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【ターゲット】シプツの当日宅配サービスを中西部6州に急拡大!世界最先端もグチに?

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■ターゲットは31日、買収したオンデマンド買物代行・宅配サービスのシプツ(shipt)による宅配を中西部の6州に拡大することを発表した。クローガーなど大手スーパーマーケットチェーンを対象に拡大するインスタカートやホールフーズ・マーケットからのプライムナウ宅配サービスに対抗する。

ターゲットは6月14日からイリノイ州やインディアナ州などの主要都市で当日宅配を拡大。対象商品は食品や日用品、家電、玩具、ホーム関連の商品5.5万品目となる。シプツの利用は会員に限定されており、販促によりシプツの99ドルの年会費(月会費は14ドル)が49ドルに値下げされ、100ドル以上の買い物には15ドルのクレジット(値引き)がある。35ドル以上の買い物の場合、手数料は無料となる(35ドル以下は7ドルの手数料)。また一部の商品は店頭価格からマークアップされているという。

ターゲットは今年の年末商戦までにほぼすべての店舗で当日配送を可能にする計画を発表している。

ターゲットは昨年12月、2014年に創業したシプツを5.5億ドルで買収した。なおシプツはミシガン州を中心に中西部6州にスーパーセンターなど約240店を展開するマイヤーやテキサス州を中心に約400店を展開するスーパーマーケットチェーンのHEBからの宅配サービスを行っている。

 ターゲットが先月23日に発表した第1四半期(2月~4月期)では、客数が過去10年以上で最大の伸びになった。またキャッチアップしているEコマースも成長していることで売上に寄与した。売上高は前年同期比3.4%増となる167.8億ドル。純利益は減税効果で7.18億ドルと同5.9%の増加となった。

Eコマースの売上増に伴い粗利益率は前年同期の30.0%から29.8%と0.2ポイント減少。一般販売管理費率は20.7%から21.1%に0.4ポイント増加となり、営業利益は前年同期から10%近く減少した。営業利益率は前年の7.1%から6.2%になっている。

既存店・売上高前年同期比は3.0%の増加だった。前年同期は1.3%の減少だった。既存店ベースの内訳は客単価が0.6%の減少となったものの、客数が3.7%の増加となり、増加幅はここ10年以上では最大となった。天候不順により気温に左右される商品の売れ行きや悪かったが、食品や日用品などが牽引した。

Eコマースは前年同期比28%の増加となり、既存店の集客にも寄与したという。オンライン売上は第1四半期で売上全体の5.2%を占めるにいたっている。

 チェーンストアの宅配サービスは、クローガーやアルバートソンズ、コストコなど大手食品スーパー8社を含め食品スーパー200社以上と契約を結んでいるインスタカート、アマゾン子会社となったホールフーズから宅配サービスを拡大中のアマゾン・プライムナウ、ウォルマートと契約してアトランタから宅配サービスを拡大しているオンデマンド・デリバリーサービスのドアダッシュ(デリブやポストメイトとも提携)となっている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社の「最新!リアルとネットが融合するオムニチャネル戦略セミナー」では教科書となるテキスト資料を使っています。体系的にまとめたテキストブックがないと、日本より5年~10年進んでいるアメリカ小売業を視察しても混乱してしまうからです(売り場だけ見ても変化がわかりませんし)。IT&オムニチャネル・ワークショップによる体験と体系化した活字情報で理解しやすくなります。それにしてアメリカ小売業のオムニチャネル化のペースが速い!特にインスタカートなど、オンデマンド買物代行・宅配サービスの拡大ペースが速いため、テキスト資料のアップデートを頻繁に行わなければなりません。ミールキットやカーブサイド・ピックアップ、キャッシャーレスIT等の情報もよく刷新しています。更新したらまた新たにアップデート&修正しなおすこともしばしば。その分、当社クライアントは、世界最先端のオムニチャネルやIT事例等を学んでいただけるようになっています。
 宣伝になっていますが、若干グチも入っています(笑)。ターゲットのシプツの急展開でまた更新しなければなりません。それにインスタカート、プライムナウ、ドアダッシュ(デリブ&ポストメイト)、シプツの違いを理解しやすいようにそれぞれの情報を表にまとめる必要もありますし...


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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