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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 長谷山 崇彦
    長谷山 崇彦
    農学博士
    乾 一宇
    乾 一宇
    元防衛研究所研究室長
    加瀬 みき
    加瀬 みき
    米政策研究所
    茅原 郁生
    茅原 郁生
    中国安全保障
    濱口 和久
    濱口 和久
    防衛レーダー
    菊池 英博
    菊池 英博
    日本金融財政研究所所長
    小松 正之
    小松 正之
    東京財団上席研究員
    高永喆
    高永喆
    拓殖大学客員研究員
    新田 容子
    新田 容子
    サイバー安全保障
    岡田 真理
    岡田 真理
    フリーライター
    杉山 蕃
    杉山 蕃
    元統幕議長
    竹田 五郎
    竹田 五郎
    元統幕議長
    田村 重信
    田村 重信
    元自民党政務調査会審議役
    上岡 龍次
    上岡 龍次
    戦争学研究家
    呂 永茂
    呂 永茂
    南北戦略研究所所長

    吉川 圭一 rss (安全保障 シンクタンク)

    ライター一覧
    吉川 圭一

    一般社団法人日本安全保障・危機管理学会防災(JSSC)防災テロ対策研究会部会長、GLOBAL ISSUES INSTITUTE(GII)代表。GIIは日本では珍しい独立系政策コンサルティング事務所。2008年ころより米国の首都ワシントンDCにも拠点を持ち、 東日本大震災を契機にJSSCワシントン事務所長として、日本にも米国にあるのと同様な、危機管理専門の省庁を立ち上げるという方向での政策提言活動に邁進。 2016年末にワシントン事務所を一旦は閉鎖しJSSCより現職を拝命。 著書に、「911から311へ—日本版国土安全保障省設立の提言」「日本はテロを阻止できるか?」(近代消防新書)ほか。 GIIWebサイト:https://www.g-i-i.net/

    第三回トランプ=金正恩会談と日米安保破棄

     CNNが7月1日に配信した“Trump’s DMZ meeting with Kim kicked diplomacy back into gear”によれば、トランプ大統領はG20出席のため訪問していた大阪から北朝鮮の指導者金正恩にツイッターで面会を求めた。その翌日、軍事境界線まで迎えに来た金正恩に会うため、トランプ氏は米国大統領として初めて軍事境界線を乗り越えて北朝鮮に入国。金正恩と3回目の首脳会談を行った。

     どう記事によれば、このトランプ氏の行動は、外交専門家の間では批判的意見が多いという。このような首脳会談は、そこに至る外交専門家による実務会議の積み重ねがなければ、良い結果は出ないというのが、その批判の理由らしい。

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    予測は外れたか?―G20におけるトランプ=習近平会談を、どう見るか?

     私は「予測的中!―米国の対中関税強化政策の影に何があるか?」という記事の中で、トランプ大統領は習近平との会談で、アメリカ国内の景気を守り来年の大統領選挙を勝ち抜くために、中国製品の多くに課した25%の関税を下げる代わりに、ハイテク技術面における国家安全保障のため、ファーウエイ社問題を含む技術摩擦に関しては、これからヒト、モノ、カネの交流を、より制限して行くだろうと述べた。

     しかし6月29日に大阪で行われたトランプ=習近平会談では、アメリカは今までの制裁品に掛けた25%の関税を下げないが、中国は大幅な米国製農産物の輸入を行う。その代わりに米国は、ファーウエイ社に対する米国企業の部品等の販売を認め、また中国人ハイテク専門家が米国内で働いたり研究したりすることが容易になるようにする配慮にも言及したという。さて私の予測は外れたのか?検証して見たい。

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    国防長官交代とイラン攻撃そして日米安保破棄(?)

     ワシントン・ポストが6月21日に配信した“After calling off strikes on Iran, Trump suggests patience”によれば、トランプ大統領は同日、イランへの空爆命令を10分前に取り消したという。そもそも空爆自体が、アメリカの無人偵察機が国際空域でイランによって撃墜されたためであったが、それは逆に見ると人命の犠牲がなかったことを意味する。だが大統領が攻撃30分前に受けた状況説明では、150人のイラン人が死亡する可能性が高いと分かった。そこで相互の受けた被害のバランスを考えたトランプ氏は、攻撃命令を取消したという。これが本当なら大統領の耳に早めに入っていなければならない情報が、土壇場まで入っていなかったことになる。

