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【モバイル決済】アップルペイよりスターバックス・アプリのモバイル決済者数が多い!

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■進化をし続けるアメリカの決済環境でフィンテック(FinTech)と呼ばれる決済革命も進んでいる。フィンテックとして一番有名なのがモバイル決済だ。アイフォンやアンドロイド系スマートフォンを利用してクレジットカード決済をしてしまおうというものであり、スマホ決済とも呼ばれている。

スマホ決済で一般的なのが、利用者のスマートフォン・アプリにバーコードやQRコードを表示させて、それをお店のPOSのバーコード・リーダー(スキャナー)で読み取らせて決済する方法だ。

もう一つの方法は、アップルの「アップルペイ(Apple Pay)」やグーグルの「グーグルペイ(Google Pay)」のように非接触型ICカードが埋め込まれているスマートフォンを使った決済方法だ。

一見すると様々なお店で使用できるアップルペイに比べて、店アプリによる決済は店が限られるため、利用者が少ないように感じる。しかし、最近発表されたデータによると、スターバックス・アプリにあるモバイル決済は、アップルペイやグーグルペイよりも利用者が多いことが分かった。

 調査会社eマーケッターによると、2017年のスターバックスのモバイル決済の利用者は2,070万人だった。ついでアップルペイの1,990万人となっており、スターバックスとは80万人の差となっている。またグーグルペイは930万人、サムスンペイは840万人だ。

2018年になるとスターバックスのモバイル決済の利用者がさらに増えて他を圧倒していく。アップルペイの2,200万人に対してスターバックスが2,340万人と、その差は140万人に膨れるのだ。またグーグルペイは1,110万人、サムスンペイは990万人となっている。

2022年にはスターバックスのモバイル決済利用者数が2,980万人と3,000万人近くに上り、アップルペイ(2,750万人)との差は230万人と開いていく。

スターバックスのモバイル決済利用者が多い理由は、導入が早かったことに利便性の高さ、使いやすさから使い続けているユーザー数が多いことなどをeマーケッターが挙げている。またスターバックスのモバイル決済を利用するとポイントが進呈され、ポイントが貯まると飲み物等に交換してもらえるメリットのあるロイヤリティ・プログラム「スターバックス・リワード(Starbucks Rewards)」が大きく貢献していることも明白だ。

アップルペイやグーグルペイでは利用可能なスマートフォンが限られる一方、スターバックスのモバイルアプリはアイフォンやアンドロイド系スマートフォンでも利用できることもある。

 スターバックスによると、モバイル決済を含むモバイルオーダー&ペイは第2四半期(1月~3月期)で12%に達した。前期となる第1四半期(10月~12月期)では11%、前年同期は8%となり、増え続けている。それだけではないアプリ決済等を行えるスターバックス・リワード会員はアメリカ国内で売上の39%に達しているのだ。

 アメリカのフィンテックは利用者のメリットと深く結びついているからこそ普及が加速し進化もしているのだ。

トップ画像:スターバックス・アプリにあるロイヤリティ・プログラム「スターバックス・リワード(Starbucks Rewards)」のスクリーンショット。300ポイント中59ポイント(1ドル使うと2ポイント進呈)とあり、241ポイントでグリーンステータスからゴールドステータスになる。

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ゴールドステータスでフリードリンクなどのメリットがある。またゴールド会員は選ばれしものという優越感をくすぐる感情になる。

17年11月9日 – 【ウォルマート】、エッ、ウォルマートペイがアップルペイを抜く?利便性で抜いている!

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社コンサルティングセミナーの「IT&オムニチャネル・ワークショップ」ではモバイル決済のフィンテックについてもアドバイスしています。今後、日本の小売チェーンでもモバイル決済を導入することが増えます。そこでスターバックスやチックフィレ、パネラブレッド、ターゲットやウォルマート、さらにはインスタカートまで様々なフィンテック・ケーススタディを実演し示しながら「我々はどう改善して、何をすべきなのか?」と問い、客数と購入頻度、客単価を上げるような一歩進んだモバイル決済を行うようアドバイスしています。モバイル決済を少しだけ工夫し差別化することで、他社よりも一歩抜きんでて売上を上げることができるのです。これは実演しないとわからないことなのですが、一般的なレジでの会計とモバイル決済では感情・感覚がまるで異なり、消費者心理に大きな違いがあるのです。ただこればかりは体験しないとわからないことなんですね。
 だから必ずワークショップなんです。「え、そのアドバイスを、ここで公表しないの?」にはクライアントの利益を考えて「いずれ」としておきましょう。


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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