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黒田日銀第1期を総括する

鈴木 淑夫

マネタリーベース急膨張 収益は好転、完全雇用も達成

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 黒田日銀第1期(2013年4月~18年3月)のマクロ経済指標が出そろった。ここで、第1期の異次元金融緩和とは何であったのかを改めて考え、次の動きを展望してみよう。

 黒田総裁は着任直後の13年4月、「2%の消費者物価前年比上昇率」を「2年程度の期間」で実現するため、「マネタリーベースの供給を2年間で2倍にする」(年間約60~70兆円増)という「2」並びの「量的・質的金融緩和政策」を打ち出した。その上で、これを実現するため、長期国債の買い入れ額を年間56兆円に拡大し、上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ額も増やした。

 続いて14年10月、マネタリーベースの年間増加額と長期国債の買い入れベースを、年間80兆円に引き上げた。


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