     CNNが5月23日に配信した“Tensions rise between Pompeo and Bolton”によれば、ボルトン大統領補佐官とポンペオ国務長官の間に溝があるという。両者ともイランや北朝鮮等に関して超タカ派であることに変わりはないが、ポンペオ氏が外交官的な協調性を重視しているのに対し、ボルトン氏は声高に自らの理想を叫び続けるタイプ。そこでボルトン氏は、ポンペオ氏を含む高官が出席しない専門家会議を開催することが多い。それは決定の迅速化にも繋がり、トランプ氏の好む行き方でもある。しかし同時に、トランプ大統領の耳に入る情報が、事前にボルトン氏の好むものに厳選されてしまう危険性もある。私見だが6月21日の状況も、これが何か影響していた可能性もあるように思う。何れにしても同記事の最後は“彼らの関係の真の試練は、中東でもベネズエラの状況でも、国際的な危機が発生した場合に起こり得る”と結んでいる。

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    トランプ大統領の逆襲―ヒラリー逮捕はあるか?

     FOXが4月18日に配信した“Media-Democrat complex whines over AG Barr’s press conference on Mueller report release”によれば、バー司法長官は同日に記者会見を開き、ロシア疑惑に関するムラー特別検察官報告書の、ほぼ全文を公開した。この記者会見の要点は、

    1、2016年の米国大統領選挙を巡ってロシアとトランプ陣営との共謀はなかった。

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    アメリカ人とは誰か?―トランプ一家は二大政党制を解体できるか?

     Time誌が5月16日に配信した“President Trump Introduces Kushner Immigration Plan to Overhaul Green Card System”によると、トランプ大統領は同日メリット・ベースの移民政策―つまり高度技能者中心の移民政策に米国の移民政策を転換することを表明。これは既にカナダやオーストラリアで採用されているものである。そして記事の題名にもあるように、これはクシュナー顧問の発案だという。これは今までの既に米国に定住している人の家族を移住させる方式と異なるため民主党は反対。共和党も移民その数を減らさないため賛成ではないという。

     ところがリベラル系The Atlanticが“Trump’s Immigration Proposal Is a Step in the Right Direction”という賛成に近い記事を出していて、保守系のWSJが“Trump’s Immigration Progress”という反対に近い記事を出している。

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    予測は的中するか?―トランプ政権の第一目標は北朝鮮ではなくイラン―トランプとプーチンの地球儀外交

     拙著『救世主トランプー“世界の終末”は起こるか?』(近代消防社刊)の中で私は繰り返し“トランプ政権の真の標的はイランであり、それを解決するプロセスの中で北朝鮮問題も解決されるだろう。そのためにも米露の協力は重要である。”と述べて来た。その予測を裏付けるような動きが5月に入ってから起こり始めた。それに関して詳述したい。

     USA TODAYが5月10日に配信した“Trump’s North Korea diplomacy looks troubled.It may not mean war”によれば、北朝鮮は5月の4日と9日に弾道ミサイルを発射した。これは同記事によれば、ロシア製イスカンダル・ミサイルだった可能性が高い。これは米国のミサイル防衛システムを掻い潜る性能を持っており、そういう意味では極めて脅威は高い。しかし射程距離は200マイル。つまり韓国(および在韓米軍)に脅威を与えるものではあっても、日米に脅威を与えるものとは言えないのである。

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    予測的中!―米国の対中関税強化政策の影に何があるか?

     米国トランプ政権は5月10日、中国からの2000億ドル分の輸入品に従来の10%を上回る25%の関税を掛け世界に衝撃を与えた。しかし、それは拙著『救世主トランプー“世界の終末”は来るか?』(近代消防社)の中で予測した通りだった。その問題に関して詳述し今後に関して考えて見たい。

     確かにFOXが5月11日に配信した“For Trump, the China trade war began long ago □ and this is a war he’s determined not to lose”によれば、アメリカの対中貿易赤字は、WTOに中国が加盟した2001年には1180億ドルだったのが2018年には4190億ドル。しかしカナダの年間アメリカからの輸入額は2980億ドルなのに対し中国は1200億ドル。中国はカナダの30倍の人口であるにも関わらず…。これは中国が国内での米国企業の活動に制限を設けているためである。これが“不公正”なことは言うまでもない。

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    AKBによる世界支配戦略

     AKBグループ新潟支店を巡る諸問題には収拾が付かない。このままではAKBグループが解散に追い込まれるのではないかと言う人も多い。しかし今の状況は秋元康氏がAKBによる世界支配戦略を実現するための自作自演の部分も大きいのではないか?それに関して詳述して見たい。

     そもそもAKBグループの運営会社AKSは、秋元氏と彼の友人数名が設立したものだ。友人達の経歴にブラックな部分がなかったとは言えない。しかし、そうだからこそ初期のAKBは、サプライズで人々を非日常の世界にいざない精神を解放させるという、エンターテイメント事業の本来の目的を果たしていた。

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    不祥事企業は壊死から再生できるか?

