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長谷川 良 rss (コラムニスト フリージャーナリスト)

ライター一覧
長谷川 良

ウィーン在住ジャーナリスト。国連記者室から、ウィーンの街角から、国際政治にはじまって宗教、民族、日常の出来事までを思いつくままに。

北朝鮮では誰が「全てを失う」のか

 北朝鮮国防科学院報道官は8日、北西部・東倉里の「西海衛星発射場」で7日午後、「非常に重大な実験が行われた」と発表した。西側情報によれば「大陸間弾道ミサイル(ICBM)用のエンジン燃焼実験」と受け取られている。

 その直後、北朝鮮の在ニューヨークの金星国連大使は7日、「非核化はもはや(米朝)協議のテーブルから下ろされた」という声明を発表した。そして金英哲労働党副委員長は9日、「わが国にはもはや失うものがない」と述べ、米国トランプ大統領に対し警告を発している。

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聖母マリアは無原罪で生まれたか?

 12月8日は聖母マリアの「無原罪の御宿り(無原罪懐胎)」でローマ・カトリック教会の祝日だった。カトリック教国のオーストリアでは祭日で休みの日だが、今年は日曜日と重なった。振替休日制度がないオーストリアでは、国民は1日、休日を失ってしまった。

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日本人は「善きサマリヤ人」であれ

 TVをみていたら2014年公開された米映画「ネイバーズ」をTVで放映する予告が流れた。静かな住宅街に引っ越した夫婦の近くに男子学生グループが引っ越してくる。深夜までうるさい学生たちに悩まされ、夫婦が苦戦するコメディーだ。世の常で隣人といい関係を結ぶことは容易ではない。

 隣人同士だけではない。隣国同士の関係もそうだ。日本国民は今,嫌というほど経験しているだろう。日韓関係だ。お隣の国に反日の権化、文在寅大統領が就任して以来、「歴史上最悪の隣人関係」と呼ばれるほどになった。

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イランは核保有国入りしたいのか

 イラン最高指導者アリ―・ハメネイ師もハサン・ローハ二大統領も西側指導者との会談では常に「イスラムの教えと大量破壊兵器の製造は一致しない」と主張し、イランは核兵器製造の意図がないと説明してきたが、その発言の信頼性がここにきて揺れてきている。

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ナチスが奪ったユダヤの「本」を探せ

 ウィーン大学で2日、イスラエルのラマド・ガンに位置するバル=イラン大学哲学部のイサク・ヘルシュコヴィッツ教授(42)が“奪われた書籍を探して”というテーマで講演した。

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韓国国防相の強硬発言への深読み

 韓国の鄭景斗国防相は4日、全軍指揮官の前で、「強い力だけが韓半島の平和プロセスを支えることができる」とし、「訓練と実践はわが軍が存在する重要な価値」と述べたという。文在寅大統領が南北融和路線を走り出して以来、韓国軍最高指導者のこのような発言は久しく聞くことがなかった。感動する一方、「どうして今、韓国国防相は軍幹部たちを前に強硬路線を思わせる発言をしたのだろうか」と考えざるを得ない。

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ルシファーの前では「嘘」はダメ!!

 ①オーストリアの柔道家,ペーター・ザイゼンバッハ―被告(59)が2日、ウィーン地方裁判所で5年間の有罪判決を受けた。容疑は未成年者への性的行為などだ。ロサンゼルス(1984年)とソウル(1988年)の両五輪大会柔道86kg級で金メダルを獲得した被告は裁判では自身の容疑を否定した。控訴するかどうかは弁護士との協議で決める予定だ(「金メダリストの柔道家の『蹉跌』」2017年1月19日参考)。

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元気のいい「左派政党」の登場を願う

ドイツとオーストリア両国の社会民主党は支持者を失い、元気がなくなってきた。

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バチカン、信者献金を不動産投資に

 ローマ教皇フランシスコの4日間の訪日(11月23~26日)は日本国民に相対的にいい印象を残して幕を閉じた。日本のローマ・カトリック教会側が懸念していた聖職者の未成年者への性的虐待問題は教皇の訪日中には飛び出さず、もっぱら核兵器全廃、社会の多様性への理解などといったテーマが教皇のメッセージとして報じられた。

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文大統領、韓国の「今」を直視せよ!

 朴槿恵大統領は「歴史の正しい認識」を標榜し、その後任の文在寅大統領は「積弊清算」を主張してきた。いずれも生きている「今」ではなく「過去」を政権の政策の要に置いてきた。その結果、日韓関係は「戦後最悪」ともいわれる険悪な状況をもたらした。

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政党が破産寸前に追い込まれる時

 オーストリア社会民主党(SPO=前身社会党)の黄金時代、13年間君臨したブルーノ・クライスキー社会党単独政権(1970~83年)を体験した国民ならば、現在の社民党の不甲斐なさに驚くだろう。国民党に1度政権を奪われたことがあるが、戦後から常に政界の中核を占めてきた。銀行総裁だったフランツ・フラ二ツキー氏(首相任期1986~97年)が率いた10年間余りの社民党主導政権を最後に、社民党はゆっくりとだが、確実に政党としてのパワーを失っていった。イケメンのセバスティアン・クルツ国民党党首が政治の表舞台に出てきたことで、社民党の低迷は一層決定的となった。

