ワシントン・タイムズ・ジャパン
«
»

黒田氏再任も難問山積の日銀

鈴木 淑夫

経済予測は希望的観測 方向性示せず独立性に疑問も

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 安倍晋三首相の意向により、黒田東彦日銀総裁の再任と、雨宮正佳日銀理事および若田部昌澄早大教授の日銀副総裁任命の人事案が国会に提示され、衆参両院で過半数を占める与党によって同意されようとしている。

 黒田総裁にとって、超金融緩和一本槍(やり)できた1期目とは異なり、2期目は難問山積である。いずれは本格的に取り組まざるを得ない非伝統的金融政策からの出口政策、異次元金融緩和の副作用である金融市場取引や金融機関経営の歪(ひず)みと金融システム・リスクの是正、管轄外とはいえ財政ファイナンスが生み出した財政規律弛緩(しかん)の立て直し。これらの課題は、第1期の政策姿勢を程度の差はあれ転換しなければ解決できないので、黒田総裁の気持ちのどこかに、第2期は次の人に任せたいという思いがあったとしても不思議はない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。