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脱デフレは期待成長率次第

鈴木 淑夫

上昇したデフレーター

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫

 物価の基調を示す全国消費者物価(除生鮮食品、以下コア物価)の前年比が、昨年6月からプラスに転じ、11月にはプラス1・2%と1%台に乗った。昨年7~9月期のGDPデフレーターは、まだ前年比マイナス0・3%の下落であるが、これはGDPのマイナス項目である輸入のデフレーターが前年比プラス14・2%と大きく上昇しているためで、国内需要デフレーターは前年比プラス0・4%の上昇に転じた。

 物価の背後にある需給ギャップは、昨年4~6月期と7~9月期の実質GDPが前年比それぞれプラス1・2%、プラス2・4%と、いずれも潜在成長率の1%弱を上回っているので、供給超過は縮小しつつある。また、現金給与総額の前年比は昨年11月に前年比プラス0・5%とようやく前年を上回った。


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