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リフレ派はどこで間違えたか

鈴木 淑夫

日銀預金に“資金”滞留 自然利子率等の低下見落とす

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 日本には「リフレ派」と称するエコノミスト・経済学者の集団が居る。中心は、4月まで日本銀行副総裁をしていた元学習院大学教授岩田規久男氏である。岩田氏には昭和金融恐慌を研究した立派な業績があり、リフレ派の学者の多くも経済政策史が専門である。岩田氏に代わり、新しく日本銀行副総裁に就任した若田部昌澄早稲田大学教授もその一人だ。昭和恐慌の主因が、金本位制復帰に伴う無用な金融引き締めにあるという彼らの分析結果は、いま広く受け入れられている。

 戦後の日本経済でも、復興期は別として、3回の金融危機があった。1990年代前半のバブル崩壊後の金融危機、98年以降の大型金融倒産を含む恐慌的危機、2008年のリーマン・ショックに始まる世界同時金融危機、である。


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