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【ホールフーズ】LA郊外ロングビーチに新365!同じ丼もなぜ吉野家ではダメなのか?

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■ホールフーズ・マーケットは今月25日、ロサンゼルスでは3号店目となる「ホールフーズ・マーケット365(Whole Foods Market 365)」をオープンする。8店舗目となる365は、ロサンゼルス・ダウンタウンから車で30分のところにあるロングビーチ市(3881 Lakewood Blvd., Long Beach, CA 90808)にある。

 ロサンゼルス国際空港からも車で30分程度と近距離にある。店舗面積は780坪。365ロングビーチ店には、365サンタモニカ店にも入っている、オーガニックコーヒー・カフェの「グランドワーク・コーヒー・カンパニー(Groundwork Coffee Co)」に、アジア系レストランでオリジナル丼を提供する「イエローフィーバー(Yellow Fever)」も入店する。ホールフーズはロサンゼルス郊外に365シルバーレイク店(Silver Lake 365)を2016年5月、365レイクオスウィーゴ店(Lake Oswego 365)を同7月 365ベルビュー店を同9月にそれぞれオープンした。昨年4月にはテキサス州オースティン郊外(Cedar Park 365)に4店舗目、8月にはロサンゼルス郊外サンタモニカ(Santa Monica Pico 365)に5店舗目、9月にはオハイオ州アクロン(Akron 365)に6店舗目がオープン。また昨年末(12月6日)にはサンフランシスコ郊外コンコード地区の「ヴェランダ・ショッピングセンター(Veranda shopping center)」にオープンしている。一方で、365ベルビュー店は昨年10月、突然撤退した。撤退についてホールフーズは「決定は(昨年8月)アマゾンに買収される以前に、近くにホールフーズのある難しい立地と実績などを精査して決定した」と明かしている。7店舗目は今年1月、ニューヨーク市ブルックリンのフォートグリーン地区(292 Ashland Place Brooklyn, NY 11217)に約1,100坪でオープンしている。

 以前まで「365バイ・ホールフーズ・マーケット(365 by Whole Foods Market)」と呼ばれていたホールフーズ・マーケット365は、20代~30代のミレニアル層をターゲットに低価格で訴求する小型フォーマット。同社の割高なイメージからつけられたニックネーム「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」を払拭するため、野菜や果物に非オーガニックを大幅に導入。通常2.5万~3万品目の品揃えであるホールフーズに対して365は7,000~8,000品目と商品を絞り込み、プライベートブランド(PB)の比率もホールフーズの10%に対して365は40%にPBを増やし、お値打ち感を演出している。人件費を抑えるため、精肉ブッチャーなど店内加工を省きシーフードや精肉はプリパッケージのみとなっている他、デジタル電子棚札(Electronic Shelf Label)の導入やタブレット端末によるワイン説明など、これまで培ったエブリデー・ロー・コスト・オペレーションのノウハウを隅々にまで行き渡らせている。販促としてスマートフォンによるロイヤリティプログラム「マイ365リワード(My 365 Rewards)」も行われており、会員には毎日100品目が10%オフとなるディスカウントや「10個購入で1個無料」の数量割引も提供される。

トップ画像:昨年8月にオープンしたホールフーズ365サンタモニカ店。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカはラーメン・ブームです。ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市以外にもラーメンは浸透しつつあります。例えば、ヒューストン郊外にあるHEBの新店にはグローサラントとしてラーメン屋が入店しています。グローサラントを早くから始めていたホールフーズでも一部にラーメンを提供しています。ただスーパーマーケットが提供しているグローサラントのラーメンとレストランのラーメンでは大きな違いがあります。ホールフーズなどのレストランにはうま味調味料で、いわゆる味の素の「グルタミン酸ナトリウム(MSG)」が使われていません。ホールフーズが販売している商品もMSGは使われていないのです。昨年には日清カップヌードルがMSGなしにしました。MSGなどの化学調味料はスーパーからどんどん消えているのです。ラーメンを販売しているHEBやホールフーズに行くと、クライアントにラーメンを食べてもらっています。

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いまやアメリカの日清シーフード・ヌードルやカップ・ヌードル・カレーも「MSG(味の素)は入っていません(NO ADDED MSG)」と訴求している。

⇒MSGが入っていないラーメンを食べてもらい、日本のラーメンとの違いを理解してもらうのです。感想を聞くと参加者の多くが美味しくないと答えます。これは見方を換えれば日本人はMSGに慣らされているということ。誤解しないで強調しておきますが、MSGが身体に悪く国が規制しているということはありません。MSGなどの化学調味料を抜きにするトレンドになっているのです。ロサンゼルス郊外のロングビーチ市にオープンするホールフーズ365にはアジア系でどんぶりを提供するイエローフィーバー(Yellow Feverの意味は「黄熱病」、スラングとしての意味は悪口として「黄色人種を好む白人」とかなりパンチの効いた店名)が入店予定となっています。丼のメニューにはソウルとかトーキョー、シャンハイとアジアの都市名となっています。どんぶりといえば吉野家の牛丼ですが(私は好きです)、吉野家の牛丼ではアメリカのスーパーにはグローサラント出店できません。なぜならラーメン・スープのように、出汁にMSGが使われているからです。

 無添加の出汁にオーガニック牛にオーガニック玉ねぎを使った牛丼に、合成着色料や保存料を使っていないオーガニック紅ショウガをのっけて食べてみたいです(ごはんは田牧米でOK)。で、生卵には低温殺菌された殺菌卵(Pasteurized egg)を使えば、きっと価格は3倍のホールペイチェック丼!


「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/usretail/

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