     表題の件に関し、また私独自のAKB論として考えて見たいと思う。国民的アイドルと言われたAKBが今、存亡の危機に立たされている。それは昨年の総選挙の時に名古屋支店、今年の1月に新潟支店で起こった不祥事というより、それに対するAKB運営会社の対応失敗によるものである。特に3月22日に行われたAKB運営会社の第三者委員会の報告書に基づいた記者会見は噴飯ものだった。会見に出て来た会社の責任者が、そもそも第三者委員会の報告書の内容を把握していなかったのか、記者団から鋭い質問を浴びせられ、まして途中から不祥事の被害女性がツイッターで会社責任者の発言の矛盾を追求する等、不祥事対応失敗の重大な前例になる程であった。

    つまりAKB運営会社としては、何とか時間稼ぎをして事件の風化を計り、今の時代で要求される説明責任を全く果たそうと考えていなかったのではないかと思われる。これは昨年の名古屋も同じである。しかし時間稼ぎをしているうちに色々な情報がネットで出てしまっていたのである。そのような時間稼ぎ戦術や不祥事関係者の不処分といった、世間から不信を買うようなことになってしまった大きな原因の一つとして、AKBの各地方支店等が地元の利権に深く関係し過ぎて、その関係者を守らねばならないという問題があったのではないかと思われる。

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    日本は優秀な人材の海外流出を阻止できるか?

     表題の件に関して考えて見たいと思う。しかし私は経済が専門家ではないので、そこで久しぶりに私独自のAKB論として論じてみたい。今までの私のAKB論を読んでくださった方なら、AKBを題材にしているだけで、非常に真面目な内容の現代社会論であることは、ご理解いただけているものと思う。

     最近のAKBでは、女性同士のライバル抗争に破れた人は、AKBはおろか日本の社会から出て行かねばならなくなっている。去年の選挙に負けた宮脇咲良、3代目総監督指名競争に破れた高橋朱里。そういった比較的選挙の順位の高い人がーである。いかに今のAKBが組織内ゼロサム化しているかということだろう。1970年代半ば以降の日本の民間企業と同じである。

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    トランプ大統領と「反理性」主義

     『救世主トランプ―“世界の終末”は起こるか?』(近代消防社)という書籍を出版し、3月25日に内容に関する講演、その後に懇親会を行った。書籍の内容は、トランプ米大統領は理性一辺倒の既存の官僚的政治と、それによる経済グローバル化等による格差拡大、そして民族精神の疎外と闘っている救世主的政治家だというものである。

     そのような内容を講演で説明させていただき、その後の懇親会で多くの方々から質問を受け、それに私なりに自分の考えを整理して回答させていただいた。その結果として私のトランプ政権に関する認識も広がり、もし次に同様の本を書くとしたら、より良いものが書けそうに思った。

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    トランプ大統領は米中会談で関税を上げるか?

     アルゼンチンで開かれたG20と同時に2018年12月1日に行われた米中首脳会談で、いま10%の関税を掛けている米国が中国製品に対し10%の関税を掛けているが、それを25%に上げる予定を2019年2月末まで90日延期することになった。しかし、その90日の間に中国の(軍事転用可能な)ハイテク技術を米国から違法に入手するようなことや米国へのサイバー攻撃を停止する話し合いが付かなければ、やはり関税は25%に上げるという(例えばワシントン・ポスト12月1日配信“U.S. and China agree to new talks as Trump pulls back on tariffs”)。やはりトランプ政権の対中関税政策は軍事的側面が強いのである。

     トランプ大統領は2019年2月24日、関税の引き上げを延期し、3月中にも習近平主席と米中会談を行うと発表した。この約3ヶ月の間に中国は、大豆等の輸入の大幅な増加や、知的財産権保護の国内法整備を約束しており、それらが実現するならば米国内の輸出産業の景気や輸入品消費者物価それらの影響を受ける株価を考えても、トランプ大統領が一定の合意に達する可能性はある。

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    メキシコの壁を巡る攻防は、トランプの失敗か?

