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宮城 能彦 rss (沖縄関係者)

ライター一覧
宮城 能彦

昭和35年(1960年)沖縄県那覇市生まれ。琉球大学、兵庫教育大学大学院卒業。現在沖縄大学教授。専攻は村落社会学、地域社会学、共同体論。著作多数。

社会を分断する新型コロナ

沖縄大学教授 宮城 能彦

 新型コロナはますます猛威を振るい社会を分断している。

 「このままではアメリカのように多くの死者が出るのも時間の問題」という「専門家」もいれば、「そのまま収束する」という「専門家」もいる。「新型コロナ」がいかに恐ろしいウィルスであるかと連日報じていたテレビも、次第に異なる「専門家」の意見も紹介するようになった。

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コロナ禍で取り残された大学生

沖縄大学教授 宮城 能彦

 新型コロナに関する情報が錯綜(さくそう)し、国民はもう何を信じていいのか分からない状態である。テレビは相変わらず危機感だけを助長して国民を不安にさせているし、一方ネットで情報を集めると、PCR検査を増やすべきだと主張する「専門家」から、意味がないとする「専門家」まで、相反する意見が飛び交っている。

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ネット環境整備で過疎化対策を

沖縄大学教授 宮城 能彦

 今、多くの大学でZoomやTeamsを使った遠隔授業を行っている。しかし私は動画での配信は行っていない。いや、行うことができない。なぜなら、私たちの想像以上に、パソコンや自宅にWi―Fi環境がない学生が多かったからである。

遠隔授業で格差顕在化

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大学でタブー視される軍事研究

沖縄大学教授 宮城 能彦

 新型コロナウイルスが猛威を振るっている。

 私が住む沖縄県では、3日17時現在の県保健医療部による日報によると、感染者数11人で既にうち3人の入院勧告が解除されている。

 新型コロナウイルスについての研究が早く進むことを願うばかりである。

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日本の大学入試の問題点

沖縄大学教授 宮城 能彦

 今回が最後だと言われる大学入試センター試験が終わった。

 しかし、来年度から新しく始まる大学入学共通テストに関して、かなりの混乱が生じている。

 大学入試や高等教育システムについては、これまで何度か書いてきたが、ここで日本の大学入試の問題点をまとめておきたいと思う。なぜならば、日本の大学入試について相変わらず本質的な議論がなされていないからである。

知識不足で思考力低下

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首里城火災で感じた戸惑い

沖縄大学教授 宮城 能彦

 首里城が炎上してしまった。

 10月31日の早朝、私もこのニュースで起き、首里城正殿が燃え落ちる映像をリアルタイムで見てショックを受けた。

 戦後、沖縄県民の長年の夢であった首里城の復元工事がほぼ終わりかけた直後だっただけに、沖縄県民が受けた衝撃は計り知れない。泣き出す若者も少なくなかった。しかし、その後のあまりにも早い展開に私はかなり戸惑っている。

半日たたず「お金の話」

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「学ぶことは楽しい」の復権を

沖縄大学教授 宮城 能彦

 小中高校生を持つ母親から相談を受けることがたまにある。ほとんどは、「うちの子がもっと勉強するようになるには、どうしたらいいのでしょうか」という相談である。

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埋め立てで面積広げた沖縄

沖縄大学教授 宮城 能彦

 私は沖縄県浦添市の出身である。浦添市は那覇市の北東、東シナ海に面する市であるが、海岸のほとんどを米軍基地(キャンプ・キンザー)が占めており、私たち市民が行ける海岸は牧港のカーミージーと呼ばれる地域などわずかであった。

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なぜ沖縄に広大な米軍基地が

沖縄大学教授 宮城 能彦

 モノゴトは立場や角度を変えてみると全く別のものに見えてくる。あるいは、立場を変えて見たり考えたりすることで全く正反対の印象を受けることがある。これは、メディア・リテラシーの基本であることは言うまでもない。

 新聞記事を読んでいると、見出しと本文記事が微妙に異なることがたまにある。それは、編集者が意図していることもあれば無意識にそうなってしまったこともあるだろう。

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発想の転換なき大学入試改革

沖縄大学教授 宮城 能彦

 2020年度から大学の入試の方法が変わるらしい。

 大学で勤めているのにもかかわらず「らしい」などという表現を敢(あ)えてしたのは理由がある。

 結論から先に言えば、二つの意味で私にとっては現実味がないからである。

 一つは、東大・京大という旧帝大レベルの受験生、少なくとも国立大学に入学するようなレベルの受験生を想定しているようにしか思えないから。

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沖縄の県民投票実施に疑問

沖縄大学教授 宮城 能彦

 玉城デニー沖縄県知事は11月27日に名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を来年2月14日告示、同24日投開票と発表した。

 「県民が意思を示す非常に重要な機会であり、意義は大きい。一人でも多くの人に参加していただけるよう、投票を呼び掛けたい」(沖縄タイムス+プラス11月27日)ということである。

