キロ)となっている。

なお現段階では商品の料金から手数料まで料金設定等の詳細は明らかにされていない。

 スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーは昨年12月から自動運転車の開発を行うスタートアップ企業「ニューロ(Nuro)」と提携して自動運転車による当日宅配サービスの実証テストを開始している。

アリゾナ州スコッツデール地区にあるクローガー傘下のスーパーマーケット、フライズフードで始まったテスト運用は2台の完全無人運転車「R1」を使ったものだ。R1は長さ2.60メートル、幅1.10メートル、高さ1.80メートルのサイズで、トースターに車輪をつけた形状となっている。

R1は上部にあるカメラやレーダーなど様々なセンサーが機能しており、完全なドライバーレスのオートパイロットで動く。R1の車内は2つの部分からなり、それぞれ食料品の袋が6つまで入る。最高時速は時速25マイル(約40キロメートル)。

R1を使った宅配サービスの対象範囲は店から1マイル(1.6キロメートル)となる。送料は5.95ドル(約670円)でミニマムオーダー等の条件はない。念のためR1に後続車をつけ、リモートでコントロール可能なスタッフがフォローするようになっている。クローガーでは昨年8月から同地区でトヨタプリウスによる自動運転車の有人配送を始めていた。

 一方、ウォルマートも今月8日、スタートアップ企業「ユーデルブ(Udelv)」と提携し、自動運転車による配達サービスの実証実験を開始することを発表した。アリゾナ州サプライズ地区で来月にもスタートするテストはユーデルブのバン「ニュートン(Newton)」を使ったもの。

ユーデルブでは2世代目となとるニュートンは特定の場所でシステムが全てを操作する「自動運転レベル4」で、最高速度は時速60マイル(約100キロメートル)となっている。

ニュートンは最大400平方マイル(約1,000平方キロメートル)を走れることができ、コンパートメントの広さから最大32件の注文を宅配可能としている。なお2月から始まるテストではニュートンの運転席に人員を配置しての宅配サービスとなる。

ウォルマートはすでにグーグルの親会社アルファベットの自動運転車部門ウェイモと提携し、アリゾナ州フェニックス地区で店舗に顧客を送迎するサービスのテストを行っている。また昨年11月にはフォードモーターとのパートナーシップにより、自動運転車を使った宅配サービスに着手することを発表している。

 クローガーとウォルマートはネット注文した宅配サービスに自動運転車を使い、ストップ&ショップは移動販売に自動運転車を使うのだ。ネット注文では商品数が数万品目になるものの、野菜や果物などの生鮮品を利用者が選ぶことができない。移動販売ではアイテム数が極めて限定されるが、利用者は実際に商品を見て選んで買うことができる。同じ自動運転車でも今後、このすみ分けで利用者は使いこなすことになるだろう。

アプリのように、近くで走行している(もしくは待機して停まっている)ロボマートの手配から始める。ロボマートが到着すると利用者は、アプリを操作してロボマートのドアを開け、野菜や果物をピックする。支払いはキャッシャーレスとなっており、RFIDとコンピュータービジョンにより選んだ商品を認識・記録され自動的に利用者に課金するのだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。重くてかさばる加工食品を中心に注文数が多い場合は自動運転車による宅配サービス(クローガーはR1、ウォルマートならユーデルブ)を利用し、ちょっと切らした生鮮品2~3アイテムを買い物するにはロボマートを呼ぶということでしょうか。ただ、ロボマートでは商品の料金設定と手数料によって成否が変わってきます。ロボマートの場合、利幅の高いミールキットは別にして野菜や果物で得られる利益は1商品で数十セントしかありません。逆に生鮮品の料金を高くしすぎると気軽に利用できないということになります。ロボマートの利用にメンバーシップ制の導入も考えられますが、年会費でインスタカートやプライムと同程度というわけにはいきません。食品スーパーが儲けを目的にして、ロボマートを使うのは難しいと思います。したがって(今のところ)企業イメージ向上のためのキャンペーンや地域のフードデザート対策、被災者支援などの利用に限られると考えます。
 日本では乗車料金がタダになるDeNAの「0円タクシー」が開始されています。広告を付けたタクシーは街中を宣伝しながら移動することになるので運賃が無料になる仕組みです。それと同じように協賛企業を募って広告媒体としてロボマートを使うことも考えられますね。ド派手ドン引きどん兵衛ロボマートとか...


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/
アイキャッチ:後藤

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