     2019年2月14日、米国上下両院は、予算案を通過させた。その中には国境警備強化のための予算が、トランプ大統領がメキシコ国境との壁建設のために求めていた57億ドルではなく13億7500万ドルしか盛り込まれていなかった。しかしトランプ大統領は、昨年末から30日以上も続いた政府閉鎖に対する批判に配慮して、その予算案に署名。その代わりに国家非常事態を宣言し、軍の建設予算や軍や財務省の違法薬物対策予算等を付け替えて、およそ80億ドルの予算を国境の壁建設に使う方針を示した。これは当然、民主党等から今後、訴訟等を起こされる可能性がある。

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    トランプは税制改革で民主党を分断するか?

     The Hillが2月9日に配信した“Trump divides Democrats with warning of creeping socialism”によれば、トランプ大統領が5日の一般教書演説で“米国に社会主義の脅威が迫っている”と述べたことは、見事に民主党を分断したようである。この演説に共和党議員と共に立ち上がって拍手した民主党の議員もいれば、座ったままの議員もいた。後者の中心がサンダースであり、その周りには彼の医療保険改革を支持する人々がいたことは言うまでもない。

     この言葉が日本でも報じられた、サンダース(の事実上ただ一人の)直系議員オカシオコルテス下院議員の“年収1000万ドル以上の高額所得者に対する税率を70%にする”という提言に対する反論であることもいうまでもない。しかし、この提案には医療保険改革派議員の一人ハリス上院議員でさえが、強い疑問を呈しているという。

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    シリア撤退と「新・米国の覇権」

     2018年12月19日に突如としてトランプ米大統領がシリアからの米軍2000人を撤退させると発表した。そしてトランプ大統領はアフガンからも1万4000人の米兵のうち7000人を撤退させる方針だという。

     これはトランプ氏の選挙中からの公約であった。トランプ氏は実は不法移民対策やインフラ整備等の国内問題に予算を多く使いたいのである。

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    米中間選はトランプの勝利だ!

     11月6日に行われた米中間選挙で、トランプ共和党は上院での過半数を維持したものの、下院では35議席以上を失って過半数を民主党に奪回された。これをもってトランプの“敗北”と考える人は多い。

     だが、中間選挙では現職大統領の政党は議席を減らすのが普通なのだ。権力のチェック・バランスを国民が求めるからだろう。例えば2010年オバマは上院で6、下院で63もの議席を奪われている。それに比べれば下院で減らしたが、上院では過半数51議席に上積みしそうな今回の中間選挙は、トランプ勝利と言ってもよい。

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    イラン、サウジ制裁の陰に潜む諸問題―中東戦争は、いつ起こるか?

     WSJが11月5日に配信した“5 Things to Know About New U.S. Sanctions on Iran”という記事には以下のように書かれている。

    「 11月5日午前零時(日本時間同日午後2時)過ぎに発動される制裁措置は、特にイランの石油、港湾、海運や造船、金融セクターを標的としている。金融セクターでは主として保険会社と、イランの一般銀行・中央銀行との取引が対象となる。

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    二つの凶悪事件と移民キャラバン問題の陰にいるのは誰か?

     中間選挙も近い10月下旬、トランプ大統領に批判的な一連の人々に、パイプ爆弾が送りつけられ、その犯人が逮捕された直後にピッツバーグのユダヤ教の教会堂で、11人が死亡する銃撃事件が起こった。それ以上に米国のメディアは、中米から米国に向かう約7000名もの移民キャラバンの問題を取り上げている。

     以上の諸件には繋がりがある。実は今、米国で移民キャラバンに財政支援を行い、裏で操っているのは、ジョージ・ソロス氏であるという噂が流れているのである。

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    中東大戦は近いか?―サウジ国籍ジャーナリスト行方不明事件の深層

     サウジ国籍のジャーナリストであるカショギがトルコ国内のサウジ領事館内で行方不明になった問題は、米国メディアでは大きく取り上げられており、トランプ氏と娘婿でホワイトハウス上級顧問のクシュナー氏による、イスラエルと穏健派中東諸国の協力でイランを抑えるという中東政策の失敗だという論調が多い。だがトルコで拘束されていた米国宗教保守派の牧師の解放問題との関係性で見ると、違った見方も出て来るように思う。

     ワシントン・ポストが10月12日に配信した“U.S. pastor Andrew Brunson leaves Turkey after being detained for 2 years”によると、トルコ政府は牧師釈放と引き換えに、カショギ氏行方不明事件に関する情報をサウジに要求するに当たって米国の支援を受けたいと言っている。またトルコは、イラン石油の約50%を購入しており、またロシア製S400防空ミサイルを購入してロシアに接近して来たため、アメリカから軍事援助の一部を停止され、また8月にはトルコ制の鉄鋼やアルミへの関税を2倍にされる等の制裁を受けてトルコ通貨リラが暴落していた。これらの制裁の解除も、牧師解放によって実現する可能性がある。

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    米中戦争は、いつ起こるか?

