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守るべき中央銀行の独立性

鈴木 淑夫

短過ぎる政策委構成員任期 次期執行部の課題は出口政策

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 1942年(昭和17年)の戦時立法である旧日本銀行法の下で、戦後の金融政策は二つの大きな失敗を犯したと言われている。一つは「過剰流動性インフレ」を起こした72~74年であり、今一つは「バブルの発生と崩壊」を招いた87~90年である。そして二つに共通する背景は、旧日本銀行法に定められた金融政策に対する政府の指示権と、政府が持つ日本銀行総裁の罷免権であった。この二つがあるため、日本銀行は独自の判断で金融引き締め政策に転じることができず、政府の許可を得るのに時間がかかり、政策転換が遅れてインフレやバブルが高進してしまった。


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