 今回の県民投票にはそれを実施する市町村にかなりの温度差がある。

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玉城新沖縄県知事への不安

沖縄大学教授 宮城 能彦

 ご存じの通り、9月30日に投開票された沖縄県知事選では、前自由党衆院議員の玉城デニー氏が、自公が全面支援した前宜野湾市長の佐喜真淳氏らを破って初当選を果たした。玉城氏の39万6632票に対し、佐喜真氏は31万6458票という大差であった。

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学生の就活に教員も関与を

沖縄大学教授 宮城 能彦

 大学生の就職状況は相変わらず好調である。私が所属する大学の4年生も次から次へと内定をもらっている。しかし、手放しで喜べないこともある。それは、優秀で明るく社交性もあり向上心が高い学生ほどなかなか就職が決まらないということだ。

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論理性欠く沖縄「平和教育」

沖縄大学教授 宮城 能彦

 今年も沖縄の終戦記念日である6月23日がやってきた。

 糸満市摩文仁の平和祈念公園では今年も県と県議会が主催する沖縄全戦没者追悼式が執り行われ、安倍晋三首相や翁長雄志沖縄県知事をはじめとした県内外からの遺族や関係者ら約5100人が参列したという。

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AIの時代に必要な教育

沖縄大学教授 宮城 能彦

 先日、高校の先生から興味深い話を聞いた。

 高校生たちが真剣に「将来なくなってしまう仕事は何か」と議論しているというのである。最近よく話題になる人工知能(AI)の話である。「AIに取って代わってしまうような職業を目指しても仕方がない。では、私たちは何を目指せばいいのか」という不安が私たちの想像以上に高校生にはあるという。

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沖縄問題の受益圏と受苦圏

沖縄大学教授 宮城 能彦

 私は個人的には普天間基地の名護市辺野古への移転は反対である。そう書くと多くの人たちは驚くのだろうか。しかし、多くの沖縄県民は同じ心情だと思う。例えば、先日の名護市長選挙で渡具知氏を支持した人たちも同じである。その沖縄県民の「心情」を理解しようとしない限り、沖縄問題は理解できない。

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田舎暮らしを考えてみる

沖縄大学教授 宮城 能彦

 調査や学会などで、いわゆる「田舎」に行くことが多い。そこでいつも感じることは田舎の人たちの親切さと勤勉さである。

 調査をさせてもらっている私がお世話になっているのにもかかわらず、「これおいしいから食べて」「これお土産に持って行って」と手作りのお菓子や野菜や果物をもらうことも多く、いつも恐縮している。

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やり直せる社会の実現を

沖縄大学教授 宮城 能彦

 学校という、世間から隔離されている温室の世界で仕事していると、世の中の動きを身体で感じることが少なくなっていく。

 私の場合は村落や街に出て人々から話を聞かせてもらうフィールドワークを仕事にしているので、まだ世間との接点はある。しかし、それも結局「観察者」としての接点であり、そこで生きて生活している人の感覚とは程遠いのだと思う。

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映画「ハクソー・リッジ」を見て

沖縄大学教授 宮城 能彦

 去年の末ごろから、沖縄本島中部にある浦添城址(じょうし)に行くと、私服姿のアメリカ兵やその家族を見掛けるようになった。同じ沖縄本島でも、沖縄市やうるま市とは異なり、南部地域や那覇市・浦添市で米兵を見掛けることは珍しい。

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沖縄への誤解に冷静な対応を

沖縄大学教授 宮城 能彦

 今年も5月15日の日本復帰記念日がやってきた。沖縄の主要2紙も例年通り特集を組んでいた。

 「復帰特集」の今年の特徴は、沖縄ヘイトが増えたことを強調したところにあるだろう。沖縄県民と本土との溝は深まるばかりで嘆かわしい。沖縄はもっと自己主張をして本土の人たちの沖縄への誤解を解くべく努力しなければならないという趣旨だ。

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存在意義問われる地方私立大

沖縄大学教授 宮城 能彦

 ここ数年、地方の私立大学、特にいわゆる「偏差値」が高くない大学の存在意義について議論されることが多くなったように思える。すなわち、低レベルの大学はいらないのではないかという議論である。

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「琉球語」復興運動の政治性

沖縄大学教授 宮城 能彦

 「琉球語」は日本語の「方言」ではなく独立した一つの「言語」である。

 沖縄において、最近またこのような主張が目立つようになってきた。その主張の根拠にしているのが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「言語」の基準である。

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作られた「人頭税」伝説

沖縄大学教授 宮城 能彦

 昨年、来間泰男の『人頭税はなかった』(2015年・榕樹書林)という本が話題になった。

 人頭税とは、近世沖縄八重山地方にあった税制であり、ひとり当たりいくらという過酷な税に八重山の民衆は苦しめられた。しかも、明治政府の琉球処分以降も放置され、そのために八重山地方の住民たちはその取り立てに苦しみ、反対運動の末にようやく廃止されたというのが通説である。

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