     日本でも報道されたが、BBCが10月2日に配信した“Chinese ship forces US destroyer off course”という記事によれば、アメリカ海軍が中国の不当な領土、領海的主張に対抗するため南シナ海で行なっていた「航行の自由」作戦による、中国が領土と主張する島々から国際法上の領土として認められる12海里以内を通過する作戦を行っていた米海軍駆逐艦に対し中国海軍の船が異常接近した為、米駆逐艦は進路変更を余儀なくされた。

     この記事でも触れられているが、NYTが9月30日に配信した“China Cancels High-Level Security Talks With the U.S.”という記事によれば、中国はマティス国防長官と10月中旬に行う筈だった年次安全保障会議の中止を申し入れたばかりだった。それは激化する一方の貿易戦争、ロシアから兵器を購入した中国企業への制裁、台湾への3億ドル以上の兵器関連物資の売却そして9月26日に米国の爆撃機が南シナ海上空を飛行した等々の件が原因ではないかと考えられる。

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    トランプ大統領の薬物対策演説―共和党が医療保険充実化積極、民主党が地球温暖化阻止消極の政党になる

     ホワイトハウスのホームページによれば、トランプ大統領は9月24日午前、国連総会での演説の前に国連ビル内で開かれた“Global Call to Action on the World Drug Problem”でも演説し、麻薬等の薬物問題に対処するため世界の国々が団結しようと呼びかけたが、その中で自国のオピオイド(鎮痛剤)問題に関しても言及している。

     実はWSJが9月25日に配信した“Cocaine, Meth, Opioids All Fuel Rise in Drug-Overdose Deaths”という記事によれば、アメリカでは今、合法的に処方された鎮痛剤の過剰摂取で死亡する人が、10万人に対して4人に近く、これは10万人に対して過剰摂取で死亡する人が4.5人のヘロインに次ぐものであり、大きな社会問題になっている。そこでトランプ大統領は、CNNが昨年10月26日に配信した“Trump declares opioid epidemic a national public health emergency”という記事によれば、この問題に対して「国家公衆衛生非常事態」を宣言。対策のために多額の予算を付ける方針を表明している。その対策の中には違法鎮痛剤が例によってメキシコ国境を越えて運び込まれているので、それへの対策等が大きく謳われている。

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    トランプ大統領国連演説の意義―対イラン戦争は、起きるか?

     トランプ大統領は9月24日、国連総会で演説した。米国でも日本でも、彼が会場から笑い者にされたような報道が、主流メディアでは多い。しかしThe Federalistが9月27日に配信した“The Media Only Reported Trump’s Gaffes, So Here’s What He Said At The United Nations This Week”という記事によれば、トランプ氏は会場を和ませるユーモアを言ったようにも理解できる。そして同記事は、そのような部分だけを報じた主流メディアを批判し、その演説の中身の重要性を理解するべきであるーと主張している。

     それに関してはヘリテージ財団が9月25日に配信した“7 Top Takeaways From Trump’s UN Speech for Friends and Foes Alike”が、最も良くまとまっていると思うので、同報告とネットで読める演説全文を参考に以下に解説して見よう。

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    バノン派の逆襲は、あるか?ー中間選挙、カトリック改革、アフガン民間軍事会社派遣

     The Hillが9月13日に配信した“Bannon says right must support ‘RINOs’”によれば、バノン氏と共和党主流派との関係は改善しつつあるようだ。彼は共和党主流派系の中道穏健派候補で選挙区の関係者からも“名ばかり共和党員”と揶揄されるような候補者のためでも、いまは必死に選挙応援を行っている。それは下院で共和党が過半数を割ることで、トランプ大統領が弾劾され、トランプ氏の改革政治が中断しないようにするためだという。彼は、そのために“Citizens of the American Republic”という団体を立ち上げ、その有力関係者25人が既に、“臨戦態勢”に入っているという。

     バノン氏はトランプ大統領本人とはもう接触していないと言い張っている。しかし、少なくともトランプ氏周辺の人々とは接触している可能性は高い。そして彼に未だ反感を持つ人々は、彼の今の活動はトランプ大統領周辺への復帰が目的ではないかと考えている。だが、彼は今だに「自分は共和党主流派は嫌いだ!」と公言している。

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