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アンチ資本主義の後に何が来るか

 オーストリア代表紙プレッセ(11月26日付)に米プリンストン大学のハロルド・ジェームズ教授の「アンチ資本主義が時代精神」といったタイトルの論評が掲載されていた。非常に示唆に富む内容だった。教授は、「われわれは急激な科学技術と経済変遷に直面する一方、資本主義が世界的にその魅力を失ってきているのを体験している」と述べている。

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「チャウシェスク処刑」から30年目

 ルーマニアで24日、大統領選の決選投票が実施され、中道右派「国民自由党」(PNL)が支援した現職のクラウス・ヨハニス大統領(60)が左派の社会民主党(PSD)党首のビオリカ・ダンチラ前首相を破り再選された。先月、ダンチラ政権は不信任案が可決され崩壊したばかりだ。

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故郷に錦を飾れない「教皇」の悩み

 このコラムが掲載される頃はフランシスコ教皇はイタリアへの帰国途上だろう。いつものように機内で随伴記者団との会見が行われているかもしれない。82の高齢フランシスコ教皇にとって10時間以上の飛行機旅は大変だっただろうと推測する。日本国民の一人として教皇の訪日を感謝したい。教皇の訪問で慰められ、励まされた日本人も多かっただろう。

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法王から見た日韓の「道徳」の違い

 ローマ法王フランシスコは23日午後、最初の訪問国タイでの全行事を終え、次の訪問先の日本に到着した。23日から26日まで4日間の滞在期間中、長崎、広島の原爆被爆地を訪問し、東京では記念ミサを開催するほか、今年5月に天皇に即位された徳仁天皇陛下を謁見訪問し、安倍首相ら政府関係者らとも会見する。ローマ法王の日本訪問は故ヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりだ。

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南太平洋の島ツバルを中国から守れ

 バチカンに次いで人口が少ない国家、南太平洋のエリス諸島の島国ツバルという国名を始めて聞いた。オーストリア国営放送の公式サイトに22日、「ツバルが中国の人工島建築計画を拒否した」という見出しの記事が掲載されていたからだ。

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日本は韓国のサンドバッグでない

 日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延期が決まった。GSOMIA破棄を一方的に表明した韓国の文在寅政権にとって今回の破棄の撤回決定は大きな試練だったかもしれないが、正しい決定だ。

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ヒトラー生家が警察署に生れ変わる

 オーストリア内務省は19日、同国オーバーエスタライヒ州西北部イン川沿いのブラウナウ・アム・インにあるアドルフ・ヒトラーの生家を警察署に改築して利用することを決定したと明らかにした。ヒトラーは1889年4月20日、その生家で4男として生まれた。

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法王、訪日で袴田死刑囚と会見へ

 バチカン・ニュースが16日、明らかにしたところによると、23日から26日のフランシスコン法王の訪日中、東京で元プロボクサーの袴田巌死刑囚(83)と会見する予定だ。同死刑囚は1966年、静岡県清水市で起きた強盗犯人放火事件(死者4人)の犯人として死刑判決を受け、45年間以上、東京拘置所に収監拘束されてきた。死刑囚として世界で最長収監拘束記録としてギネスブックに一時記載されたほどだ。同死刑囚は2014年、DNA鑑定で犯人ではないことが判明して死刑執行が停止され、釈放されたが、再審はこれまで拒否されているから、死刑囚の立場は変わらない。ただし、バチカン側は元死刑囚と呼んでいる。

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考古学者は「神」を発見できるか

 最近は目を余り使わないようにするためテレビよりラジオのスイッチを入れ、ニュースや音楽を聴く機会が増えた。先日、午後1時のニュース番組後、最近の考古学の発展についてDNA鑑定の現状などを専門家に聞く番組だった。

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ザイ・フライ(煩いから解放されよ)

 スイスに関するニュースや情報を発信しているウェブサイト「スイスインフォ」によると、ホームシックはスイス人の200年前の国民病だった。「牧人の歌に故郷への思いを馳せ、スイスの代表的児童文学作品『アルプスの少女ハイジ』の主人公の少女もこの病に悩まされた」という。

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ビロード革命とその「30年後」

 チェコの首都プラハで16日、約25万人の市民がアンドレイ・バビシュ現首相(65)の辞任を要求する反政府集会を開いた。チェコでは今年4月ごろから反政府デモが頻繁に行われ、6月には「ビロード革命」後、最大規模の30万人の反政府デモ集会が行われたばかりだ。デモ参加者たちは、バビシュ首相が欧州連合((EU)からの補助金を自身の企業に投資するなど、権力の悪用と腐敗が著しいと批判すると共に、共産党(KSCM)の黙認を受けて維持するバビシュ少数政権(右派「ANO2011」と社会民主党の連立政権)の総辞職を求めている。

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文在寅大統領、歴史に汚点残すな!

 先輩記者が昔、「後日説明しなければ読者が理解できないようなコラムや記事を書くな」と言っていた。今回はその先輩の忠告を無視して、あえて説明を試みた。この欄で15日、「GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)破棄撤回へのシナリオ」を書いたが、批判を受けた。多くのコメントの指摘はある意味で正しいと受け取っている。

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